【ねこのふらり一人旅 #20】やっぱりガウディはすごかった!サグラダ・ファミリア教会を効率よく見学する方法

バルセロナのサグラダ・ファミリア教会といえば、誰もが一度は見てみたいという世界遺産。ところが、一年を通して世界中から大勢の観光客が押し寄せ、見学はいつも大行列。入場まで数時間並ぶなんてことはザラ。限られた時間を有効に使うためのポイントをいくつかご紹介しましょう。

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世界遺産〔サグラダ・ファミリア〕は朝一番がオススメ!

いつも混んでいるサグラダ・ファミリア教会。でも朝一番に行けば比較的空いています。入場チケットは事前に公式サイトから予約を。Eチケットを持参し、チケットブースに並ぶ時間を節約しましょう!

朝の見学をおすすめするもうひとつのポイントは、朝日を浴びたサグラダ・ファミリアがもっとも美しいとされているからです。『生誕のファサード』『受難のファザード』ではステンドグラスを通して幻想的な光が差し込んでいました。その厳かな光に涙が溢れるほどの感動を覚えることでしょう。

内部は森の中に迷い込んだような雰囲気。木の幹とその枝をイメージした柱がサグラダ・ファミリアの高い天井を支えています。重厚な外観からは想像もつかない明るく色鮮やかな空間が広がります。

エレベーターを使って塔に登ってみよう!

塔へと昇るエレベーターは受難のファサード側と生誕のファサード側とに2つあり、チケット購入時にどちらかを選びます。生誕のファサード側であれば、ガウディ広場を真下に眺めることができ、受難のファサード側には、モンジュイックの丘を見渡すことができますよ。

塔から降りる時は約400段のらせん階段を使います。のぞいてみるとまるでカタツムリみたい! 自然界の神秘を愛したガウディならではの遊び心が感じられると思いませんか?

未完の世界遺産を楽しめるのは残りわずか!

サグラダファミリの完成は、1882年の着工から300年はかかるとされていましたが、建築技術の発展やIT化によって大幅に早まり、現在のところ2026年の完成を予定しています。つまり、建築中と完成後の姿をそれぞれ見ることができるというわけです!

未完成の状態を見学できるのは残りわずか。工事の足場や建築資材が置かれていたり、建設作業員さんたちの姿を見られるのも“未完の世界遺産”ならではなので、感性をイメージしながら楽しみましょう!

サグラダ・ファミリア教会のモデル〔モンセラット〕を訪ねてみよう

いくつもの塔がにょきにょきと建つサグラダ・ファミリア。一般的な教会とは異なるその姿は、奇想天外な発想を持つガウディらしいですよね。ところが、サグラダ・ファミリアにはモデルになった山があるのをご存知? その名も〔モンセラット〕。バルセロナから電車を利用し、約1時間で行くことができます。

カタルーニャ語で「のこぎりの山」という意味のモンセラットは、もともとは湖であったところが地殻変動により隆起し、現在のような特徴的な形になったと言われています。1000m以上の山がつんつんとのこぎりの歯のように出ている山々は、確かにサグラダ・ファミリアを彷彿させます。

スペイン随一の観光スポットであるサグラダ・ファミリア教会は、お昼頃には団体客は押し寄せ、内部もすし詰め状態に! ゆっくり見学をしたいなら、9時の開場よりを目指し、余裕を持ってお出かけを!

●文/写真 ねこりょうこ
雑誌編集を経てフリーランスのライターとして活動中。ライフスタイル提案、料理、旅行記事を中心に執筆。夫と娘の三人暮らし。

▽「ねこのふらり一人旅」スペイン編はこちら!▽

▽パリ編の一覧はこちら♪▽

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