トイレを和式から洋式にリフォーム!費用の目安や使える補助金を解説

トイレを和式から洋式にリフォームしたい!どれくらい費用がかかるかの目安や、少しでも安く抑えるために活用したい補助金を解説。DIYしたい人におすすめな、置くだけタイプの簡易トイレも紹介します。

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トイレを和式から洋式にリフォームする際の費用の目安

  • 和式から洋式への変更:15万円前後

※2023年10月 LIMIA編集部調べ

リフォーム業者などいくつかのサイトを調査した結果、和式トイレから洋式トイレへリフォームする際の費用の目安は、だいたい15万円前後でした。

ただし、トイレの種類やグレード、段差解消など追加の工事内容によって、リフォーム費用は大きく変動します。特に和式トイレにはコンセントがないケースも多く、洋式トイレへのリフォームにともない温水便座などのコンセントを必要とする場合は、電気系統の増設工事も視野に入れる必要があるでしょう。

具体的な費用については必ず見積もりを取るようにしましょう。

トイレのリフォームで活用できる補助金

トイレのリフォーム費用の負担を少しでも減らすためには、国や地方自治体の補助金や助成金制度を利用するのがおすすめです。

ここからは、トイレのリフォームで活用できる補助金制度について解説します。

介護保険の補助金制度

  • 補助金:最大20万円
  • 支給条件:要介護者・要支援者の介護を目的とした住宅改修工事
  • 対象リフォーム:手すり設置、段差の解消など

介護保険は、要支援・要介護認定を受けている方を対象とした国の制度です。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは「介護保険における住宅改修」として、補助金を受け取ることができる場合があります。具体的な条件としては、利用者が要支援・要介護認定を受けていて、改修を行う住宅に居住していることが挙げられます。

補助金の額は、利用者の所得に応じて7~9割が支給され、リフォーム費の上限は20万円となっています。この補助金の支給は「償還払い」という形で、リフォーム完了後に払い戻しを受ける方式となっています。

参考:介護保険における住宅改修 - 厚生労働省

自治体の補助金制度

地方自治体には、トイレリフォームに関する独自の補助金や助成金制度が設けられている場合があります。

東京都足立区の「足立区住宅改良助成制度」では、バリアフリー、減災への改修工事として洋式トイレ化段差解消が補助金の対象となっており、最大30万円(※)の補助金を受けられる可能性があります。

また、愛媛県松山市の「節水型トイレ改修助成制度」では、省エネルギー化を目的とした節水型トイレへの改修が対象となっており、改修前後で1L以上の洗浄水量が減少するリフォーム工事をすると最大3万円の補助金が受けられます。

自治体の補助金制度は適用条件や補助金の金額などが異なるため、各自治体の詳細な条件や手続きを確認しましょう。

トイレを和式から洋式にリフォームする工事方法と工期

  1. 1.解体・撤去工事
  2. 2.配管工事
  3. 3.下地工事
  4. 4.洋式トイレの取付工事

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、便器の撤去や床の解体など、何もない状態へしてから新たに設置する必要があります。工期は通常1~5日間ほどかかります。

ただし、工事の内容や状況によっては、最短で半日で完了することもあれば、5日以上かかることもあります。例えば、床や壁をタイル仕上げにする場合や、コンクリートの基礎工事が必要な場合は、工期が長くなる可能性があります。

リフォームを検討している方は、事前に工事業者と相談し、工事の内容や工期、費用などをしっかりと確認しておくことが大切です。

トイレを和式から洋式にリフォームするメリット

  • 衛生的で清潔を保てる
  • 足腰の負担が少ない
  • 節水になる

衛生的で清潔を保てる

洋式トイレは、排泄物が便器内の水溜まりへ直接流れるため、臭いが室内に広がりにくくなっています。

さらに、脱臭や自動洗浄などの機能を持つ機種もあります。こまめに清掃をしなくても臭いや汚れが残りにくい仕様になっているため、衛生的といえるでしょう。

足腰の負担が少ない

洋式トイレは座って使用できるので、しゃがんで使用する和式トイレと比較して足腰への負担が大幅に軽減されます。

特に高齢者や小さな子どもなど、筋力が少なく足腰に不安を感じる方にとっては、負担を減らして使用できるのが大きなメリットです。

節水になる

現代の洋式トイレは、過去のモデルと比べて使用水量が大幅に削減されています。例えばTOTO社製品では、1975年以前のトイレでは1回あたりの洗浄水量が20Lだったのに対し、2000年を越えてからは3~6L程度の使用量で済むタイプのトイレが主流に。

節水技術の進化にともなって生活用水が減少し、水道代の節約にもつながります。

参考:Q4 トイレでどれくらい水を使うの? - TOTO株式会社

トイレを和式から洋式にリフォームするデメリット

  • 工事費用がかかる
  • 電気代が増える

工事費用がかかる

和式トイレから洋式トイレへリフォームするには、工事費用がかかります。

目安は記事冒頭でもお伝えした15万円前後となりますが、これはあくまで目安の数字となり、自宅のトイレの構造や配管の位置によっては、別途工事が発生して費用がさらにかさむことも考えられるでしょう。

実際にどれくらいの金額が必要になるかは、現地調査を経て見積もりを出してもらうことをおすすめします。

電気代が増える

洋式トイレには、ウォシュレットや暖房便座のような機能を持つタイプがあります。これらの機能を使う場合は電気を使用するため、リフォーム前はなかった電気代が新たに発生することに。

ウォシュレットひとつとっても、常にお湯を用意しておく貯湯式と、その場で水を温める瞬間式で年間の電気代が異なるため、設置する際はライフスタイルに合わせた機能を選ぶようにしましょう。

