障子の洋風リフォーム！ご自宅に合ったベストな方法は？

障子枠はそのままで、障子紙を洋風に替える手軽なリフォーム

最も手軽な障子の洋風リフォームは、障子枠などには手を加えず、洋風の障子紙に交換する方法でしょう。破れにくく拭き掃除ができるプラスチック障子紙などに、洒落た洋風デザインのものが多く出回っています。和室を洋室にする予定はないけれど「和モダン風」に使いたいなどの目的なら、低コストで雰囲気を大きく変えられるよい方法になるでしょう。工事の際は自分で貼る方法もありますが、プラスチック障子紙は長く使う可能性もありますから、業者さんにお願いするのが確実です。

障子の戸を外して、ロールスクリーンなどを取り付けるリフォーム

障子の戸の部分を外し、代わりにロールスクリーンやカーテンを取り付ける方法も、比較的手軽な洋風リフォームです。建具などの交換をせずに、手っ取り早く洋風の雰囲気を出したい場合にはおすすめでしょう。ただし、リフォーム箇所が間仕切り部分なら障子に比べてプライバシーの確保が難しくなりますし、各部屋の冷暖房効率が下がる可能性もありますから注意が必要です。

障子の戸を洋風の引き戸に交換するリフォーム

障子を洋風の引き戸に交換するのも、大掛かりな工事をせず室内のイメージを大胆に変えられるリフォームです。現在は、既存の敷居にはめ込むタイプの引き戸レールなども普及していますから、簡単な工事で見た目と使い勝手を一気に向上させられるのが魅力です。ただし、引き戸への交換は、障子だったときと比べて採光性が低下する可能性があります。リフォーム後の光の取り入れ方などもしっかり考慮して、計画を立てる必要があるでしょう。

敷居や鴨居部分まで交換する、本格的な障子の洋風リフォーム

和風の雰囲気を完全になくして洋風にリフォームするなら、敷居や鴨居、縦枠の部分まですべて洋風の建具に交換しなければなりません。交換作業は、壁と建具の取り合い部分に下地処理が必要となるため大掛かりになります。たとえば、和室を完全に洋室に変えるタイミングなど、壁をリフォームするとき一緒に行うのがおすすめです。

障子の洋風リフォーム・実例紹介

それでは、障子を洋風にリフォームした実例をいくつか紹介していきましょう。

■和室に洋のイメージを取り入れるため、障子からプリーツスクリーンに交換
窓の内側装飾が障子でしたが、洋風のイメージを取り入れるため窓2面の障子を取り外してプリーツスクリーンに替えました。これだけで、コストを極力抑えながら「和モダン」風の部屋が完成。プリーツスクリーンは2枚重ねのツインスタイルを選んで、採光の自由度をより高めています。

■オリジナルデザインの洋風障子に交換
オーソドックスな格子状の障子から、横桟が入ったデザインの洋風ガラス障子をオーダーして交換しました。障子の採光性はそのままで室内のイメージが大きく変えられたほか、障子をメンテナンスする手間も解消できました。

■障子の掃き出し窓から、洋風サッシの窓に思い切って交換
和室を洋室へリフォームするため、掃き出し窓の内障子部分を洋風の窓枠へ交換しました。既存の鴨居・敷居・縦枠をすべて解体し、壁との取り合い部に下地処理をして窓枠を取り付け、上部にはカーテンレールも施工しています。障子の面影はすっかり消え、元が和室であったことが全くわからない仕上がりになりました。

おわりに

いかがでしたか？障子の洋風リフォームは種類が豊富で、予算や目的、どこまで洋風にしたいかなどによってさまざまな選択肢があります。施工業者さんともしっかり相談し、イメージや費用などがご希望に見合った方法を選んで成功へつなげましょう。まずは一括見積を利用して多くの業者さんから見積をとり、施工内容や条件を比較検討しながら計画を立てるのがおすすめです。

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