洗面所・脱衣所のリフォームに適した床材や方法は？床材の種類や選び方のポイントもご紹介

重ね張り？張り替え？洗面所・脱衣所の床に適したリフォーム方法

床のリフォーム方法には、大きく分けて「重ね張り・張り替え」の2種類があります。

重ね張り…元々張ってある床材の上に、新しい床材を張る方法
張り替え…元々の床材を撤去し、新しい床材を張る方法

重ね張りのメリットは、床材を撤去する手間を省けるという点です。新しい床材をそのまま張るだけなので、DIYにも向いている方法と言えるでしょう。しかし、重ね張りには床が現状よりも高くなってしまう、元々の床と新しい床の間に空気層が生じるため、カビが発生しやすくなってしまうなどのデメリットがあります。

それに対して張り替えは、作業にかかる費用や時間は増えることになりますが、スペースを無駄にすることがありませんし、カビのリスクも抑えられます。洗面所・脱衣所の床は特にカビが生じやすいため、床材を長持ちさせたい場合には、張り替えを積極的に考えてみましょう。

床材選びで確認しておきたい3つのポイント！

床のリフォームでは方法だけでなく、床材にもこだわる必要があります。床材に関して、特に確認しておきたいポイントとしては、

・機能性…耐水性や耐久性、手入れのしやすさなど
・快適性…表面の温かさや感触、経年劣化の早さなど
・価格

の3つが挙げられます。以下では、具体的な床材の種類と、各種類の特徴についてそれぞれご紹介しましょう。

床材その1. フローリング

フローリングはその構造によって、「無垢・複合」の2種類に分けられています。構成層が単一である無垢フローリングは、快適性の面で優れているとされており、選べるデザインも豊富です。しかし、耐水性が低く汚れにも弱いといった欠点があり、ほかの床材と比べて価格も高い傾向にあります。

それに対して、合板の上に木材が張られている複合フローリングには、ある程度の耐水性や防汚性を期待することができます。価格も特に高いわけではありませんが、無垢フローリングに比べると表面の感触や保温性が優れているとは言えません。

床材その2. フロアタイル

フロアタイルのメリットは、耐水性や耐久性など、機能面で優れている点です。水拭きもしやすく、お手入れに困ることもないでしょう。ただし、衝撃には弱い特徴を持っているため、重いものを落とすと割れてしまう恐れがあります。

ほかにも、デザインが豊富な点、価格が特に高くない点などのメリットがありますが、足触りなど快適性の面で優れているとは言えません。

床材その3. クッションフロア

クッションフロアは床材の中でも、特にデザインが豊富であり、価格も安いとされている材料です。耐水性や手入れのしやすさなど、機能面でも全体的に優れており、トイレやキッチンなどにも多く使用されています。

ただし、経年劣化が進みやすいといったデメリットがあるため、定期的にしっかりと手入れをする必要があるでしょう。

上記のように、床材によってメリット・デメリットが異なるため、床のリフォームでは慎重に床材を選ばなくてはなりません。予算や手入れの頻度、洗面所・脱衣所の環境などを考慮し、ぴったりな床材を選ぶようにしましょう。

洗面所の床リフォームにかかる期間

所要期間に関しては、依頼する専門業者やリフォームの範囲によって大きく変わってきます。簡単なリフォームであれば半日程度、広い範囲では1週間前後と幅が広いため、専門業者に工期をしっかりと見積もってもらいましょう。

なお、床の下地が劣化している場合には、さらに長い期間を要する可能性があります。そのため、専門業者に依頼する前に、床の状態を自分でも確認しておくことが望ましいでしょう。

おわりに

いかがでしたか？床材の種類やリフォームの方法によって、機能性や快適性、価格などが変わってくることがお分かりいただけたことでしょう。また、専門業者や工事の内容によって、かかる時間も大きく変わってくるため、支障が出ない時期を選んで依頼することも大切なポイントです。

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