キャットタワーの人気おすすめ30選｜おしゃれな木製や大型、自作DIYアイデア5選も

キャットタワーが必要な理由とは

猫を飼う人にとって、自宅にキャットタワーを設置するかどうかは一度は悩むポイントではないでしょうか。

自宅の『猫環境』を整えるためにも、まずはキャットタワーがあることで猫にとってどんな影響があるのかを解説します。

猫の運動不足予防

キャットタワーを設置するメリットとしては、第一に猫の運動不足予防が挙げられます。

室内で飼っている猫は、犬と違って散歩に行く習慣もないため、運動不足になりがち。そんな中でも、キャットタワーを設置すれば、よじ登ったり高い場所からジャンプしたりと活き活きとした上下運動ができるようになります。運動不足が原因の肥満予防のためにも、程よい運動環境を整えてあげることは大切です。

猫のストレス発散

猫は高いところに登りたがる生き物です。

もともとは、外敵から身を守り危険をいち早く察するための習性ですが、猫は高いところにいることで本能的に安心を得るのです。キャットタワーのように不安を感じることなく休んだり、くつろいだりできる自分だけのテリトリーがある部屋は、猫の本能にも適した良い環境と言えます。

思いきり身体を動かせるだけでなく、心から落ち着ける場所を部屋の中に用意することは猫のストレス発散にぴったりです。

キャットタワーはいつから必要？

キャットタワーがあった方がいいことはわかっても、いつから用意してあげればいいのかという点は気になるポイントですよね。

結論から述べると、生後3ヶ月のような小さな子猫にはキャットタワーは必ずしも必要ではありません。身体のサイズや筋力が十分でない子猫の場合はうまくタワーで遊べず、転落してしまうおそれもあります。

活発な猫を小さいうちからキャットタワーで遊ばせる場合は、高さがおおよそ100cm未満のものにしたり、下にクッションを敷いたりなどの工夫が必要になります。また、猫の成長に合わせて少しずつ高さを調整できるキャットタワーを選ぶと猫にとって使いやすいだけでなく、買い替える負担も少なくなりますよ。

キャットタワーを選ぶときのポイント

ここからはキャットタワーを選ぶときに注目したいポイントを解説します。

猫好きなLIMIAスタッフによるリアルな口コミもあわせてチェックしていきましょう。

猫の性質に合った形状を選ぶ

キャットタワーで遊ばせたい猫の性質から形状タイプを選ぶのもおすすめです。

活発な成猫

上下に移動したり、ジャンプが思い切りできるようなものがおすすめ。天井ほどの高さがあるものを選んでも喜んで遊んでくれますよ。

8歳以上のシニア猫

老化の始まった猫には、段差が低く登りやすいものを選びましょう。また、マンチカンのような脚の短い猫の場合も、脚の負担を避けるために低めのキャットタワーを選ぶことがおすすめです。

大型猫

メインクーン、ラグドール、ノルウェージャンフォレストキャットなどの大型猫には、ゆったりのびのびできるどっしりしたタイプがぴったり。柱が4本以上あるような強い土台のキャットタワーを選びましょう。

多頭飼い

2匹以上の猫を飼う場合は、けんかが起きないようにくつろぎスペースが複数あるキャットタワーを選びましょう。ツインベットやハンモック付きなど、さまざまなくつろぎ方ができるものが◎。

安定性で選ぶ

猫の事故を防ぐためにも、安定性は重要なポイントです。

キャットタワーはしっかり安定するように作られていますが、重たい猫や多頭飼いの場合にはより頑強なものを選ぶ必要があります。

キャットタワーの主な形状は、設置方法別に据え置き型と突っ張り型の2種類に分かれます。安定性の上では2つの型にそれぞれの特徴があるので、お家の猫に合わせてよく検討してみてくださいね。

据え置き型のメリット・デメリット

据え置き型のメリットは、設置や移動の簡単さです。

組み立ての難易度は商品によりますが、一度組み立てれば場所の移動が簡単で、猫のお気に入りの場所に設置しやすくなります。また、サイズも大型のものから小型なもの、省スペースなスリム型などさまざまなので、猫の年齢や性質にも合わせて選びやすくなっています。

ただしデメリットとしては、完全に固定されているわけではないので、使用する猫の重さや頭数によっては転倒のおそれがあることが挙げられます。

多頭飼いの場合は特に、4本以上の柱で支えられていることと、底が厚く安定していることを確認して購入するようにしましょう。

突っ張り型のメリット・デメリット

突っ張り型のメリットは、天井までの高さを出せることと、しっかり固定されるためぐらつきや転倒などの心配が少ないことです。

アクティブな猫にとって、天井ほどの高さまで登って自分だけのスペースでのびのびできることはうれしいポイントです。さらに、突っ張り型はスリムなタイプが多くインテリアになじみやすい省スペースさは飼い主にとっても魅力的。

