いま行くべき!カナダ・トロントへアートハンティングの旅
カナダ経済の中心地でカナダ最大の都市・トロントは、住民の半数以上がカナダ以外にルーツを持つという真の国際都市。トロントはトロント国際映画祭が開かれる映画の街としても知られていますが、世界有数のアートな都市としても有名。この時期は特に個性的な展覧会が目白押し! トロントのおすすめアートスポットをご紹介します。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 5264
- 3
- 0
-
いいね
-
クリップ
世界的アーティスト、バンクシー(BANKSY)のエキシビションが開催中!
このためだけにトロントを訪れてもいい! と思ったのが、バンクシーのアートエキシビション『THE ART OF BANKSY』がです。工業ビルを改装した大きな建物の中に、バンクシーの作品80点以上が展示されています。
覆面アーティストとして活動し、神出鬼没なバンクシーの作品をまとめて見られることはかなり稀。展覧会に出品されている作品は、ロンドンやロサンゼルスのセミナーに作品や、世界中のアートコレクターからこの展示のために集められたものです。
風船の女の子や、花束を投げる兵士、ミュージシャンたちとのコラボ作品など、さまざまな作品が展示されています。会場もとても広く、作品を見て回るだけでも2~3時間かかりました。
この展覧会の企画を立てたのはバンクシー本人ではなく、バンクシーの元マネージャーのスティーブ・ブライデス氏。そしてなんと6月10日には、今回の展示作品の中の1作品が盗難被害にあったとして国際的なニュースにもなりました。何かと波乱含みですが、バンクシーの作品を一度にこれだけ見られる機会は、またとないチャンス! ぜひ訪れておきたいスポットです。
【THE ART OF BANKSY】
●住所:213 Sterling Rd, Toronto
●電話:+1-855-323-7878
●開場時間:日~水11:00~19:00、木~土11:00~20:00
●休館日:なし
●入館料:35CA$/大人、32.5CA$/シニア・学生、無料/5歳まで
マノロ・ブラニクの特別展も! 世界の靴が大集合
女心をつかんで離さないミュージアムが、1万点以上の靴が展示されている世界最大規模の靴の博物館〔バーター靴博物館(Bata Shoe Museum)〕です。
《バーター(Bata)》とは世界的に有名な靴メーカーで、バーターの社長夫人で靴のコレクターだったソニア・バータさんの膨大な靴コレクションをもとに1995年に〔バーター靴博物館〕を設立しました。
紀元前数千年前に発見されたエジプトの靴から、中国の纏足文化時代の靴、日本の祭事に使われる靴など、学術的・文化的にも貴重な靴から、ハリウッドセレブやバスケのスーパースターのバスケットシューズまでもりだくさん。館内には膨大な量の靴があるのですが、ソニアさんの靴への愛着が伝わってくるような展示方法で、見ていてまったく飽きません。
さらに、2019年1月6日までは、女性憧れのシューズブランド《マノロ・ブラニク》の企画展『MANOLO BLAHNÍK THE ART OF SHOES』が開催されています。
《マノロ・ブラニク》の美しい靴はもちろん、スケッチワークや実際に靴を作る工程が分かる木型の展示、本人のインタビュー映像などを見ることができます。アート級のお値段がする靴ですが、実際にその工程を目にすると、たしかに高いのは納得……といった感じ。
昔のハリウッド女優の靴の横に置いてあったとしても通用するような存在感。乙女な世界にどっぷりつかれること間違いありません。
【Bata Shoe Museum】
●住所:327 Bloor Street West, Toronto
●電話:+1-416-979-7799
●開場時間:日~水・土10:00~18:00、金10:00~21:30、日12:00~17:00
●休館日:なし
●入館料:14CA$/大人、12 CA$/シニア、8CA$/学生、5CA$/子ども(5~17歳)、無料/4歳まで
併設カフェやレストランも人気! 器の世界にうっとり
テーブルセッティングが楽しくて仕方ない。そんな人におすすめなのが、15~19世紀のヨーロッパの陶磁器を集めた〔ガーディナー陶磁器美術館(Gardiner Museum)〕です。カナダのスターシェフ、ジェイミー・ケネディ氏がプロデュースしてたカフェが併設され、されていることでも有名。今年8月には美術館併設の《クレイ(CLAY)》レストランがリニューアルオープン予定ということで、工事の真っ最中でした。
館内にはイタリアのマジョルカ陶器やドイツの《マイセン》など、陶磁器マニアにはたまらない貴重な品が展示されています。
地下の教室では、ワークショップのプログラムも多数用意されているので、時間があれば参加するのも楽しそうです。
【ガーディナー陶磁器美術館】
●住所: 111 Queen's Park, Toronto
●電話:+1-416-586-8080
●開場時間:月~木10:00~18:00、金10:00~21:00、土・日10~17:00
●休館日:なし
●入館料:15CA$/大人、11CA$/シニア、9CA$/学生、無料/子ども
美しい布の世界を堪能したい!
13000点以上のコレクションを誇る〔テキスタイルミュージアム(大オブ カナダ(Textile Museum of Canada)〕は、布や衣服を通して私たちにさまざまななことを考えさせてくれる美術館です
テーマごとに展示されているコレクションは、見る側へのアプローチ方法もユニーク。楽しみながら布について学ぶことができます。
当時の手仕事を感じる貴重な布や、現代アートとしてのテキスタイルなど、さまざまな布の魅力に出会うことができる場所です。ウェブサイトでは、過去の展覧会の詳細が確認できるので、まずはチェックしてみて。
【Textile Museum of Canada】
●住所: 55 Centre Avenue, Toronto
●電話:+1 -416- 599-5321
●開館時間:平日11:00~17:00、水11:00~20:00
●休館日:なし
●入館料:15CA$/大人、10CA$/シニア、6CA$/学生
街並みのアート散策も楽しい
トロントの街中アートのランドマーク的な存在が、《セントローレンスマーケット(St. Lawrence Market)》から徒歩5分ほどの場所に建つ《グッダーハムビルディング(Gooderham Building)》、通称《フラットアイアンビル》です。
ビルの後ろには、本物の窓に混じってトリックアートが描かれています。そして、このビルのすぐ隣にある《バークジーパーク(Berczy Park)》に今年誕生して話題をさらっているのが、黄金の骨が輝く犬の噴水です。
たくさんのワンちゃんたちが、骨を見上げている姿がかわいい! 中には猫も1匹まじっているので、探してみてくださいね。
〔セントローレンスマーケット〕は、昔からトロント市民の台所として愛されている市営の市場。イートインスペースもたくさんあり、メープルシロップなどのお土産もたくさんあって、おすすめのスポットです!
カナダへは、デルタ航空のデトロイト経由で乗り継いできたのですが、デトロイト空港内のトンネルが、かなりアートで楽しめました。
【取材協力】
●デルタ航空
●オンタリオ州観光局
●写真・文 美濃羽佐智子
- 5264
- 3
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
【DIYショップ巡り #10】DIYer注目!日本有数の「木のまち」新木場で木材の魅力に触れようLIMIA DIY部
-
【DIYer必見!】エンチョーDIY祭り@ふじさんめっせへ遊びにいこう!株式会社エンチョー
-
【全国版】直接触れられる時代が来た♡おすすめフクロウカフェ5選LIMIA おでかけ部