
リノベーションの流れを事前に知り、スムーズなリノベ実現につなげよう!
今回は、リノベーションの流れをわかりやすく説明いたします。リノベーションは作業工程や費用面が複雑なので、流れを理解しておかないと上手くいかない場合もあります。ところで、リノベーションが具体的にどのような流れで行われるかご存知ですか?リノベーションは、「中古物件探し」と「住宅ローン」、「リノベーション工事」の3つの流れを同時に行うのが特徴です。ここでは、それぞれ順を追って説明していきます。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 1925
- 4
- 0
-
いいね
-
クリップ
中古物件探し
主に、不動産会社で行います。既にご住居をお持ちの方は必要のないプロセスです。
■【ステップ1】希望物件を探す
はじめに行うのが、希望物件の検索です。マンションか一戸建てか、沿線など立地のご希望、周辺の治安や施設などの住環境、予算などの希望を元に、不動産会社に赴いたりネットを駆使したりして、できるだけ希望にかなう物件を探しましょう。
■【ステップ2】候補物件の見学
希望の物件が見つかったら、現地に直接見学に行くようにすると良いでしょう。書面や写真からでは伝わらない利点や欠点が見つかることもあるからです。一戸建ての中古物件では、現状の法規で違法にあたる点はないかどうかや、建物の劣化状況などを重点的にチェックしましょう。マンションの場合は、専有部分だけではなく、共有部分の状況もしっかり確認しておきましょう。また、リノベーションを依頼する建築会社によっては、この段階から相談に乗ってくれる場合もあります。
■【ステップ3】物件の購入
希望の物件が見つかり、見学も終えたらいよいよ物件の購入です。不動産の購入には、売買契約を締結する必要があります。一度契約を締結すると、簡単には解除できませんので注意しましょう。もちろん不動産会社にも説明責任などはありますが、最終的には自己責任となります。また、買うか買わないかの判断を早めに下す必要にせまられることもあります。条件の良い物件は、悩んでいるうちに売れてしまう危険があるからです。
住宅ローン
中古住宅の購入とリノベーションには、ローンを使用できる可能性があります。住宅に関するローンは主に2種類があり、まず「リフォームローン」は、民間の金融機関で扱われる無担保ローンです。無担保ローンは審査が早く、抵当権の設定も必要ありませんが、借り入れ可能な金額が低く、返済期間も短いのが特徴です。一方で、審査が長く抵当権の設定が必要となりますが、借り入れ可能な金額が高く返済期間も長いのが「住宅ローン」です。リノベーション案件では、中古住宅の購入とリノベーションを同時に行う場合に限り、住宅ローンを借り入れることができる可能性があります。
以下はローンを受け取るための一般的なプロセスです。
■【ステップ1】資金計画の相談
主に、銀行などの金融機関の窓口で行います。相談には、源泉徴収など年収が分かるもの、勤続年数確認のための健康保険証、その他のローンがある場合はその明細などを持参すると、具体的な相談やアドバイスがもらえます。既に中古物件を購入済みの場合は、物件の概要や価格が分かるものを持参すると良いでしょう。
■【ステップ2】ローンの事前調査
工事請負契約や購入契約の前に、ローンが通るか確認しておくのが事前調査です。調査には1週間から2週間ほどかかります。
■【ステップ3】ローンの本審査
銀行などの金融機関が行う事前審査に対し、保証会社が行うのが本審査です。前述の通り、審査を行う機関が違うので、事前調査が通ったからと言って本審査も通るわけではない点は留意しておきましょう。審査の結果は、おおむね1週間ほどで出ます。
■【ステップ4】ローン契約の締結
金融機関との間に金銭消費賃借契約を締結し、融資が実行されます。
リノベーション工事
リノベーション工事を行う業者の選定は早めに行うのがおすすめです。物件選びの段階から業者さんに参加してもらえれば、着工までスムーズに計画をすすめられます。
■【ステップ1】担当業者との相談
希望する間取りや設備などを相談します。物件をまだ入手していないようなら、物件探しについて助言をもらい、可能なら一緒に探してもらうと良いでしょう。
■【ステップ2】リノベーションプランを練る
物件が既に入手済みか、購入する物件が決まった段階でより具体的なリノベーションプランを練っていきます。設計図や見積書を参考にしながら、ご自分の希望を伝え、慎重に検討を重ねていきましょう。
■【ステップ3】工事請負契約の締結
担当業者と工事請負契約を結びます。
■【ステップ4】工事の開始
工期に関しては一概には言えませんが、躯体が剥き出しの状態まで戻して行うフルリノベーションで、約2カ月の工期になります。
おわりに
スムーズにリノベーションを行うためには、様々な機関に赴く必要があることがお分かりいただけたかと思います。どれから手をつけたらいいのか分からない方は、まずは不動産業者か金融機関に相談に行くと良いでしょう。アドバイスをもらいながらリノベーションを進めることができます。また、近年はリノベーション初心者のための相談会やセミナーを行っていることもあるので、それらに参加してみるのもおすすめです。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 1925
- 4
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
火災保険に加入するとき必要な書類とは?何から準備したらいい?【専門家監修】LIMIA 住まい部
-
自宅をリノベーションしたい!成功のポイントや注意点を徹底解説LIMIA 住まい部
-
ローンを利用して実家のリフォームをする時のポイントと注意点LIMIA 住まい部
-
【注目】リフォームすると固定資産税が上がる?リフォーム後の固定資産税を徹底調査LIMIA 住まい部
-
リフォームローンの審査が甘い銀行は?審査が通りやすくなる方法って?LIMIA 住まい部
-
リフォームローンの審査期間はどれくらい?審査が遅いときは不利なの?LIMIA 住まい部
-
ガス会社の切り替えはどうすればできるの?方法と料金、トラブル例を紹介LIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
【戸建ての資産価値は築15年から急落?】もっと高く売れたのに…と後悔しない不動産売却LIMIA 住まい部
-
万一の事態に備えるため、家の傾きが起きた際の保証について確認!LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】【比較】中古戸建てフルリノベーションと新築戸建て、どっちがお得?LIMIA 住まい部
-
【2021年版】トイレリフォームの補助金対象・受けとる条件を解説LIMIA 住まい部
-
建売住宅のリノベーション。新築物件を自分好みに作り変える、ポイント・注意点をご紹介!LIMIA 住まい部
-
火災保険に入らないことはできるの?火事のリスクや費用について解説【専門家監修】LIMIA 住まい部