ですが、突っ張りタイプは設置に手間がかかるだけでなく、たゆみがないかこまめにチェックする必要があります。

ぐらつきが少ないのはうれしいポイントですが、一度取り付けると場所の移動が大変なので、掃除にも負担がかかってしまう点も考慮しておきましょう。高所からの飛び降りに弱い子猫やシニア猫には不向きですが、据え置き型が不安な多頭飼いの家庭や、高所が好きなアクティブな猫にはぴったりです。

爪とぎや交換パーツの有無で選ぶ

爪とぎは、猫にとって欠かせない習慣です。マーキングや爪のケア、リラックスのためと言われており、この習慣を満たせる環境を用意してあげないとタンスや壁などの好ましくない場所を傷つけられてしまうことも……。

爪とぎ用の家具を他に持っていない場合は、麻縄を巻いた爪とぎ用のポールがついたキャットタワーを選ぶのがおすすめです。

あわせて、交換パーツの有無も注目したいポイント。爪とぎは使っていくうちにどんどん摩耗されてしまうものなので、新しいものに交換ができることを確認しておくと長く使いやすくなりますよ。

また、ハウスやハンモック、ベッドなどの交換パーツが販売されている場合もあるので、あわせて確認しておきましょう。

デザインで選ぶ

キャットタワーは、大型なものから小型のスリムタイプまでさまざまなサイズのものが販売されていますが、部屋の中ではどうしても存在感を放つものです。

せっかく設置するのなら、見た目のデザインも気に入るものを選びたいですよね。

ここからは、見た目のかわいさやおしゃれさ、機能性などのデザインに注目したポイントを解説します。

猫がかわいく見えるデザイン

キャットタワーで過ごしている猫がかわいらしく見えるデザインを選ぶと、猫はもちろん、見ている飼い主にとっても楽しくなれます。

中には、ランプやサボテンの形をしたものや、天蓋付きで、くつろいでいる猫がプリンセスのように見えるデザインも。個性的なキャットタワーで、愛猫がかわいらしく休んだり遊んだりしている姿は、思わず写真に収めたくなってしまうものです。

インテリアになじむおしゃれなデザイン

キャットタワーが猫のためのアイテムであることはもちろんですが、部屋の中ではどうしても存在感が大きくなってしまうアイテムなのでインテリアへの溶け込み方も注目したいポイントです。

一見キャットタワーに見えないスリムで華奢なアイテムや、見た目がシンプルでカラーリングもナチュラルなアイテムを選ぶようにすると、猫との生活環境もおしゃれに彩ることができますよ。

家具一体化のデザイン

キャットタワーの中には、本棚やテレビ台などの家具と一体になっているアイテムもあります。

収納家具と一体になっていることで、キャットタワーの場所を新たに必要としない省スペース性も魅力的。

人間が使う家具と猫が使う家具が一体になっていることにより、『猫との暮らし』をより一層身近に感じられます。

私はキャットタワーをこう選ぶ！猫好きスタッフの口コミ

キャットタワーの選び方に関して、猫好きなLIMIAスタッフに生の声を聞きました。

「家が狭いので、幅の狭いスリムなキャットタワーが欲しいです。それと、犬も飼っているので衝撃に強く、壊れにくいもので。軸は太く、木製ではない素材のものが好ましいです。できれば、猫がくつろげるハウスもあるといいですね」
（LIMIAスタッフTさん）

「『4本柱』であることに注目して今のキャットタワーを選びました。実家の猫に3本柱のものを使っていたとき、猫たちのケンカのたびにぐらついていたのが気になったので……。また、猫が大型種なので、大型猫用であることもマストでした」
（LIMIAスタッフIさん）

やはり安定性は気になるポイントのよう。その他には飼っている猫の数や大きさ、デザイン、くつろぎスペースは必要かということも考えながら選ぶといいでしょう。

タイプ別｜おすすめのキャットタワー30選

ここからは、おすすめのキャットタワーを形状タイプ別に紹介していきます。

据え置きタイプ10選｜小型

据え置き型のキャットタワーの中でも、140cm以下と低めで、スリムな形状のアイテムをセレクトしました。キャットタワーに見えないような、おしゃれでコンパクトなアイテムにも注目です。

据え置きタイプ（小型）の比較一覧表

据え置きタイプ10選｜大型

据え置き型の中でも、170cm前後の大型タイプのキャットタワーを紹介。家具と一体型になったアイテムなど、大きくても省スペース性の高いアイテムもありますよ。

据え置きタイプ（大型）の比較一覧表

突っ張りタイプ10選

場所を取りにくいスリムなものから、多頭飼いにもおすすめな大型のものまで、さまざまな突っ張りタイプのキャットタワーをセレクトしました。

猫に合わせてステップの高さを変更できるものなど、突っ張りタイプならではの魅力にも注目です。

突っ張りタイプの比較一覧表

自分で作れる！キャットタワーのDIYアイデア5選

キャットタワーを購入したいと思っても、コストの負担やこだわりのインテリアとのなじみ方が気になってしまうこともあるかもしれません。

キャットタワーは、自作もできるアイテムです。ここでは100均やホームセンターの材料を使ったキャットタワーのDIYアイデアを難易度順に5つセレクトしました。

100均グッズでスリムなキャットタワーを自作

ANNMIさんは、100均グッズやダンボールなどのリーズナブルな材料でキャットタワーをDIY。ダンボールをむき出しにして使うのではなく、使っていないマフラーを接着することでかわいらしく装飾しているのも◎。