洋式トイレの選び方

トイレのタイプで選ぶ

洋式トイレには「組み合わせトイレ」「一体型トイレ」「タンクレストイレ」の3種類があります。

便器・便座・タンクを組み合わせたトイレは安価な一方で継ぎ目の清掃が大変、一体型トイレやタンクレストイレはデザイン性が高いものの修繕に難ありだったりと、それぞれにメリットとデメリットがあります。

便座の機能で選ぶ

洋式トイレの便座にはさまざまな機能があります。

例えば、温水洗浄、暖房便座、脱臭機能など、便座の性能は向上し続けています。これらの機能は、使用者の快適性や衛生面の向上が期待できます。

特に寒い季節の暖房便座など、快適にトイレを利用するための機能を選ぶのがおすすめです。

実際に触ってみて選ぶ

トイレを選ぶ際には、実際に店舗や展示場でトイレを試してみることがおすすめです。

触感や座り心地、操作のしやすさなど、実際に体験することで最適なトイレを選ぶ際の参考になります。

おすすめの洋式トイレ

ここからは、おすすめの洋式トイレを紹介します。

TOTO

[CS400B+SH401BA]TOTO 組み合わせ便器 ピュアレストEX 一般地 床排水 排水心200mm 手洗あり(旧品番:CS330B+SH333BA・CS330B+SH331BA) (#nw1)
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日本の代表的なトイレメーカーTOTOのピュアレストEXは、リーズナブルな価格帯でタンク・便器・便座を選べる組み合わせトイレです。

凹凸の少ない形状で、組み合わせトイレの懸念点である掃除のしづらさを解決。渦を巻くように洗浄水が流れるトルネード洗浄で、汚れをきっちりと落としてくれます。

パナソニック

XCH1501WSK(本体 CH1501WSK + 配管CH150F) パナソニック アラウーノ L150シリーズ タイプ1 床排水 標準タイプ
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家電製品をはじめとする多岐にわたる製品を手がけるパナソニックのアラウーノ L150シリーズは、泡でトイレを洗浄する全自動タンクレストイレです。

飛びはね汚れを防ぐガードやオゾン水による自動除菌(※1)、壁の臭いまで脱臭(※2)するナノイーXなど、パナソニック独自の機能を兼ね備えたトイレになっています。

※1:オゾン水洗浄30秒後の効果です。
【試験機関】 大阪府立大学 【試験方法】オゾン水で洗浄後、試験片に残存した菌数を測定 【抑制の方法】オゾン水で洗浄 【対象】付着した菌 【試験結果】オゾン水洗浄30秒で99%以上抑制(第20180326-001号)(試験は1種類のみの菌で実施)
※2:約5m3空間での約1時間後の効果です。
【試験機関】 パナソニックホールディングス(株)プロダクト解析センター 【試験方法】試験室(約5m3)において6段階臭気強度表示法により検証 【脱臭の方法】ナノイーを放出 【対象】付着したトイレ臭 【試験結果】1時間で臭気強度1以上低減(1V332-180307-K01)

LEXEL

アメージュZ便器LIXIL トイレ 排水芯:120/200〜580mm 手洗あり オフホワイト YBC-Z30H/BN8+YDT-Z380H/BN8
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建材・設備機器と住関連サービスを展開するLEXELのアメージュ便器はアクアセラミック素材で新品同様の輝きを保てます。

独自の節水技術で、洗浄性能は高いままに2000年頃と比較して大幅な節水を実現。地球環境にも配慮したエコロジー&エコノミーなトイレです。

トイレを和式から洋式に変えるリフォームはDIYできる?

新輝合成 トンボ 洋式便座 両用型 段差あり 和式トイレ用 ベージュ 61×40.5×20.5cm 介護 日本製
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トイレを和式から洋式にリフォームするには、専門的な知識や技術が必要です。そのため、工事を伴うリフォームを素人が行うのは難しいでしょう。

ただし、和式トイレに置くだけでOKな簡易設置洋式トイレであればDIYが可能です。

大がかりな工事が不要で、素人でも簡単にリフォームできます。便座には豊富な種類があるため、自分がほしいものを探してみましょう。

トイレを和式から洋式にするリフォームは専門業者へ依頼しよう

出典:リフォームガイド

和式から洋式へトイレをリフォームするなら、リフォーム会社へ依頼する方法がおすすめです。いくつかのリフォーム会社で相見積もりを取ることで、相場の費用を比較できるため必ず実施しておきたいところ。

リフォームガイド」は専門コンシェルジュが要望にあったリフォーム会社を紹介してくれるサービスです。

万が一着手金を払ったあとに工事が進まなくなっても、着手金の返還や代替業者の手配などを行ってくれるため、安心して任せることができます。

匿名OK、無料で相談できるので、トイレのリフォームを考えている方は相談してみてください。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームに関するQ&A

提供:LIMIA編集部

ここからは、トイレのリフォームに関する疑問をQ&A形式で答えます。

Q1. トイレのリフォーム費用の目安は?

A. 和式トイレから洋式トイレへのリフォーム費用の目安は15万円前後です

トイレのグレードや付帯工事の有無によって費用は異なるため、見積もりを依頼しましょう。
※2023年10月時点のLIMIA編集部調査に基づく目安です。

Q2. トイレのリフォームに使える補助金はある?

A. 介護保険や自治体独自の補助金制度が利用できます

要介護・要支援認定された方が済む住居の場合、介護保険を利用できる場合があります。ケアマネージャーに相談してみましょう。

また、各自治体でも省エネ化やバリアフリー化を目的とした独自の補助金制度を設けている場合があるため、住んでいる自治体で探してみてください。

※記載している情報は、LIMIA編集部の調査結果(2023年10月)に基づいたものです。
※画像は全てイメージです。

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