
住宅購入と同時のリフォーム。住宅ローンとリフォームローンは同時に借りるべき?
「住宅ローン」は住宅購入費用に、「リフォームローン」は住宅の修繕工事費用に利用できるローンです。それでは、中古住宅を購入しリフォームを行ってから居住する場合や、中古住宅をリフォームしたうえで購入する場合には、ローンはどのように利用すればよいのでしょうか。住宅ローンを借りて、リフォームローンも借りてと考えると大変そう…と考える方も多いはずです。そこで今回は、住宅購入とリフォームを同時に行う場合のローンの借り方についてご説明しましょう。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2440
- 8
- 0
-
いいね
-
クリップ
住宅ローンとリフォームローンを二重で借りる必要はなし!
中古住宅の購入と同時にリフォームを行い、その資金にローンを利用するには主に3通りの方法があります。
1.中古住宅を住宅ローンで購入し、その後リフォームを行ってリフォームローンを利用
いわゆる「二重ローン」の形となってしまう方法です。住宅関連のローンの選択肢が少なかった以前にはこの方法を選択せざるを得ないケースが多かったのですが、支払いの負担などを考えるとあまりに非効率です。ローンの種類も豊富になった今では、この方法はほとんど利用されませんし、わざわざすすめる理由もほぼないと考えられます。
2.中古住宅を購入と同時にリフォームし、リフォーム併用型の住宅ローンを利用
中古住宅購入とリフォームを同時に行う場合、現在主流になっているローンの利用法です。主要金融機関の多くで「住宅資金とリフォーム代を一本化した住宅ローン」が出回るようになりましたから、購入の費用とリフォームの代金を合わせたローンを組むことが可能です。
3.リフォーム済み中古住宅を購入し、通常の住宅ローンを利用
リフォーム内容などに特にこだわりがなく、すぐに居住できる住宅が必要な場合には、リフォーム会社や不動産業者によって既にリフォームが済んだ中古住宅を購入する方法もあります。これならリフォーム併用型のローンを検討しなくても、通常の住宅ローンを利用して購入が可能ですし、新築のように、きれいになった住宅にすぐ住み始められます。
2や3の方法が選択しやすくなった現在では、1のように住宅ローンとリフォームローンを同時に借りる必要はほぼなくなったと考えられます。ただし、中古住宅を購入してしばらく居住してからリフォームとなると、リフォーム併用型住宅ローンの対象外となってしまいます。中古住宅を購入するなら、購入するタイミングでリフォームの必要性を判断し、必要であれば同時にリフォームを行っておくことがおすすめです。
それでも住宅ローンに加えてリフォームローンを借りる必要がある時は
避けた方がよいとはいえ、住宅ローンを組んでしまってからリフォームローンを借りる必要が出てくる場合もあります。たとえば、一見リフォーム不要と思えた中古住宅を購入後、すぐに居住者責任によるトラブルや事故によって家を修復・修繕する事態になった時などです。
二重ローンは基本的には推奨しかねますが、このような場合は仕方ありません。追加でリフォームローンを借りなければならなくなった場合は、以下のポイントを押さえるとよいでしょう。
・既に住宅ローンで利用している金融機関を選ぶ
・リフォームローン併用住宅ローンに借り換えが可能か打診する
やむを得ずリフォームローンを利用する場合は、住宅ローン借り入れの際に利用した金融機関で再度借り入れを検討するのが得策です。金利や審査などで有利に取り計らってもらえる可能性がありますから、事情などを含めて相談してみるとよいでしょう。
また、住宅ローンの残高や残りの返済期間などによっては、リフォーム併用型の住宅ローンに借り換えられることもあります。ただし、ローン利用自体に10万円ほどの手数料がかかりますし、リフォーム併用といっても住宅ローンなので借り換えの手続きは煩雑である程度の期間を要します。それらの負担増を見越しても、利用する価値があるかどうかの判断は慎重に行いましょう。
おわりに
住宅購入とリフォームを同時に行えば、リフォーム代を組み込んで住宅ローンを利用することができます。負担も少なくなり金利も抑えられるため、トータルの返済額にもずいぶん差がつきますから、中古住宅の購入を考えているなら利用を検討してみるとよいでしょう。
マネープランに関する話は、専門家のアドバイスが不可欠です。住宅ローンの利用も、リフォーム会社さんからのアドバイスを参考にしながら計画を立てるのが吉でしょう。一括見積サイトで複数のリフォーム会社に見積を申し込み、その回答を比較検討しながら相談しやすいリフォーム会社を選ぶ方法が確実でおすすめです。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 2440
- 8
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
ローンを利用して実家のリフォームをする時のポイントと注意点LIMIA 住まい部
-
リフォームローンの審査期間はどれくらい?審査が遅いときは不利なの?LIMIA 住まい部
-
火災保険に加入するとき必要な書類とは?何から準備したらいい?【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
自宅をリノベーションしたい!成功のポイントや注意点を徹底解説LIMIA 住まい部
-
ガス会社の切り替えはどうすればできるの?方法と料金、トラブル例を紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【専門家監修】地震保険に積立型はある?掛け捨て型と積立型の保険はどう違う?LIMIA 住まい部
-
火災保険に入らないことはできるの?火事のリスクや費用について解説【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
プロパンガス設置の初期導入費用はいくらかかる?ガス会社選びのポイントも紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
リフォームローンの審査が甘い銀行は?審査が通りやすくなる方法って?LIMIA 住まい部
-
リノベーション時の設計料はかかる?その相場は?LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】火災保険料の支払いはクレジットカードでお得に!賢い活用方法LIMIA 住まい部
-
【戸建ての資産価値は築15年から急落?】もっと高く売れたのに…と後悔しない不動産売却LIMIA 住まい部
-
老後のリフォーム費用。限られた予算を有効に使うにはLIMIA 住まい部