子猫にもぴったりな低めのコンパクトサイズになっており、成猫期までの期間に使用するのもおすすめです。

のびのび過ごせる猫アスレチックを作ろう

ノリエさんは、猫ケージを設置している部屋全体をアスレチック空間にアレンジ。壁に100均の棚受けを固定してステップを作ったり、ケージとケージの間にロープを巻いた板を設置してキャットウォークを作ったりと、ひとつひとつの行程は比較的簡単になっています。

空いている壁面やちょっとした空間も、一工夫で簡単に猫が喜ぶ空間にアレンジできますよ。

『ディアウォール』で出窓にキャットタワーをDIY

Handmade for Catsさんは、出窓に『ディアウォール』を使ってスリムなキャットタワーをDIY。

出窓の空間を使って作るキャットタワーなので、とにかく省スペースに仕上がるのがおすすめのアイデアです。『ディアウォール』は突っ張って設置するものなので、賃貸の方にもトライしやすくなっていますよ。

『ラブリコ』で壁面にキャットタワーをDIY

chica-you-skyさんは、『ラブリコ』をベースにしてステップを付け、キャットタワーを自作。『ラブリコ』とは、『ディアウォール』のように2×4材を柱として突っ張るためのDIYパーツです。壁に穴を開けないので賃貸の方にもおすすめ。

突っ張り型のキャットタワーを自作するときにはぜひ参考にしたいアイデアです。

上級者向け！おしゃれな猫小屋を自作

ノリエさんは、家にいる6匹の猫全ての好みを詰め込んだオリジナルのキャットタワーを自作。

おしゃれなカフェ風の小屋に仕上げており、リサイクルショップで購入した舟窓を活かして唯一無二のものに。記事の中では材料から組み立て方、塗装のことまで丁寧に紹介されているので、挑戦してみたい方は要チェックです。

キャットタワーで遊んでくれないときは？

購入したばかりのキャットタワーを猫がなかなか気に入ってくれないとき、不安になってしまう飼い主は多いはず。猫は環境の変化に敏感なので、警戒しているとしばらく様子を見て使わないこともあるようです。

そんなときは焦らず、ゆっくりと見守ってあげることが大切。しばらく使っていなかったのにある日突然、キャットタワーの上ですやすやと眠っていたということもたくさんあります。

猫の気まぐれをわかっていても、それでもやはり、せっかく購入したのでなるべく早く遊んでいる姿を見せてほしいと思う方は、お気に入りのおもちゃや毛布で誘導してみるのがおすすめです。

おもちゃがない方は、『ダイソー』のような100均でも購入可能なので、新たにキャットタワーに取り付けて興味を引かせるのも◎。

キャットタワーのお手入れ方法

sayaka.さんは、猫の毛の掃除や対策におすすめなグッズを紹介しています。

キャットタワーについた毛は、100均でも購入できる軍手を使って撫でるように取っていくと、写真のようにごっそりと取り除けますよ。

キャットタワーのお手入れは、商品によって部分ごと交換できるものもあるので、掃除の手間を負担に思う方は定期的なメンテナンスがおすすめですよ。

また、猫の年齢に本体の形状が合わなくなったり、全体的にボロボロになったりした場合には、新しいものを購入しようと考える方も多いですよね。そんなときに気になるのが、キャットタワーの処分方法。

キャットタワーの主な処分方法は基本的には以下の通りになります。自治体のルールにしたがって、廃棄してくださいね。

・粗大ゴミに出す

・分解して、素材ごとに一般ゴミに出す

・不用品回収業者に依頼する

猫も人間も、生活環境を整えるのは大切なこと。清潔なキャットタワーで、快適なリラックスタイムを提供してあげましょう。

※記載しているカラーバリエーションは、2020年8月現在のものです。
※記載している商品情報は、LIMIA編集部の調査結果（2020年8月）に基づいたものです。
※本サイト上で表示されるコンテンツの一部は、アマゾンジャパン合同会社またはその関連会社により提供されたものです。これらのコンテンツは「現状有姿」で提供されており、随時変更または削除される場合があります。
※賃貸物件を退去する際には原状回復を行う義務があるため、壁や床、ドアなどの部屋の設備に変更を加える場合は必ず賃貸借契約書を確認の上、事前に家主や管理会社の許可を取るようにしてください。
※本記事で紹介した作業を行う際には危険を伴う可能性がありますため、怪我や事故などに十分ご注意の上で作業を行うようにしてください。
※刃物を取り扱う際には、使用方法、置き場所などに注意をし、慎重に作業を行ってください。また、お子さまがいらっしゃる場合には近くで作業をしないようにするなど、特にご注意ください。
※製品によって、お手入れのしかたは異なりますため、必ず製品の取扱説明書に従って作業を行ってください。
※記事内の口コミは、LIMIA編集部の調査結果（2020年7月）に基づいたものです。
※一部の画像はイメージです。