セロームの育て方は?植え替えのタイミングや見栄えの整え方を紹介
丈夫で育てやすく、エキゾチックな葉がおしゃれなセローム。観葉植物に人気なサトイモ科の植物です。こちらの記事では、そんなセロームの育て方やの名前の由来や特徴、育て方を紹介。さらに、植え替えのタイミングや見栄えの整え方も解説しています。切れ込みのある大きく広がったエキゾチックな葉は、お部屋をおしゃれにしてくれますよ。
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【目次】
・セロームはロマンティックな観葉植物
・エキゾチックな葉が印象的
・育てやすさでも人気の観葉植物
・サトイモ科の植物は中毒に要注意
・根が張りやすいので植え替えを
・セロームの肥料と用土は?
・剪定で見栄えよく、育ちやすく
・おしゃれで運気の良いお部屋に
セロームはロマンティックな観葉植物
セロームが「愛の木」と呼ばれるには、2つの理由があるといいます。1つ目は、他の木に寄り添いながら成長すること。そして2つ目は、属名にあるのだとか。
セロームはサトイモ科のフィロデンドロン属に属しており、ギリシャ語で「フェレオ」は「友愛」、「デンドロン」は「木」という意味をもっていることから「愛の木」といわれるようになったそうです。
➢ セロームの花言葉に漂う恋の香り
セロームは花言葉もロマンティック。「用心深い人」という意味深な花言葉から発展して、「恋に臆病な人」という意味として捉えるようになったのだとか。恋愛になぞらえたような花言葉や通名がすてきですね。
ロマンティックなセロームは、恋に悩む人に励ましのプレゼントとして送ると、きっと喜ばれるはず。「セロームを育てる=愛を育む」という意味をもたせて、結婚祝いや新築祝いに贈るのもよいでしょう。セロームはとても大きく育つので、プレゼントの場合は、相手の住宅事情も考慮してサイズを選びましょう。
エキゾチックな葉が印象的
セロームの個性的な形の葉は、おしゃれな観葉植物をお探しの方にぴったり。葉には深い切れ込みがあり、手のひらを大きく広げたような形をしています。1メートルを超えるほど大きく育ち、大ぶりで存在感のある濃いグリーンの葉は、お部屋をエキゾチックなムードに変えてくれますよ。
トロピカルテイストやアジアンテイストなお部屋を目指す方に最適ですが、シンプルなお部屋のアクセントとしても便利。濃いグリーンなので、淡い色合いのお部屋に置くとお部屋にメリハリが生まれます。
同じフィロデンドロン属の「クッカバラ」と並べて飾ると、さらにおしゃれ感がアップ。クッカバラの葉はセロームよりもひと回り小さく、大きさのコントラストを楽しめますよ。
育てやすさでも人気の観葉植物
がっしりとした茎をもち、耐寒性・耐陰性があり丈夫なセロームは、とても育てやすい観葉植物としても知られています。さまざまな場所で生き抜くことができるので、初心者の方でも枯らさずに育てやすいことも人気の理由のひとつです。
しかし、いくら丈夫だからといって、放ったらかしにしていては枯れてしまう原因に。セロームの適切な育て方を覚え、すくすくと元気に育ててあげましょう。
➢ 室内の日当たりのいい場所に置こう
セロームは耐陰性があるため日陰でも育つことができますが、室内の日当たりのいい場所に置いて育てるのがベスト。
ただし、日当たりのいい場所とはいっても直射日光の当たる場所に長時間置いていると、葉焼けを起こす可能性が。窓際に置く場合は、レースカーテンで日差しを少し遮って日差しを和らげるほうがよいでしょう。
普段、日当たりの悪いお部屋に置く場合は、お出かけ前に窓際に移動させておきましょう。留守の間に日光を浴びて元気に育ちますよ。
➢ 冬場5度以上をキープ
ブラジル生まれのセロームは、もともと寒い場所が得意ではありません。耐寒性はありますが、5度を下回りそうな日はお部屋に置いておくことをおすすめします。冬場はなるべく室内に置き、枯らしてしまわないようにご注意を。
➢ セロームの水やりは土が乾いてから、冬は乾燥気味に
セロームは水を好む観葉植物ですが、与えすぎると根腐れを起こす可能性があるので要注意。土が濡れているうちは水やりをしないようにしましょう。土の表面を触ってみて乾いていることを確認してから、しっかりと与えてあげてくださいね。
また、水やりは季節によって頻度が変わります。夏場は土が乾きやすいため水やりの頻度は多めになりますが、日中に行うと土の中の温度が上がりやすくなり、根が弱る原因に。夕方の陽が落ちたころに行うことをおすすめします。
生育が鈍る冬は、あまり水を吸い上げないため土が乾きにくくなります。水の与えすぎには気をつけて、土の表面が乾いて数日経ってから水やりをしましょう。
➢ セロームを元気に育てるコツは葉水
葉が大きく育つセロームはホコリがたまりがち。見た目に悪いだけでなく光合成の邪魔になるので葉水でお手入れをしましょう。水をかけるときは、葉の表だけでなく裏にもかけてくださいね。
