コットン(綿)はどう洗濯すればよい?シワや縮みを防ぐ洗濯方法とは
コットン(綿)素材の衣類を自宅で洗濯した結果、縮みや伸びが生じてしまいガッカリした経験はありませんか? 上手なコットンの洗濯法を知り、大切な衣類を傷めずきれいに仕上げましょう! 洗濯後に覚えておきたいポイントも紹介します。
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コットンの洗濯手順
デリケートなコットンを上手に洗濯するには、基本の手順を覚えておくことが大切です。特に注意したいポイントを三つチェックしていきましょう!
洗濯表示を確認
コットンを洗濯する際は、洗濯表示を忘れずに確認しておきましょう。
基本的には洗濯機で洗えるコットンですが、デザインや装飾、色落ちなどの問題から手洗いが必要な物もあります。
「洗濯機洗い」か「手洗い」かの判断はタグの洗濯表示を確認すれば簡単にできるので、コットンの衣類などを初めて洗濯する際には一度チェックすることを習慣付けられるとよいですね。
なお、中には「水洗い不可」の表示がされているコットンアイテムもあります。こうした物は基本的に家庭での洗濯はできません。万が一のことを考えてクリーニングを利用するのが安心ですよ。
おしゃれ着洗剤、洗濯ネットを利用
コットン素材の衣類を洗濯機で洗う際は、使用する洗剤にも注意が必要です。
一般的な洗濯用洗剤は弱アルカリ性ですが、アルカリ性の洗濯用洗剤は洗浄力が高いぶん、衣類に与える負担も大きくなってしまうというデメリットがあります。
デリケートな繊維を使った洋服には、おしゃれ着用の中性洗剤を使うのがおすすめです。
また、コットンの洗濯時には、「洗濯ネット」の利用もぜひ検討してみましょう。
天然素材のコットンには、非常にやわらかく伸び縮みしやすいという特徴があります。欠かさず洗濯ネットを使用することは、そんなコットンを洗濯時の水流やほかの衣類との接触から守る上でとても有効な手段といえるでしょう。
洗濯水の温度に気を付ける
コットンには、「熱によって縮む」という特性があります。型崩れを防ぎ、長く大切に使いたいのであれば、洗濯に使う水の温度にも気を付けておきましょう。
特に、普段から洗濯に風呂の残り湯を使っているという人は注意が必要です。コットンへのダメージを最低限に留めるためにも、洗濯水の水温は30℃以下のぬるま湯までに抑えるのがおすすめですよ。
洗濯後に傷めないポイント
コットン素材の衣類を長持ちさせられるかどうかは、洗濯後の扱いによっても大きく変わります。洗濯後に覚えておきたいポイントを二つチェックしていきましょう!
乾燥時には温度に注意して
高温にさらされると縮みやすいコットンは、乾燥時の温度にも注意が必要です。基本的には外干し、もしくは部屋干しがよいと覚えておきましょう。
コットンは変色、退色しやすい素材でもあるため、外干しの際も直射日光はできるだけ避けましょう。風通しのよい日陰で平置きをすると、色の変化だけでなく型崩れも防げるのでおすすめですよ!
なお、梅雨時などでどうしても乾燥機を使わなければならないというときは、低温設定の上、半乾きの状態で取り出しましょう。ある程度乾いたら、あとは室内干しなどに移行するとよいですね。
適切なアイロンで長持ちさせる
コットンシャツを洗濯機にかけると、多かれ少なかれシワが残ってしまうものですよね。そんなときは、適切なアイロンでシャツ本来の姿に整えましょう。
用意する物は、アイロン、アイロン台、霧吹きの3点です。
1.アイロンをあてる部分に霧吹きでたっぷりと水を吹き付ける
2.手でしっかりと支えながらドライアイロンをゆっくりとあてる。このとき、コットン100%の物は高温、ポリエステル混の物は中温に設定する
コットンシャツに深く入ったシワを伸ばすには、スチームアイロンよりも「霧吹き+ドライアイロン」が有効です。
なお、洗濯後の湿った状態でアイロンをあてれば、霧吹きの必要がないのでラクチンですよ! アイロン後には、ハンガーにかけて熱を取ることも忘れないようにしましょう。
縮む危険性がある場合とは?
コットンの縮みを防ぐためには、縮む危険性の高いアイテムやシチュエーションを知っておくことが大切です。主なポイントを二つ確認していきましょう!
生地の目が緩く作られている服
コットン素材の衣類の中でも、特に縮みやすいことで知られているのがニットをはじめとする「生地の目が緩く作られている服」です。
コットンの糸は、もともと縮れた繊維をより合わせることで作られています。この糸が水に濡れると、繊維の1本1本が本来の縮れた姿に戻ろうとする力が働き、生地全体が縮んでしまうのです。
「生地の目が緩く作られている服」の場合、糸同士の間に空いている隙間が大きいぶん、元に戻ろうという力も大きく働きます。その結果、目が詰まったコットンに比べ、全体の縮みがより大きく表れてしまうのです。
縮みやすいのは最初の洗濯
コットンの縮みは、「最初の洗濯」の際に大きく表れるという特徴があります。これは、先述の「繊維の1本1本が本来の縮れた姿に戻ろうとする力」が初めて水に濡れた際により大きく働くことによるものです。
なお、この初めての洗濯の際には、縮みやすいだけでなく、色落ちも起きがちです。ほかの洗濯物と分けて洗ったり、干し方に気を配ったりと、より丁寧に扱う必要があるでしょう。
自宅の洗濯機でコットンの洗濯をしよう
コットン素材の衣類を洗濯する際は、「洗濯表示」を忘れずに確認しましょう。中には「手洗いのみ」「水洗い不可」のような、洗濯機が利用できない物があるので注意が必要です。
なお、洗濯機を利用する際には、洗濯ネットを使ったり、おしゃれ着用中性洗剤を使ったりと工夫することでより美しく長持ちさせられますよ。
温度や縮みやすい条件なども確認しながら、大切なコットンアイテムを自宅の洗濯機で気軽にお手入れしてみましょう!
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