ベニヤ板の壁をリフォームする方法をご紹介

今がリフォームのタイミング？失敗しない見積もりのポイント

年数が経ったベニヤ板の壁は、汚れやシミが目立ってきたり、プリント部分が剥げてきたりして、部屋全体が古ぼけた印象になります。ベニヤ板は、薄くスライスした木の板を、接着剤を使って何層にも重ねあわせることでできています。そのような作りのため、断熱性はしっかりしていますが、湿気を通さない特徴を持っており、年月が経つにつれてどうしても劣化が目立ってきてしまう傾向にあります。

そんな古くなってしまったベニヤ板の壁については、リフォームでリフレッシュすることを考えてみましょう。おすすめは壁一面を、ホワイト系の明るい色のクロスに張り替える方法です。さらに抗菌機能などの効果をもつクロスを選べば、部屋の印象アップに加えて、空気まで清潔感のある部屋に変えることができます。

しかし、ベニヤ板リフォームは相場がわかりにくいものです。リフォームを行う家の広さや築年数、劣化具合に同じものはなく、それぞれの家の状態に合ったプランが必要となるためです。ベニヤ板リフォームの見積もりに失敗しないポイントとしては、

・3社以上の企業から金額を提示してもらう
・価格だけで判断しない
・見積もりの内訳をチェックする

の3つが挙げられます。数社から見積もりを取って比較することで、それぞれの企業のこだわりポイントが見えてきます。見積もりには、インターネットの一括見積もりサイトを使うと便利でしょう。

他社に比べて安い場合は、費用を抑える工夫をしているような場合もあるでしょうし、見積もり内容に不足があるということもあります。反対に、他社より高かったとしても、材料や丁寧な仕上げにこだわりがある場合なども考えられます。

一括見積もりを利用したら、その内容について疑問に思うところをしっかり確認しておくことで、納得のいくベニヤ板リフォームをすることに近づけるでしょう。

いざ張り替え！知っておきたいリフォームの工程

ベニヤ壁をクロス張りにリフォームする工程は、現在のベニヤの状態などによって主に2つの方法に分かれます。以下では、その特徴や工期をご紹介していきます。

【方法その1】現在のベニヤ壁に下地を施してクロス張り

現在のベニヤ壁に直接クロスを張るため作業工数が少なく、リフォームのコストを抑えることができます。ただし、ベニヤの傷みが激しい場合はできない工法です。

作業の流れとしては、まずベニヤ壁にシーラーを施してから、凹凸をパテで埋めて平らにします。接着性を高める下地調整を行い、準備が整ったらクロスを張っていきます。工期は2日程度です。

【方法その2】薄いベニヤ板を上張りしてクロス張り

現在のベニヤ壁の傷みが激しい場合、仕上がりや耐久性の観点からこちらの工法をおすすめします。リフォームの流れは、既存のベニヤ壁に下地用の5mm程度のベニヤを追い張りしてから、クロス張りを行います。工期は3日〜1週間程度です。

ベニヤ壁をリフォームする際に、コンセントやスイッチの交換などを希望する方もいるでしょう。そのようなリフォームも、依頼先によってはオプション費用を支払うことによって、実現させることができます。そのため、一括見積もりを利用する前に、リフォームの要望をしっかりとまとめておきましょう。

おわりに

同じ家に長い間住んでいると、インテリアに飽きてしまいがちです。そのような方には、ベニヤ板を壁紙にチェンジして部屋の印象を大きく変えるリフォームをおすすめします。新しいクロスで部屋を美しく変身させて、模様替えのモチベーションを上げましょう。

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