効率よく温まろう!〔バスクリン〕のお風呂博士に聞く、お風呂の入り方とは?

体が冷える冬場こそ、湯船につかってしっかりと体を温めて、疲れを癒やしたいですよね。「だけど、時間がなくて......」という方、半身浴でゆっくりと入らなければいけないと思っていませんか? 今回は、バスクリンのお風呂博士・石川 泰弘さんに、意外と知らない効率的なお風呂の入り方や、子どもとのコミュニケーションにもなる、お風呂時間の過ごし方を聞きました!

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半身浴よりも簡単! 体が温まる入浴方法とは?

〔バスクリン〕お風呂博士・石川 泰弘さん

——入浴方法として、半身浴で30分ほどゆっくりつかるのがいいということをよく聞くのですが、忙しいとなかなか実践できなくて。

石川 泰弘さん(以下、石川さん):実は半身浴神話というのがあって、みなさんそういう風に半身浴がいいと言っているんですけれど、もともとは心肺機能が弱い方や、心臓に病気を持っている方のための入り方なんですよ。

——えっそうなんですか⁉

石川さん:そう。心臓に水圧の負担がないようにする入り方なんです。お湯の中に入ると、当然水圧がかかってきたり、浮力が働いたり、お湯の温度で温まったりします。この「水圧」「浮力」「温熱」が、お風呂の三大効果と言われているものなんです。

これは温泉でも感じられるし、家庭のお風呂でも感じられる効果です。健康に問題がない状態であれば、全身浴がおすすめ。

もちろん、水圧の負担を避けたい方は、半身浴がおすすめです。半身浴というと、腰ぐらいまでと考えてしまっている方もいますが、みぞおちまでつかりましょう。

——全身浴をするとかなりお湯を使いますよね。

石川さん:最近のお風呂は底が浅いので、みぞおちがつかるところまでお湯を入れて、温まりたいときは少し体をずらして肩までつかるというやり方もおすすめですよ。家族によって、圧迫感を感じやすい人、お湯が熱く感じる人とそれぞれですから、全身浴と半身浴両方の入り方ができるお湯の量がいいでしょう。

——なるほど。節約にもなって、効率的ですね!

石川さん:おすすめの入り方の順番は、最初は肩までつかってしっかり温めて、温まったと思ったら、半身浴でゆっくり入るやり方です。また、半身浴をしていて冷えを感じたら全身浴にするというふうに、臨機応変に入りましょう。

——今まで半身浴で入らなければ! と思っていましたが、無理して半身浴で時間をかけて温めなくてもいいのはうれしいですね。

石川さん:特に持病を抱えていない方は、肩までつかって短い時間でしっかり温まりましょう。

自分に合う温度・入浴時間を知ろう!

40℃前後の気持ちいと感じる温度で、10〜15分程度肩までつかるのがおすすめ
ドキドキしてきたらお風呂から上がりましょう

石川さん:体をじんわり温めるために重要になってくるのが、「お湯の温度」です。熱いとそんなに入ってられないので、気持ちよくつかっているられる温度をみつけてみましょう。

血液を循環させることが大事なんですが、血液が体を循環するのに約1分と言われているんです。熱いお湯だと3分しかつかることができないところが、ちょうどいい温度だと10分つかることができる。3周しか循環しないより、10周させた方が結果的には温まるんです。

——お湯の温度の目安はありますか?

石川さん:まず、温度は40℃くらいをひとつの目安にしてください。もちろん、熱さの感じ方は個人差があるので、入ったときに「気持ちがいいなあ」と感じる温度に調整しましょう。

——自分に合う温度で調整するのがポイントなんですね! お湯につかる時間の目安はありますか?

石川さん:10分もすれば体は温まりますよ。お風呂に入っていると、体にも段階的に変化が訪れるんです。

——段階的な変化とはどのようなものでしょうか?

石川さん:まずはうっすら額に汗が出るというポイントがあって、それが体が温まったというサインなんですね。長く入っていると心臓に負担がかかってきて、ドキドキしてくるんです。そうなると「もう出てちょうだいね」というサインなので、お風呂から上がりましょう。

——それがその人にとってのベストな入浴時間ということになるんですね!

石川さん:そうですね。15分も入浴すれば、体中の筋肉に酸素が行き届くので、長くても15分つかれば十分です。

——筋肉に酸素が行き届くと、どのような影響があるのでしょうか?

石川さん:筋肉は酸素を利用して継続的にエネルギーを作り出します。筋肉中の酸素が減ると、エネルギーを作れなくなるので、疲れを感じるのです。だから、酸素を取り入れることによって、疲労回復につながります。

——10〜15分で温まって疲れも取れるのなら、忙しくても毎日続けられそうですね! 逆にそれよりも長くつかるとどうなるんでしょうか?

石川さん:もちろん、15分よりも長くお風呂に入ることは決してNGではありません。リラックスタイムを楽しんでいただいていいのですが、長く入ることでお肌への負担がかかります。長湯をする場合は、お風呂から上がった後は10分以内にしっかり保湿してあげましょう。

入浴剤も上手に使おう!

新商品《きき湯 バスエステ》

——お風呂に入ることが多くなるこの季節は、入浴剤を使うことも多くなりますよね。おすすめの入浴剤はありますか?

石川さん:乾燥が気になるこの季節は〔バスクリン〕の新商品《きき湯 バスエステ》がおすすめです。水素と炭酸の泡が発砲する上に、アルガンオイルも配合されていて、乾燥を防ぎながら、ぜいたくなバスタイムを過ごすことができますよ。

——女性にうれしい入浴剤ですね!

石川さん:入浴剤を入れた場合も、通常の入り方と同じく、自分にあった時間と方法で入浴するといいですよ。

子どもと一緒にお風呂に入るときは?

入浴剤の発泡や色の変化は、お風呂が苦手な子どもも楽しめるかも
お風呂での会話も大切なコミュニケーション

——子どもと入浴する場合、おすすめの入り方はありますか?

石川さん:発泡する入浴剤は子どもが喜びますよね。お風呂につかるのを嫌がる子でも、「シュワシュワしてるよ」「お湯の色が変わったね」などと言って、入浴剤の発泡やカラフルな色を楽しみながら入ってもらうことができます。

——なるほど! それは耳よりです。子どもの入浴で気をつける点はありますか?

石川さん:水分補給が大切ですね。入浴時の体温上昇時間は、若い人ほど早く、歳を重ねると遅くなります。子どもは体温が上昇するのが早いので、汗をかく量も大人より多い。子どもの場合は特に、入浴前にコップ1杯の水を飲んでから入浴しましょう。

——風邪に気をつけたいこの季節、湯冷めしない方法も聞きたいです。

石川さん:湯冷めしないポイントは、お風呂あがりに汗をかいたらちゃんと着替えること。お風呂から上がって、すぐに服を着て、汗をかきっぱなしにしておくと、冷えて風邪をひくんです。少し手間ですが、一度服を着ても、汗をかいたらすぐに着替えることを心がけましょう。バスローブなんかを羽織って、体温を落ち着かせてから着替えるのもおすすめです。

インタビュー後さっそく新商品の《きき湯 バスエステ》(クリアハーブの香り)を使って、入浴方法を実践してみました。

きめ細やかで濃密な泡とハーブの香りに包まれながら、肩までつかって10数分。ドキドキしてきたタイミングであがると、ちょうどよく体が温まっていて、ぐっすりと眠ることができました!

寒くなるこの時期こそ、正しい入浴方法で体をしっかり温めましょう♪

●ライター・写真・イラスト 宇治田エリ

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