
「建て替え」か「リノベーション」か。古くなった住居を新しくするにはどっちがいい?
今回は、「リノベーション」と「建て替え」をさまざまな観点から比較していきます。元の家を活かした「リノベーション」と一から新しい家にする「建て替え」は、それぞれにメリット・デメリットがあり、目的に応じて適した方法を選ぶことが大切です。ただ、そのどちらを選択すれば良いのか、分からない方もいらっしゃるかもしれません。そんな方は、この記事を参考に「リノベーション」と「建て替え」を比較してみてください!
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概要を比較!リノベーションと建て替え
住居を全面的に増改築し資産価値をも向上させるリノベーションと、既存の住居を解体し新たに住居を建築する建て替え。両者の違いは、基礎部分を壊すか否かにあります。つまり、住居の大部分を解体したとしても、基礎部分に手を加えなければリノベーションに分類されるわけです。そのような場合は、見た目は新築でありながら新築扱いにならず、築年数もリセットされません。
自由度で比較!リノベーションと建て替え
新築時代には感じなかった不満も、長く住んでいると出てくるものです。せっかくリノベーションや建て替えを行うなら、同時に解消してしまいましょう。そんな不満を解消できる自由度の観点で両者を比較すると、わずかながら建て替えの方に分があるようです。
建て替えは、実質的に新築工事と同じになるため、住み手の希望を可能なかぎり反映することができます。住居内の間取りから外観、耐震構造や耐火性能に至るまで細かな拘りにも、ほぼ対応可能です。ただ、ひとつ注意が必要なのが、建蔽率と容積率です。以前とは基準が変わってしまっていることも多いので、場合によっては既存の住居より狭く作り直さなければならないこともあります。
一方、リノベーションでは、外観や内装などでほぼ希望を反映できますが、間取りの変更や家の傾きの修正など大規模な工事は難しいか、もしくは費用が嵩んでしまうことがあります。ただ、リノベーションをしたい部分としない部分を細かく選ぶことができるほか、予算や日程の都合で優先順位を決めて工事を行うなど融通を利かせることができます。また、現在の建築基準法以前に建てられた住居であれば、当時の建蔽率や容積率を保つことができると言うメリットも有しています。
費用で比較!リノベーションと建て替え
リノベーションか建て替えを判断するうえで、多くの方が重要視するのが費用でしょう。そこで、費用の観点から両者を比較していきます。
結論から言うと、より費用が安く済むのはリノベーションの方であることが多くなります。それは、単純にリノベーションの方が、工事部分が少なく、また解体によって生じる廃材などが少ないためです。大規模な耐震補強や家の傾きの修正などを行うと費用が嵩みますが、それでも新築の半分程度の費用で住居をリノベーションできます。
建て替えの場合、純粋な工事費用に加え、既存の住居を解体する費用と、解体した廃材を処理する費用がかかるため、どうしてもリノベーションより多くの費用がかかる傾向にあるようです。また、不動産取得税や固定資産税、登録免許税なども新築同様にかかってきます。ただ、これらの税金に関しては、条件次第で軽減措置を受けられる可能性があります。事前に、それらの条件についても調べておくようにしましょう。
工事期間で比較!リノベーションと建て替え
リノベーションか建て替えを判断するうえで、意外と気になるのが工事期間ではないでしょうか。工事期間が長引くようだと、その間どこに住むのか、また別途必要になる家賃や宿泊費も気になってきます。ここでは工事期間で両者を比較していきます。
一般的に、工事期間はリノベーションの方が短くなるケースが多いようです。これは、建て替えの際にはどうしても必要になる解体工事や基礎工事がないからです。工事の規模にもよりますが、リノベーションはおおまかで1カ月から3カ月で終わります。また、既存の住居に居住しながら工事を行うことができるので、仮住まいを探す必要がない可能性が高いのもポイントです。
建て替えの場合は、どうしても工事が長くなる傾向があります。工事は解体工事からはじまり、基礎工事、新築工事、外構工事と続き、工期は3カ月から6カ月、規模によっては年を跨ぐこともあります。居住ができない間は仮住まいを手配しなければなりません。施工会社によっては、仮住まいが用意されていることもありますが、多くの場合、自分で探さなければならないようです。
おわりに
自由度を重視するなら建て替え、費用効果を重視するならリノベーションが向いていると言えるようです。ご自分の予算と希望をはっきりさせたうえで、どちらかを選択すると良いでしょう。イメージがつかめない方は、建て替えとリノベーションの両方で見積を出してもらってはいかがでしょうか?費用や工期の具体的な数字をつかめれば、判断をしやすくなるかもしれません。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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