屋根裏をリフォーム!収納スペースを作る上で失敗しないための注意点とは?
今回は屋根裏を収納スペースへリフォームするための注意点をいくつかご紹介します。「この屋根裏空間をリフォームして収納スペースにしたい」と考えている方も多いことでしょう。屋根裏を収納場所にすれば、増築などの費用をかけずに居住空間の有効活用にもつながります。屋根裏のリフォームを成功させるための情報をまとめました。
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屋根裏収納はどんな屋根にも取り付けられるの?
建築基準法では、以下の3つの点が定められています。
・下階(2階建てであれば2階)の床面積の8分の1以内であること
・屋根裏の床から天井までが、1.4メートル以内であること
・屋根裏収納への昇降には、取り外し可能、もしくは折り畳み式のハシゴを利用すること
これら3点を満たしていなければ、「増築」とみなされてしまい、課税対象になる場合がありますので注意が必要です。また、屋根裏を収納スペースとして利用する場合は、上方向に重心が移動することが多くなります。重心が移動すると、住宅の安全性や耐震性などの面で問題が生じてしまう恐れがありますから、設計時は重心に対する配慮が必要です。例えば、2階部分が1階部分の一方に偏って造られている住宅などは、特に重心に注意する必要があるでしょう。
屋根裏収納リフォームの注意点
屋根裏を収納スペースにする際には、いくつか注意すべきポイントがあります。大きな失敗につながりかねないため、以下の注意点をしっかりと押さえておきましょう。
【注意点その1】熱のこもりやすさ
屋根裏はとても熱がこもりやすいスペースであるため、住宅によっては断熱材を入れて熱対策をする必要があります。このような熱対策をしないと、例えば「ろうそくを保管していたら溶けてしまっていた」「プラスチックケースが変形してしまっていた」などの失敗につながる恐れがあります。
【注意点その2】結露の発生
冬場は室内で温められた空気が屋根裏で冷やされ、結露の発生へとつながることがあります。断熱材と天井の仕上げ材の間に防湿シートを入れることで、屋根裏への湿った空気の侵入を防ぐことができます。普段の生活で湿気が気になる方は、防湿シートの導入を積極的に考えてみましょう。
【注意点その3】カビの発生
屋根裏は結露が発生しやすいスペースであるため、カビの繁殖場所になってしまうことがあります。したがって、カビ対策も考えておく必要があります。例えば、換気扇を設置したり、小窓を新設したりするなど、空気の流れを作る対策法があります。
おわりに
屋根裏に収納スペースを作ることはとても便利ですが、注意点を見落としていたために、「収納していたものを破損してしまった」となってしまうケースも珍しくありません。今回ご紹介した注意点を押さえて、具体的なリフォームの計画を考えていきましょう。
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