暮らすように旅をして宿泊費＆食費を節約！パリのアパート事情【ねこのふらり一人旅 #3】

ホテル選びはもっとわがままじゃなくっちゃ！

パックツアーの場合、提携先のホテルがいくつかに絞られ、その中から選ぶことが一般的です。ホテルのランクが上がれば旅行代金も高くなります。でも、その内訳は開示されないことがほとんど。パンフレットの写真だけではお部屋はもちろん、ホテル全体の雰囲気はわかりにくいですよね。

旅先でのホテルはいわば「わが家」。せっかくですもの、自分の旅のスタイルに合わせて選びたいと思いませんか？　せっかくお金をかけて旅をするんですもの！　とことんわがままになっちゃいましょう！

ここでの「わがまま」とは、ぜいたくをするということではなく、自分の旅のスタイルに合わせたホテル選びをするという意味です。

航空券を手配、旅の行き先が決まったのなら、Booking.comやHotels.comなどの予約サイトをのぞいてみましょう。英語に自信がなくてもご安心を。世界中のホテルをランクや料金、立地、タイプなどから日本語で検索・予約をすることができますよ。

また、旅行者にとってもっとも参考になるのが“口コミ情報”です。実際にホテルを利用した人の評価なので信頼度は高く、実際の部屋の雰囲気や清潔さ、水回り、食事のクオリティ、周辺のイン初期店やスーパーの有無などを確認することができます。

ヨーロッパ1週間の旅行を20万円以内に抑えるためには1泊1万円以下というのが妥当。ここで大切なのが価格だけにとらわれないこと。空港からのアクセスや、観光スポットまでの距離、交通機関などを十分考慮して選ぶようにしましょう。

気分はパリジェンヌ！アパートホテルで暮らすように旅してみない？

ヨーロッパでは女性がひとりで食事をすることは珍しく、特にディナーともなると否応にもなく目立ってしまいます。しかも旅行者ともなればトラブルに巻き込まれるリスクも懸念されます。

とはいえ、せっかくのヨーロッパ旅行。毎日ファストフードやコンビニのお惣菜ではつまらないですよね。

そこでおすすめなのがキッチン付きのアパートタイプのホテルです。マルシェで新鮮な食材を買ってお部屋で料理。スーパーマーケットのお惣菜だって温めて食べることができます。毎朝、ホテルの近くのパン屋さんで買うバゲッドのおいしさといったら！　まるでパリで暮らしているかのような体験をすることができますよ。

そして、何と言っても自炊には、滞在中の食費をぐっと抑えられるというメリットがあります。

わたしの場合、朝食と夕食は基本、アパートで自炊。お目当てのレストランやカフェはランチタイムに利用しました。これで1週間の消費がなんと約2万円！　物価が高いと言われるパリですが、野菜（しかもオーガニック）やお肉などの食材はとってもお得なんですよ。

キッチン付きのホテルやアパートは、Booking.comやHotels.comなどの予約サイト探すことができます。暮らすような旅を叶えてくれるアパートホテル。ぜひ、トライしてみてくださいね！

次回からはいよいよパリで過ごした１週間をお財布事情と併せてご紹介します。


【ねこりょうこ】
雑誌編集を経てフリーランスのライターとして活動中。ライフスタイル提案、料理、旅行記事を中心に執筆。夫と娘の三人暮らし。