マンションの防音リフォームで快適な住まいを実現しよう!

せっかくマンションを購入したら、楽しく快適に暮らしたいと誰しもが思うことでしょう。しかし、マンションに住むからには、近隣や外からの騒音、そして自分が発する音のことが気になってしまうもの。ご近所トラブルを避けるためにも、今回は、マンションの防音リフォームに関するポイントをご紹介します。

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「騒音」とは?

騒音とは7公害の1つとされており、主に生活騒音と呼ばれるものが一番身近なものになるでしょう。例えば近隣家庭の家庭用機器(掃除機、洗濯機など)や、ピアノ、ステレオ、テレビの音などがあげられます。

さらに幅を広げれば、工事・事業場、建設作業における騒音などは、騒音に対する苦情の中でも特に多いものになります。騒音はいつ、どのタイミングでくるか想定しづらく、暮らしてみてから分かることも多いのが難点です。

快適に暮らすために必要な「防音リフォーム」

騒音は、自分も発しているということも忘れてはなりません。防音室まで設けないまでも、自分が出す音を外に出さないようにするためにも、防音リフォームは効果的です。

「防音」とは、音を吸収して漏らさないこと。また、「遮音」とは音を伝えず、跳ね返すことをいいます。防音リフォームの際は、家の中の音を出さないこと、外からくる音をできるだけ遮断すること、この二つを意識して工事をすすめることが必要です。

防音リフォームの前に

まず、防ぎたい音のレベルをよく知っておきましょう。それによって工事内容も変わってきます。音の大きさの単位、「dB(デシベル)」の数値が大きければ大きいほど、より大きな音ということになります。

一般的に人が快適な生活を送ることができる音のレベルは50dBといわれています。50dBの目安は静かな事務所の中にいるくらいの静けさで、60dBになると普通の会話や、乗用車の音、90dBで犬の鳴き声などになります。要は音の種類によって防音対策を考える必要があるのです。

例えば生活環境では、空気を伝わってくる「空気音」と、床や壁から伝わる「個体音」があります。「空気音」は人の声や自動車などの音のことで、「個体音」は足音や生活機器などの音のことです。工事には空気音を防ぐものと、個体音を軽減するものがあるので、自分が行うのはどの改修工事なのか、生活環境を改めて考えた上で、業者と相談すると良いでしょう。

どんな防音リフォームができる?

ここでは防音リフォームが可能な、家の各場所における改修工事のポイントについてご紹介します。

床(スラブ)

フローリング材を選択する際、まずは現状の遮音レベルを確認しましょう。レベルは、軽い物を落としたりパタパタと歩く時などに起こる「軽量床衝撃音(LL)」と、子どもが走り回ったり飛び跳ねたりした時に起こる「重量衝撃音(LH)」で表されます。例えばLL-60、LL- 45のように表現され、この数値が小さくなるほど遮音性能が高くなります。ちなみに従来のフローリングはLL-60で、遮音フローリングはLL-45、LL- 40となっています。

工事の際は、床を直貼りから二重床にすることもポイントです。直貼りは、スラブ(コンクリート床)にフローリングを直接貼り付けるため、下の階に音が伝わりやすくなってしまいます。これを二重床にすると、隙間に吸音材などを敷き詰めた上で床を二重構造にするため、振動が直に伝わるのを防ぐことができます。

費用フローリングの張り替え工事費用は、フローリング材の材質や、防音性能によって異なりますが、例えば、マンションで6畳間の場合は、20万円前後が相場です。防音カーペットなどもあるので、合わせて使ってみるのもおすすめです。

壁・窓

まずは壁の厚みをチェックしましょう。基準は150mm以上となり、厚ければ厚いほど、防音効果があるということになります。内装には、コンクリートの壁に直接ビニールクロスを張ったり、遮音シートや遮音パネルを施工したりすると効果的です。しかし、接着剤でボード類を張ると壁とボードの隙間で音の共鳴現象が起こり、かえってうるさくなる可能性があるので注意が必要です。

窓の遮音性を上げるには、やはり防音ガラスがおすすめです。防音ガラスは、二枚以上のガラスの間に防音特殊中間膜を挟みこんでいる特殊ガラスのことです。防音ガラスの値段は、一般的な一間掃き出し窓で10万円前後。リーズナブルに済ませるなら、樹脂などの素材が使用された、機密性のある防音サッシを内側に張り付けることも有効でしょう。

おわりに

せっかく自分だけの空間で暮らすなら、周りを気にせずに生活することが理想です。生活環境において、騒音ほど神経をすり減らすものはありません。趣味で学期を演奏する人などは、防音ルームを作るというような特殊なリフォームもおすすめです。一括見積なら、自分に見合った防音リフォームの費用が簡単に調べられます。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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