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注目される「子供部屋よりリビング」という発想

リビングで過ごす時間が多い「リビング族」と呼ばれる層が増えています。プライベートを重視する方向に進んでいた生活スタイルが、近年は大きく方向転換し、家族とのコミュニケーションを大切に考える人が増えているのです。

家にいる時間の大半を家族とリビングで過ごすリビング族にとって、リビングはもっとも重要な場所であり、充実させたい空間です。プライバシーの象徴といえる子供部屋を縮小してもリビングを充実させたいという人が増加するにつれ、住まいの選び方や間取りに対する考え方にも、変化の兆しが見えてきました。

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リビングは再び家族で過ごす場になった

かつてリビングは「家族そろってテレビを見る」など、家族が同じことをする場所でした。その後、ライフスタイルの様変わりや、好みの多様化といった時代の社会的な変化を受けて、リビングに家族が集う機会は減っていきました。

しかしながら近年はそういった「個」を重視する流れにも、変化の兆しが見られるようになってきました。特に東日本大震災以降は「絆」を大切にしたいという思いから、家族のふれあいを重視する傾向が強まっています。

その結果、最近では再び、家族がリビングで一緒に過ごす機会が増えています。ただし以前のように、全員で同じことをするのではなく、一つの空間で家族がそれぞれのやりたいこと、やるべきことをするという新しいスタイルが普及しはじめているのです。

見直される子供部屋の役割

リビングでの過ごし方が変わるのと同時に進んでいるのが、子供部屋の見直しです。本来子供部屋に求められる機能は「どんな子供に育てたいか」「どんな風に育てたいか」により異なります。

勉強する場所、あるいは睡眠をとる場所という位置づけが一般的ですが、子供部屋の役割としてもっとも重要なのは、独立心を養う場になるということです。プライバシーとコミュニケーションのバランスをとるための空間としても必要とされますが、そのバランス感覚は時代により少しずつ異なります。

一昔前は「友人への電話やメールは子供部屋で」というイメージがあったかもしれませんが、家族の在り方が変わる中、最近ではリビングでプライベートな通信を行う子供も増えています。メールやLINEなど、新たな媒体を使うコミュニケーションは、言葉のチョイスやメッセージを送る時間など、配慮すべき事柄が多々あります。親が見守り、アドバイスできる中で、コミュニケーション技術を育むことには、大きな意味があるといえるかもしれません。

限られた資金や空間をリビングにつぎ込む「リビ充」

リビングや子供部屋の役割が見直される中、限られた資金や空間をリビング優先でつぎ込む世帯が増えています。二階建てなら、一階のリビングに大きな吹き抜けを設けて垂直方向に拡大するなどの設計が人気です。

その分、一般的には二階に設けられることが多い子供部屋は小さくなりますが、「寝るだけのスペース」「最小限勉強と睡眠だけのスペース」と割り切ることができれば、大胆なリビングの拡大が可能となります。

同じく二階に設けられるケースが多い夫婦の寝室なども、機能を限定すれば最小化することが可能です。

住まいやすい多用途リビングの作り方

大きめにとったリビングを充実させるためのコツは、多様な用途に対応できる空間にすることです。たとえばリビングには来客を招き入れる「応接室」としての役割もあります。広いリビングを常にきれいに保つのはたいへんなので、来客時にはスペースを区切れるよう、目隠しになるパーティションなどを設置すると便利です。

書棚やパソコンなど、通常は家族が個人で所有するものも、リビングに置く場合には共用にすると便利です。パソコンの操作でわからないことを尋ねたり、書籍を薦めたりといったコミュニケーション作りにも役立ちます。

リビングで子供が勉強したり、家族がそれぞれくつろいだりと、時間帯によって用途が変わるので、それに合わせて空間をフレキシブルに使えるよう、折りたたみ式の机や移動式のラックなどを導入するのも有効な工夫の一つです。家具は用途ごとに使い分けると、数が増えてしまうので、ダイニングの椅子を子供の勉強や大人の作業用に利用するなど、兼用すると便利です。

まとめ

住まいの間取りは「どのように暮らしたいのか」をしっかり反映したものとなっているのが理想です。家族と一緒に過ごす時間を日常から大切にしたいのであれば、リビングを最優先で充実させる間取りがベストでしょう。ただ子供部屋にも、子育てに必要とされるはたらきはあるので、どのようなバランスをとるべきか、家族の理想と将来を考慮して、間取りを選択するのがよさそうです。

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