葉山奨之“亮太”「相撲がかっこいいと思う」に、伊原六花“穂香”が最高の笑顔＜シコふんじゃった！＞

【写真】まわしをつけて表情が引き締まる亮太(葉山奨之)

葉山奨之と伊原六花がW主演するドラマ「シコふんじゃった！」の第5話が11月16日に配信スタート。物語後半に向け、相撲部入部の条件だった団体戦への参戦を終えた亮太(葉山)の決意と、穂香(伊原)の新たな出会いが描かれた。(以下、ネタバレがあります)

学生相撲の試合を終えた相撲部

同ドラマは、本木雅弘主演で1992年に公開され、日本アカデミー賞5部門受賞など高い評価を得た映画「シコふんじゃった。」から30年後の新たな物語を描く。映画で監督・脚本を務めた周防正行が総監督となり、ディズニーの公式動画配信サービス・ディズニープラスで毎週水曜に全世界へ独占配信。

舞台となるのは、またもや廃部の危機に直面する教立大学相撲部。卒業単位のために入部した亮太(葉山)と相撲以外への興味ゼロな穂香(伊原)を中心に、現代の若者たちの魅力がつまった青春ストーリーが繰り広げられる。

第5話では、学生相撲の試合を終え、相撲部に変化が訪れた。

退部か、続行か、揺れた亮太の決断

学生相撲選手権東日本大会団体戦の結果は惨敗。OBの熊田(六平直政)らに厳しい言葉を浴びせられ、亮太はやる気を喪失し、翌日の穂香が出場する全国学生選抜女子相撲選手権大会の応援に行かなかった。しかし、他の部員たちから穂香が勝ち上がる知らせが届き、居ても立っても居られなくなって試合会場へ。そこで亮太が目にしたのは、穂香が幼なじみで相撲の名門でもある命立館大学女子相撲部に所属する茉優(中山佳子)に負ける姿だった。

その後も稽古に参加しない亮太だったが、同じ大学のスポーツ編集部編集長で、幼なじみの咲(手島実優)に「相撲って面白いね」と言われて、すぐに「うん」とうなずいた。「やっぱ結構ハマってんじゃん」と指摘されて、慌てて否定していたが、きっと亮太の本心から出たうなずきに違いない。

コインランドリーで偶然、穂香に会った亮太は、話しているうちに「俺はすごく…相撲がかっこいいと思う」と胸の内を明かした。その言葉に、相撲愛から怒っているのかと思われるほどに真剣な表情が多かった穂香が見せた笑顔もかわいらしかった。

自分の思いに気付いた亮太は熊田に相撲部を続行することを宣言した。

穂香は同級生を相撲部に誘う

その一方で、相撲部員の俊(佐藤緋美)らは穂香がライバルに負けて落ち込んでいると思っていたが、穂香は「わー(私)に足りないのは気持ちだ。どんな相手にも立ち向かえる強い気持ち」と試合を反省して、密かに闘志を燃やしていた。

そんななか、穂香は体育の授業でペアを組んだ桜子(高橋佳子)の体幹の強さに目を奪われる。“地味に無難に平穏に”が信条の桜子は、穂香の圧に逃げ出してしまうが、学内でトレーニングを重ねる穂香を見て感銘を受け、やがて相撲部に入部することに。そんな桜子に穂香は「相撲は楽しいぞ」と告げた。

亮太が戻り、女子の新入部員も加わった相撲部。亮太は熊田が試合前に一勝でもしたらと約束していた土俵俵(どひょうだわら)の整備を、穂香が勝ったことで交渉し、土俵も新しくなって再スタートをきった。

本話では、穂香と茉優の試合風景に思わず見入ってしまう魅力があった。穂香がその試合を回想シーンでは薄暗いなかライティングで2人を浮かび上がらせて美しさを際立たせていた。そんな相撲にいつしか魅了されていた亮太。相撲以外には興味ゼロだった穂香は、桜子に声を掛けた裏には“仲良くなりたい”という不器用な思いも。

「かっこいい」「楽しい」という思いを抱きながら、相撲を軸にした青春物語が、いよいよ熱い盛り上がりを見せ始めた。茉優が穂香に「団体戦は燃えるぞ。個人戦とは全然違う」と言っていたが、仲間が増えた教立大学相撲部がますます楽しみだ。

◆文＝ザテレビジョンドラマ部



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