
メリットだけではない!太陽光発電はデメリットをちゃんと理解した上で導入しよう
太陽光を利用して発電する太陽光発電はクリーンかつ経済的です。しかしそんなメリットにばかり気を取られていると、導入した後に「こんなはずじゃ」と不満に思ってしまう可能性もあります。そこで今回は、あえて太陽光発電のデメリットやリスクに焦点をあててみました。デメリットもきちんと理解した上で導入しましょう。
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知らなかった! 太陽光発電のデメリットってこんなにあるの?
「自宅で電気を作れる」「あまった電気は売れる」という点がクローズアップされる太陽光発電ですが、太陽光発電はメリットばかりではありません。こうしたメリットの反面、デメリットもいくつか存在します。
太陽光発電のデメリットやリスクは設置に関わるものから、運用、将来的なものまでさまざまなシーンであります。以下におもなものをまとめてみました。
・初期費用が高額
・定期的にメンテナンスが必要
・汚れなどで発電効率が落ちる
・発電量が天候に左右される
・機器を設置する場所が必要
・雨漏りのリスクが高まる
・売電価格が低下している
・周辺に高い建物が建つと発電効率が落ちる可能性がある
「こんなにあるの?」と驚いた方も多いでしょう。これらのデメリットは対応次第で解消できるものもあれば、対応することが難しいものもあります。大切なのは、対応できるデメリットには事前に対策をする、対応できないものは理解した上で利用することです。
考え方次第でデメリットにならないこともある!
まずは対策次第でなんとかなるデメリットについて解説していきます。
【初期費用が高額】
太陽光発電を導入する際に検討材料となるのが初期費用です。太陽電池モジュールなどの機器を設置する必要があり、その費用は安くて1,000,000円程度、高いものだと2,000,000円以上と高額になるからです。
ただし最近では機器の性能が向上する一方、価格が減少傾向にあります。また中古品やリユース品を取り扱う業者も増えてきており、一昔前に比べると価格は手頃です。
初期費用は電気料金の削減や売電収入などによって回収することができます。初期費用が高額でも先行投資と思えばデメリットと感じることはないでしょう。
【雨漏りのリスクが高まる】
太陽光発電は、太陽電池モジュールを屋根に設置するのが一般的です。このときに屋根に穴を開けて支持部材を取り付け、その上に架台と太陽電池モジュールを設置します。そのため雨漏りのリスクが高まるのです。
ただし雨漏りのリスクを回避する方法があります。それは、屋根と一体型の太陽電池モジュールを使うことです。費用は高くなりますが、雨漏りに対する心配はなくなります。
【機器を設置する場所が必要】
太陽光発電システムの発電量は太陽電池モジュールの面積や向き、設置角度などによって大きく違ってきます。そのため太陽電池モジュールの置き場所を優先するあまり、敷地をうまく使えなかったり、住居の仕様や広さ、間取りなどが思いどおりにならなかったりするケースもあります。
また屋内にもパワーコンディショナーなどの機器を設置する必要があります。しかもパワーコンディショナーからは電磁波が発生しており、わずかに音も発しています。そのため周囲に迷惑にならずに設置する場所を確保しなければなりません。
これらは工務店や設置業者が適切な設計をすることでデメリットには感じませんが、家主としてもしっかり確認することが必要です。
対応できないデメリットは的確に理解することが重要!
太陽光発電のデメリットには、対応ができないものもあります。こうしたデメリットはしっかりと理解した上での利用が大切です。
【メンテナンス費用がかかる】
太陽光発電の場合、機器のメンテナンスを適切におこなう必要があります。機器に不具合が起きると発電量が減りますし、風雨などで汚れが付着しても発電量に影響が出ます。
そのため掃除や点検、メンテナンスは定期的におこない、故障の際は適切に部品交換をしなければなりません。そのたびに費用が必要になることを覚えておきましょう。
【発電量が天候に左右される】
太陽光発電は、雨や曇り、雪の日は発電量が低下します。また夜間は全く発電しません。しかも太陽電池モジュールは構造上、温度が高くなりすぎると発電量が小さくなります。つまり真夏などの太陽光の多いときでも、発電量は増えるのではなく、低下するのです。
こうしたもともとの性質は変えられません。あらかじめ理解しておきましょう。
【売電価格が低下する】
太陽光発電により発電された電力は「余剰電力買取制度」によって、一定期間電力会社が固定価格で買い取ってくれます。しかし売電価格は毎年のように下がっており、今後もさらに低下していくと考えられています。
【周辺環境が変わる可能性がある】
太陽光発電でもっとも重要なのは発電に必要な太陽光エネルギーを得ることです。しかし太陽光発電システムを導入したときに太陽光を有効的に得られていたとしても、それが将来ずっと続くのかは保証されていません。
周辺の空き地にマンションやビルなどの高い建物が建ち、日照時間が減ることも考えられます。こうしたリスクも将来的にあることを理解した上で、導入を検討しましょう。
まとめ
メリットばかり強調される太陽光発電ですが、デメリットやリスクについて理解しておくことはとても重要です。デメリットに対する心構えをしっかり持って適切に対策することで、太陽光発電を安定的に運用することができます。
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