
中古住宅のセルフリノベーション。おすすめの箇所や工事の方法は?
新築より価格が安いだけでなく、利便性や環境などの立地条件も柔軟に選択できる中古住宅。購入した後でリフォームを検討している人も多いはずです。しかし、せっかく安く手に入れた中古住宅も、リフォームに費用をかけすぎるとお得感が薄れてしまいます。一部を自分の手でリフォームして、楽しみと費用の節約を両立してしまうという方法もあるでしょう。
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中古住宅のセルフリノベーションにおすすめの箇所
ここを自分でリフォームしよう、あそこも自分でリフォームしようと計画を立てながら想像することは楽しいものです。しかし、住宅の全ての箇所を自分でリフォームするのは、労力的・時間的な意味であまり現実的ではありません。
そこで、家の安全や寿命にかかわる箇所や、失敗が不安な箇所はプロにリフォームを依頼し、それ以外の箇所を自分でリフォームする方法が費用と出来栄えの両面からおすすめです。ここでは中古住宅の中でも、セルフリノベーションに向いている箇所をご紹介します。
1.トイレ・洗面脱衣所
おすすめの理由は、なんといっても1室の床面積が小さいことです。壁紙や床を張り替える場合も、材料が少量で済む分だけ取り扱いも楽になりますし、失敗のリスクも減らせます。ただし、水回りリフォームで給排水の配管を交換したり移設したりする場合には、有資格者による作業が義務付けられています。セルフリフォームでそこまで手を付けると、無認可工事に該当してしまうので注意しましょう。
2.玄関・廊下・階段
これらの箇所も床面積が小さいことのほか、比較的小規模な工事でリフォームの効果が大きく得られる点がおすすめのポイントです。たとえば、玄関や廊下に手すりを取り付ける作業は難しくありませんが、将来的なバリアフリー化の一環としてたいへん有効な改修となります。階段に滑り止めを設置するようなプチリフォームであっても、バリアフリー化に効果大です。
ただし、訪れる人の目につきやすい箇所ですから、見栄えがあまり悪くならないよう配慮する必要があります。どうしても不安であれば、プロに依頼した方が良い場合もあるでしょう。
3.室内ドアや収納の扉
ドアや扉は塗装の塗り替えなどがしやすいほか、リフォーム用のシートを張るなど元の状態に戻せるリフォーム方法が多く選べるのがポイントです。特に、失敗してもやり直せるところや、飽きたらまた簡単に模様替えできるところは、セルフリフォームにうってつけです。
4.庭や玄関ポーチなどの外構
初めてセルフリフォームするなら、まず庭からといっても過言ではありません。砂利や板石、レンガなどを敷いて雑草予防や飾り付けをすることも立派なセルフリフォームです。玄関ポーチのデコレーションや、門の扉の補修や塗装などにチャレンジしてみるのもよいでしょう。
安全できれいに中古住宅のセルフリノベーションを成功させるには
中古住宅のセルフリノベーションには注意する点も多くあります。その時はうまくいっても、長い目で見るとマイナスになってしまうことがないよう、十分に配慮しながらセルフリフォームを成功させましょう。ここでは、中古住宅をセルフリノベーションする時に気を付ける点をまとめました。
1.複数箇所をリフォームする場合は1箇所ずつ行う
セルフリフォームは自分の意志との勝負でもあります。初めから全部の箇所に手を付けてしまうと、どこかが中途半端なままになってしまうリスクもあります。そうなると生活に支障をきたす可能性もあるため、できるだけ1箇所ずつ行って完成してから次の箇所に手を付ける…というステップで行うようにしましょう。
2.短期間で終わらせようと慌てて作業しない
自分で作業する場合にありがちなこととして、「スケジュールに追われて慌てて作業してしまう」点があります。プロの作業のように、必ず工数通りに作業できる技能が確保できているわけではありませんから、ゆっくり慎重に行うことが大切です。焦って工事を進めると、後から問題が出てきてしまうかもしれません。
中古住宅のセルフリノベーション事例
ここでは、中古住宅を実際にセルフリノベーションした例をご紹介します。
事例 趣味のDIYを生かして家具を作成!設置はプロに依頼して満足の仕上がりに
DIYが趣味でプロ並みの腕前というご主人の要望で、中古住宅にDIYを組み合わせたリフォームを行った例です。家具などの作成をご主人が一手に行い、それらの取り付けや住宅そのものの改修はリフォーム会社さんに一任しました。
キッチンに設置した小型家電をまとめて収納する棚や、玄関収納の棚などさまざまな造り付け家具をご主人の大工仕事で作成。全ての収納棚を同素材で造り、トータルコーディネートすることで家全体に統一感を持たせています。また、玄関部分の壁には珪藻土をご主人のDIYで施工。ご家族とリフォーム会社との共同作業のような、良い雰囲気の中で工事できたとのことです。
ご家族とリフォーム会社が意気投合した結果、当初は市販品を使用する予定だった洗面台もオーダー品に変更。ここだけはDIYではなくリフォーム会社さんの手作りに。ご家族とリフォーム会社の双方が大満足できるリフォームを成功させることができました。
おわりに
中古住宅をセルフリフォームするといっても、全てを自分で行うことは難しいもの。リフォーム会社さんとよく相談し、セルフで行える箇所とそうでない箇所を事前に把握しておいたうえでスムーズに工事できるプランを立てておくことが大切でしょう。
最近ではセルフリフォームとプロの工事を分担し、アドバイスを受けながら施主さんがDIY作業できる点をセールスポイントにしたリフォーム会社も増えています。お悩みに合ったリフォーム会社探しが楽にできる一括見積サイトを活用して、セルフリフォームの楽しさと費用の節約を両立した納得の家づくりをかなえましょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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