古材を使ってみました。男前リノベ&リフォームの実例、大集合
大人気の古材。床や壁に使いたい! DIYで家具をつくりたい! という人たちが増えています。古材や足場板の古びた味わいはユーズド家具やアルファベットサインとも相性がよく、男前インテリアや西海岸インテリアを実現するのにぴったりの素材。
古材を効果的に取り入れたリノベーション&リフォーム実例をくわしく紹介します。
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古材の床がかもし出すヴィンテージ感がたまらない!
古材ってなんだか憧れます。中古マンションをリノベーションして暮らすなら、古材や足場板を使ってみたい、そう考える人が増えています。
古材は、言葉通り、古くなった木製建材のこと。床材に使うものもあれば、梁や柱に使われていたような角材も含まれています。古材のメリットはやはり特有の味わい。経年変化を経た木は日に焼けた色合い、シミ、割れなどがあり、それがカフェのような印象を作り出してくれます。
一方で、デメリットも。反りや傷、釘跡などがあるものもあり、素足で歩くのには向いていないものも。そのため、表面を削ってテーブルの天板にしたり、壁材に使う人もいます。
では、早速、大人気の古材を活用したリノベーション&リフォーム実例を見ていきましょう!
テーブルやドアに古材を使って、インテリアのアクセントに
江東区にある築33年のマンション。南側バルコニーと面するリビング・ダイニングは日当たりがよく、ゆったりと流れる川を眺めていると、自然にゆったりとした気分になります。
【howzlife】がリノベーションを手がけたこの家のデザインは、「シンプル&無機質」がテーマ。玄関からLDKまで続く通路はモルタルとナチュラルなフローリング材に、天井にはむき出しのモルタルが使われていて、荒々しく、男前な空間に仕上がっています。
そんなヴィンテージ感ある空間の中で目を引くのが、古材を使った家具や建具。LDKの中央にある古材を扱うインテリアショップのギャラップにオーダーした特注品。古材の味わいある表情と鉄パイプのような脚がかっこいい!
加えて、ドアにも注目を! 時間を経て雰囲気のある扉がインテリアに深みを与えています。たとえば、キッチン脇のドアはDEMODEファニチャーで購入したアンティーク品。【howzlife】のデザイナー・黒田さんがこの家に合うようにと選んだもの。寝室についたドアはギャラップで見つけたアンティークのドア。黒い壁に室内窓のついた寝室は、まるでブルックリンのカフェのようです。
古材を使った家具はヴィンテージ感を出すのにぴったり。無機質な空間だからこそ、インテリアが際立つ。引き算と足し算のバランスが絶妙なリノベーション実例です。
◆リノベーションを手がけた会社 → howzlife
まるでカフェのよう! グレイッシュな古材の床がおしゃれ
中古マンションをリノベーションするにあたり、住み手の夫妻の中には「こんなふうにしたい!」というイメージが明確にあったそう。広い空間で、床は荒々しい木材で、電気や配管がそのまま見えているカフェやショップのようにしたい、それを実現できるところを探して、出会ったのが【スタイル工房】でした。
予算の関係上、LDKを優先してリノベーションすることに。LDKの天井は躯体を現しにし、他の部屋や壁は元の仕上げを残しました。もっともこだわったのが、壁と床の仕上げ。床材はフローリングではなく古材板を利用。裸足での歩行はおすすめできないものの、味わいの十分の空間になりました。壁も室内でありながら、外壁のようなザラッとした質感に仕上げています。
この家には水廻りも含めて、ドアが一切ありません。各室ともワイヤーで白い布を吊るしたカーテンが扉の役割を果たしています。イメージが明確だったからこそ手に入れられた、カフェやショップのようなかっこいい空間です。
◆リノベーションを手がけた会社 → スタイル工房
床だけではない! 古材を壁に使うのが人気
古材や古びた仕上げをした板、床だけに使うものだと思っていませんか? そんなことはありません! 最近のリノベーション&リフォームでは、壁に張って使う人が急増中です。壁に古材を使うことで、よりヴィンテージ感の強い空間をつくり出すことができるからです。
【タトデザイン】がリノベーションのデザインを手がけた、住居兼アトリエもそう。リビングの大きな壁に、木の節目が見える古材風の板を張っています。ナチュラルな木の床、窓辺につくったソファコーナー、北欧のカゴの揺り椅子…、すべてのインテリアの要素がちょうどいいバランスを保っています。
この部屋に置いてあるモノは、住み手が長い時間をかけて、少しずつ集めたお気に入りのモノばかり。板を張った壁はそれらを輝かせるキャンバスなのです。
◆リノベーションを手がけた会社 → タトデザイン
塗装した足場板を壁に使い、西海岸インテリアが完成
なんてユニークな壁! キッチンの奥はグリーンに塗装、リビングのソファ付近の壁にはエイジング塗装した足場板が使われています。西海岸インテリアが好きな夫妻が【インテリックス空間設計】に依頼した中古マンションのリノベーション。壁に足場板を張った理由は、同じ部屋であっても素材を変えて、雰囲気をチェンジするため。確かに、印象ががらりと変わり、ゾーニングにもなっています。
このリノベーションが成功した理由は、住み手の好きなショップをきちんと伝えることで、プランナーと完成イメージを共有できたこと。思い描いていた西海岸風インテリアが手に入りました。
夫妻は「自分達の好きな内装にしたい」と、新築は考えず最初から中古+リノベで考えていたそう。足場板の床はアートを飾ったり、オブジェを並べたりするのに最適な場所。リノベーションだからこそ、個性が光る家になりました。
◆リノベーションを手がけた会社 → インテリックス空間設計
足場板×コンクリート×タイルでポップなカフェ部屋が実現
大好きなカフェのような空間で暮らしたい!と【リフォームプライス〔ホームテック㈱〕】とリフォームをスタート。天井のコンクリートのクールさと床の木材の温かみ、タイルの鮮やかなカラーが唯一無二の空間をつくり上げています。
よく見ると床材は、実際に使われていた足場板。コンクリート現しの天井と温もりある色合いの床材がコントラストをなしています。ヴィンテージ感のある空間には、やはり古材や足場板は欠かせませんね。
ちなみに、キッチンで使われているタイルの色合いや組み合わせはここオリジナルのものなのだそう。壁紙、柄物のクロスなど、空間には色がいっぱい。ポップなカフェのように賑やかな住まいとなっています。
◆リノベーションを手がけた会社 → リフォームプライス〔ホームテック㈱〕
洗面スペースに古材⁉︎ 羽目板デザインの壁紙でフレンチシックに
ヨーロピアンスタイルの水まわり空間。古材を張ったように見えるこの壁は、実は、羽目板模様の壁紙クロスなのです! 写真で見るだけでは、本物の古材のよう!
ここは、「フランスの田舎の家」をイメージした築20年の一戸建てリノベーション。【LOHAS studio 横浜店】が手がけた実例です。海外で生活していた住み手のOさんはインテリアへの造詣が深く、アンティークの家具や雑貨をたくさんもっていました。ホワイトを基調にしたヨーロピアンスタイルの室内は、雑貨との相性もぴったり。
洗面所でも、木やタイルなどの自然素材をふんだんに取り入れています。壁・カウンター天板・ガラスなど、それぞれ異なる白系のペールトーンに塗装。淡い色のタイルや、曲線の優しい洗面ボウル、アンティーク調の水栓・照明などを取り入れることで、ヨーロッパのおしゃれなホテルのように仕上がりました。
◆リノベーションを手がけた会社 → LOHAS studio 横浜店
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