ワンルームマンションのリノベーション費用と相場をチェック！空き部屋をなくして入居率を上げよう！

ワンルームマンションリノベーションにかかる費用

自分が住む予定の無い投資用マンションの場合、室内の全ての箇所をリノベーションする必要はありません。度を過ぎるリノベーションを行ったところで家賃を上げられるとも限らず、むしろ改修費用がかさんだために採算が取れなくなってしまう可能性すらあります。大切なのは、入居者のニーズを汲んでポイントを絞ったリノベーションです。ここでは、ワンルームマンションでよく行われるリノベーション箇所と、改修にかかる費用の相場をご紹介いたします。

■3点ユニットの分離工事
3点ユニットバスとは、浴槽とトイレ、洗面台が一緒くたにされたユニットバスのことで、マンションだけではなくホテルなどでも広く採用されています。しかし、マンション市場では人気が高いともいえず、むしろユニットバスを避ける人も一定数存在します。その証拠に、バスとトイレが別の賃貸物件は、ユニットバスのそれより家賃の許容平均額が高いという調査結果も出ています。3点ユニットバスの分離工事は、50万円から100万円前後が相場とされています。

■キッチンの交換
キッチンを新品に交換する場合は、10～20万円前後が相場です。

■フローリングの張り替え
昨今は昔ながらの和室よりも、使いやすい洋室に人気が集まっています。もし、部屋が畳敷きならフローリングへの張り替えを検討するのがおすすめです。フローリングへの張り替えは1平米辺り10000円前後が相場となります。

■クロスの貼り換え
部屋の壁面を覆うクロスは、部屋の印象を左右する重要な箇所です。クロスの張り替えは、1平米辺り1000円前後で行うことができます。

リノベーション費用を節約するために

利回りを高くするためにもできる限り費用は節約したいもの。そこで、費用節約のための方法をいくつかご紹介いたします。

■発注方法で費用を削減
リノベーションの依頼方法で、大きな差異が出ることがあります。一般に工務店に管理会社経由で発注すると手数料がかかり、やや割高になります。一方で、自分で工務店を探し、直接発注すると費用は安くなる傾向にありますが、どうしても手間がかかってしまいます。

■見積は複数の業者に依頼する
リノベーションの正確な費用を知るには、専門の業者に見積を出してもらうのが最適です。さらに複数の業者に見積を出してもらえば、費用について比較検討しながら計画を立てられます。

■定額制を利用するのも一案
近年はマンションのリノベーション専門の業者も増えてきています。それらの多くは、定額制のリノベーションを請け負っています。細かな注文は難しいケースが多くなりますが、割安でリノベーションできる場合があります。

実際に行われた事例から見る費用

リノベーションにかかる費用は、条件によって変わってきます。ここでは参考までに、実際に行われたリノベーションの事例とその費用をご紹介いたします。

■【事例1】築27年のワンルームマンションをフルリノベーション
この事例でのリノベーション内容は多岐にわたり、3点式のユニットバスをシャワーとトイレが別のユニットに交換、洗濯機置き場の新設、ミニキッチンの交換、クロスや壁紙などの貼り換えも行いました。
このフルリノベーションにかかった費用は約150万円でした。

■【事例2】築29年のワンルームマンションをスケルトンにしてからリノベーションした事例
水回りと設備を機能的にまとめるのが難しく、いったんスケルトンにしてからリノベーションした事例です。3点ユニットの分離と、洗濯機置き場と余裕ある収納の新設と言う依頼に応えつつ、追加でユニットバス分離に伴う配管の工事やキッチンの交換を行い、リビングの壁はホワイト・ライトグリーンの2色へ張り替えを行いました。いったんスケルトンにしたため費用はやや高く、約225万円でのリノベーションとなりました。

おわりに

ワンルームマンションへの投資は、リノベーションを加えても費用が安く、スタートの敷居が低いのが特徴です。そのため、会社員を続けながらマンション経営を行う「サラリーマン大家さん」も数多くいます。老後の資金や資産運用のための資産運用に興味がおありでしたら、一度リノベーションを含めたマンション投資を検討してみてはいかがでしょうか？

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