また、葉にホコリがたまっているときは乾燥のサインでもあります。乾燥するとハダニの発生にもつながるので、葉水を吹きかけてうるおいを与えてあげましょう。
特に、水やりを減らす冬場は乾燥しやすくなるので、葉水での水分補給をお忘れなく。また、冷暖房の直風は乾燥の悪化につながるので、風が直接あたる場合は場所を移動させることをおすすめします。
➢ セロームを戸外で育てる時の注意点
セロームは外で育てることもできますが、置き場所は考える必要があります。春や秋や半日陰か日陰に。夏場は日陰がよいでしょう。雨が当たってしまうと根腐れを起こすので、軒下のような雨の当たらない場所で管理しましょう。
注意点はいくつかありますが、セロームは丈夫な観葉植物であるため、あまり神経質にならなくても大丈夫。ポイントをおさえて楽しく育ててあげてくださいね。
サトイモ科の植物は中毒に要注意
サトイモ科の植物にあたるセロームは、中毒に気をつける必要があります。サトイモ科の植物は、葉にシュウ酸カルシウムを含んでおり、誤って口に入れると中毒を起こす可能性があります。
症状としては、唇や口内のしびれ・腫れなどがありますが、場合によっては腎臓にシュウ酸カルシウムが沈着して腎機能に障害が起こることも。
特に、乳幼児がいるご家庭や犬・猫などのペットを飼っているご家庭は、セロームの置き場所には充分に注意してください。また、セロームをプレゼントとして贈る場合も、中毒性については充分に考慮することが大切です。
根が張りやすいので植え替えを
とても大きく育つセロームは根の張りが早く、放っておくと鉢を割らないと出せなくなるほど成長します。セロームを育てるときは、大きくなりすぎる前に植え替えを行うことが重要です。
植え替えの時期は、観葉植物の成長期にあたる5月〜6月が最適。暑さの厳しい真夏や成長が止まる真冬の植え替えは、観葉植物にダメージを与えるので控えたほうが安心です。
植え替えの際は、成長を見越して一回り大きなサイズの鉢を用意しましょう。ただし、あまり大きなサイズを選んでしまうと、根に対して土が多すぎるために水の吸い上げが悪くなり、根腐れの原因につながります。
➢ 根を切らないように注意
植え替えをするときは、鉢からセロームをそっと抜きます。このとき、根が絡まっていると切るしかないことも。しかし、根を切ると弱る原因になってしまため、できるだけ切らないようにしましょう。手でやさしくほぐして根から土を取り除きましょう。
用意した鉢に鉢底石を入れ、新しい土を敷き、セロームを入れたら、根の隙間を埋めるように土を入れていきます。このとき、指で土を押しながら加えましょう。植え終わったあとは、最後にたっぷりと水を与えてあげてくださいね。
セロームの肥料と用土は?
植物を元気に育てるためには肥料と土が重要です。観葉植物によって適切な肥料や土が異なるので、その種類に合わせたものを選ぶことが大切です。また、肥料を与える時期やタイミングも異なるので、セロームに最適な環境を考えて植え替えや肥料の追加を行いましょう。
肥料を与える時期は4月〜10月ごろ。緩効性化成肥料を3回程度与えましょう。セロームは水分が多すぎると根腐れを起こしやすくなるので、用土は水はけのよい土を選びましょう。ホームセンターで販売されている観葉植物用の土でOKです。
剪定で見栄えよく、育ちやすく
セロームの葉や枝が伸びてきたら、剪定をしてきれいに整えてあげましょう。剪定には見栄えをよくするだけでなく、風通しを良くする効果も。風通しを良くしておくことで、セロームを病気や害虫などのダメージから守ることができます。
つまり、セロームを元気に育てるためには、剪定はとても重要な作業だということ。定期的に行い、セロームの見た目と健康を守りましょう。
根は本来、土のなかで伸びていくものですが、セロームの根は地上に出てくることがあります。この根を気根といい、湿度が高いと出てきやすくなり、伸びる一方に。剪定では、この気根や下から出てきた新芽を切って、見栄えを整えましょう。
剪定をするときは、消毒のために剪定はさみを火であぶっておくのがポイント。切り口が斜めになるようにカットします。
➢ 元気の良い芽は挿し木に活用
剪定で新芽を切ることに抵抗がある方もご安心を。切り取った新芽は挿し木として使用し、新たにセロームを増やすことができます。挿し木にする新芽は、元気の良いものを選ぶのがコツ。日当たりの良い場所に芽吹いたものを選ぶとよいでしょう。
挿し木にする新芽は水を入れたコップにつけておきます。1時間程度たったら、用土を入れた鉢に植えましょう。
おしゃれなセロームのお部屋に
おしゃれで縁起のいい観葉植物セローム。丈夫で育てやすいので、初心者の方にもおすすめです。インテリアとしても優秀で、セロームの濃いグリーンと特徴的な葉がお部屋のアクセントになって、おしゃれな雰囲気を演出してくれます。
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