旧イギリス領事館で、文明開化の風を感じながら本場イギリスティータイムセットで優雅なひととき

自然の美しさと、食べ物の豊かさ、そして世界三大夜景に数えられる美しい景色がある、魅力的な街が「函館」です。そんな、一大観光地である函館ですが、昔は海外との交流、貿易が盛んに行われていたことから歴史ある建造物が多く残っています。今でも当時の面影は残っておりその中でも雪の降る今の時期、美しいことで有名なのが「旧イギリス領事館」です。

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当時の華やかさを感じる本場イギリス建築を再現した「旧イギリス領事館」

今の函館を作ったと言っても過言ではない、函館の歴史を語る上で欠かせないできごとがあります。それは、江戸時代に全国に先駆けて外国に開港、貿易を始めたことです。

その結果、海外文化の最先端の場所となった函館は人も物も異文化の物が多く受け入れられ海外との窓口となりました。

その歴史ある建物群の中で、一番におすすめなのが〔旧イギリス領事館〕です。

この領事館の歴史は古く、1859年の開港から数回の大火の度に再建されています。現在残されている建物は1913年イギリス政府工務省上海工事局の設計によって建てられ、1934年の閉鎖まで領事館として使用されていました。現在では、観光できる施設として公開されています。

当時の華やかさが残る本場イギリス様式の部屋の数々

領事館内部は、一般に公開されていて見学することができます。領事館ということもあり、その部屋の多さに驚きます。その数30部屋。

領事の執務室や客間だけでなく、使用人の部屋も用意されています。

領事館が立っているのは函館山の麓。ちょうど窓からは港が一望できる最高の立地で、建物の2階が領事家族の寝室や居間になっており、当時の様子が再現されています。きっと、窓辺に立って函館の街を観察していたのではないでしょうか。

この領事館の特色は、部屋の数だけではありません。日本の領事館ということで、畳の部屋も用意されています。

イギリスの調度品に囲まれて楽しむ、本場のティータイムセット

当時の様子を一通り楽しんだら、館内に併設されている本場の紅茶やお菓子を楽しむことができる〔ティールーム ヴィクトリアンローズ〕で本場のティータイムはいかがですか?

イギリスから取り寄せたアンティークの調度品でコーディネートされた室内は、高級貴族の部屋そのもの。そんな特別な部屋でいただく紅茶とお菓子は、優雅な気分にさせてくれます。

そして今回いただいたのは、イギリスでの正式な場で供されるティータイムセット。

紅茶の他に、焼き菓子、スコーン、軽食、ケーキがセットになっています。タワーのセットをあれこれと取り分けながら、楽しいティータイムが過ごせます。

ちなみにセットではバラのジャムも付いてきます。こちらは味もおいしいですが、なによりバラの香りが素晴らしいデザートです。

おいしく食べておしゃべりしながら、日頃のストレスを忘れてしまう。そんな場所です。

さいごに

当時の日本の窓口だった場所ということで他にも立派な洋館や領事館が立ち並んでいます。

春には、中庭に飢えているバラが見事に咲きローズガーデンになりパーティーや結婚式も行われるとのことでした。雪の積もった領事館も美しいですし、春先の暖かい時期もおすすめな場所です。

【施設情報】
●店舗名:函館市旧イギリス領事館
●住所:北海道函館市元町33-14
●休館日:年末年始
●営業時間:9:00~19:00(4月1日〜10月31日)
       9:00〜17:00(11月1日〜3月31日)
●問い合わせ先:電話番号 0138-27-8159
●HP:https://hakodate-kankou.com/british/

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