話題騒然!アウトドアの老舗「スノーピーク」のアパレル店が表参道に

自然指向のライフスタイルを提案し実現する、をコンセプトとする日本発信のアウトドアブランド、スノーピーク(snow peak)。素材や製造にもこだわるアウトドアギアの数々は、ハイレベルなヘヴィーユーザーはもちろん、ネイチャー志向のナチュラリストからも注目されています。そんなスノーピークが2013年から展開を開始したアパレルラインが今、ファッション感度の高いシティユーザーの中で話題に。昨年11月にアパレル旗艦店として表参道にオープンしたアンテナショップをチェックしつつ、その盛り上がりの秘密を探ってみました。

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アーバンアウトドアを提唱するため、ファッションの聖地、表参道へ新規出店

明治通り交差点近く、表参道から小道を入ってすぐの裏原エリア。ラインナップ展開も、アウトドアギア全体というよりはアパレルを主力にすることで、ファッションに明るい若者層をターゲットに店舗展開をしているとのこと。

昨今、耳の早いおシャレ系若者の間ではネイチャー志向が年々強まっているそうです。「食」でいえば無農薬を謳うオーガニック食品や、「住」であればインテリアへ観葉植物を取り入れたりと、ロハスなライフスタイルを提案してくれる流行も次々に生まれています。そんな中、昨年12月に表参道に突如出現したスノーピークのアパレルラインのアンテナショップは、ブランド展開としては初めて「衣」である「クロージング」という切り口から自然との関わりを広く提案していく、という新しい方向性を目指してプロデュースされた旗艦店なのだそうです。すでに裏原のファッション感度の鋭い若者の間では、ブランドコンセプトである「アーバンアウトドア」というテーマとしたアパレル&ギアが注目されているのです。

店舗内には、ログハウスのような印象の木製のヤグラを設えることで自然との関わりをアピール。
アウトドアギアの総合ブランドであるスノーピークですが、こちらの店舗はアパレルを主力とした路面展開を打ち出しています。スノーピークのアパレルには、「TRANSIT」「CAMP」「DWELL」という3つのラインがあり、それぞれにテーマを設けて展開しています。
もちろんアパレルアイテム以外にも、スノーピーク自慢のアウトドアギアも。スノーピークが生まれた燕三条ならではの金属加工技術を活かしたチタン製のテーブルウェア&調理器具や、普段の生活でも使用してみたいと思わせるファニチャーなど、多種多様のアイテムを展開しています。クロージングを気に入ってくれたら次はライフスタイルにもスノーピークを取り入れて欲しい、そんな想いがこもったセレクションなのです。
同ブランドならではの素材を活かした、木製のカップ類なども。
クロージングの次の展開として一番身近なのではないかと言えるバッグ類。アウトドアブランドならではの機能性に加え、街中でもおしゃれに使いこなせるラインナップが魅力です。
この表参道店舗ならではの展開として、親和性の高いブランドとのコラボレーションも積極的に行っていくとのこと。「ランドスケーパーズ」の観葉植物なども随所に配置して展開している。
コラボレーションしている元プロスノーボーダー福山正和氏のブランド「MofM」も展開。福山氏が実際に使用していたギアなども企画展示。

「自然を感じながら生きていく文化」をクロージングで表現

スノーピークのアパレルが提唱しているテーマは『home⇄tent』。つまり旅とキャンプと我が家は全て地続きである、繋がっている、という考え方。アウトドア専用という捉え方ではなく、アウトドアで快適に過ごせるモノであれば、普段使いのクロージングとしてもそれは最適解なのではないか、ということなのだそうです。そのテーマに沿ったアイテムの数々は、従来のアウトドアアパレルの定説を覆す、街中でも快適且つスマートに着こなせるものばかり。

例えば、重ね着してもごわつかないスリムフィットなインナーや、バックパックのようにショルダー掛けができる機能を持たせる事で、暖房の効いた室内で脱いでも荷物にならないアウターなど、アウトドア的な機能性はもちろん、シティユースの中での使い勝手まで考えられているのです。また、デザイン面でも自然を感じさせるアースカラーを基調としながらも、普段使いの服にも合わせ易い、スタイリッシュなデザインを採用しているのも若者に支持されている大きな理由なのです。

最先端素材と職人技術が作り出すスタイリッシュな”機能性”

街中でも違和感なく着られるクロージングを実現できたのにはもちろんスノーピーク独自の理由が存在します。まず一つ目は素材。インナーアイテムに使用される、伸縮性に優れた素材を使った中綿タイプの3Dストレッチフィルは重ね着をしても着膨れしないスリムなラインと防寒性を両立させています。ダボッとしたイメージのアウドドアアパレルのイメージとはまったく違うスタイリッシュなボディラインを演出してくれるはず。また、難燃素材を採用したアウターなど、日本ブランドならではの最先端素材を積極的に開発、投入しています。

3Dストレッチフィルを使ったインナー類は、中綿タイプでありながら、伸縮性に優れているため、スリムかつ快適な着心地を実現。形状も丸首タイプから襟のついたタイプなど、インナーとはいえそのままアウターシャツとして使えるデザイン性も併せ持っているのが嬉しいですね。
こちらのアウターは、同社独自の耐久撥水加工(DWR加工)を施したピローダウンフーディ。背裏にメッシュポケットがあり、そこに畳んで仕舞うことで枕のように丸める事ができる、持ち運びも便利なアイデアアイテム。あまりの着心地の良さにLIMIA編集長も購入!
ファニチャー類でも独自の素材使いが光っています。例えば折りたたみ可能なこの中央のテーブルなどは、天板に竹を使用。ジャパンメイドらしい和の風合いと手触りが楽しめる一品となっています。ちなみに竹をこのように加工するのには熟練した職人の技術が必要なのだそうで、筆者もお勧めのアイテムの一つです。
ステンレスやチタンなどを使用した金属製ギアのラインナップもスノーピークの特徴の一つ。その美しい仕上がりと思わず手に取ってみたくなるデザインは、金属加工産業が盛んな燕三条生まれのブランドならではなのです。

アウトドア用アパレル、アウトドア専用のギア…、という先入観を捨てて、人が快適に、幸福に暮らす為に必要なモノ、としてこれらのアイテムを見ていると、人は常に自然の中で生きているのだ、という想いが伝わってきます。

特にスノーピークでは、その垣根を越えたところにモノの価値を見い出すことをテーマとしているとのことで、全てのアイテム、全てのギアが、アウトドアアクティビティのみならず生活の一部としても使えるものばかりなのです。アウトドアに興味のある方はもちろん、日常の中で自然を感じたい方にも是非お勧めなブランドなのです。

TEXT:藤川経雄
PHOTO:木下 誠

取材協力:
スノーピーク表参道
住所:東京都渋谷区神宮前6-2-6
電話:03-6805-1452

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