RC住宅の基礎を見てみよう!

有難うございますJPホームです。

建物をしっかりと支える役目を果たす大切な構造なのが基礎です。
言葉通り正に家の礎となり、地面と建物をしっかり繋ぎとめる訳ですから、地震や台風などの自然災害に強くなければなりません。
そのため強固な材質で造る必要があり、木造住宅でも基礎はコンクリートで造られています。

しかしながら家が建つと見えない部分になるので、華やかなインテリアや内装のお話とは異なり、役割の割には地味な存在です(ちょっと残念)。

形状もコンクリートで造られた平面の固まりですから大切なのは分かるけど、見た目ではあまり感想は出ないと思います。
しかし、このコンクリートの中には、大量の鉄筋が組み込まれています。

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基礎工程で最も大切な配筋工事

基礎が完成する前には様々な工程がありますが、その中で重要な工程が基礎配筋工事です。

鉄筋は、引っ張る力(引張力)に強いのですが、押す力(圧縮力)には弱い性質があります。そこで圧縮強度の高いコンクリートと組み合すことにより非常に高い構造となるのです。

建築基準法の配筋する数値を径が9mm以上で30cm以内の間隔で、縦横に配置していくことが義務付けられています。JPホームでは、径が10mmの鉄筋を15~20cm以内の間隔で、縦横とも2重に配筋(ダブル配筋)しています。(部位や構造によりピッチ幅は変動します)

組み上げる間隔が広すぎると強度不足となりますが、狭くなりすぎると打設する時にコンクリートが流れず鉄筋が露出する可能性もあるので、適したピッチを保つ必要があります。

この工程を見ていただくと、基礎コンクリートに隠されている鉄筋の量に驚きます。これはRC住宅が木造の5倍の重量(2階建ての場合)がある為、それを支える構造でなければならないので鉄筋量も大量に必要になります。
木造であれば通常重量が軽いので、シングル配筋で問題ありませんが、RC住宅の場合かかる荷重が大きいのでダブル配筋で組んでいきます。

普段見れない基礎配筋を見てみよう!基礎配筋見学会開催!

この基礎配筋工事ですが工程的に途中段階の為、基礎配筋検査が終了した後問題がなければ、基礎コンクリート打設工事をすぐに行いますので、配筋は見えなくなってしまいます。
その為お見せできる期間が非常に短いので、なかなか見学できるタイミングが難しい工程となっています。

今回JPホーム東京本店では、基礎配筋をお見せできる時間ができましたので3月6日(日)世田谷区成城にて基礎見学会を開催いたします。
1日だけですが配筋の状況をご覧いただける絶好の機会となります。
※工事状況により一部配筋工事が終了していない場合がございます。予めご了承ください。

基礎工事中の現場を見た方からは「ここはビルが建つのですか?」という問い合わせがある位の鉄筋量、工事規模で通常の住宅基礎工事と質量とも圧倒的に凌ぎます。こちらをご覧いただければ地震や台風にも耐えうる構造だとご理解頂けると思います。

賃貸併用住宅、5階建て住宅をご検討されている方必見!

今回見学会を開催する現地は、地上5階建ての賃貸併用住宅となります。敷地面積も258.22㎡と規模が大きい現場となり、併用住宅や5階建をご検討の方に参考になるかと思います。

建物も5階建てになると地盤の強度や地質の影響を受けやすくなります。今回の現場も鋼管杭による基礎補強を行っていますので、そのあたりを知りたい方にもちょうど良い機会かと思います。

そして見学現場は、当社成城展示場のすぐ近く(徒歩約3分)にございますので、モデルハウスにもお越しいただければ完成後のRC住宅を体感していただけます。
当日、展示場では設計相談も行っていますので、質問やご相談がございましたら是非お気軽にお越しください。

基礎見学会現地(世田谷区成城)の工事の様子。これから基礎配筋工事へ進みます。
中央の円形になっている部分が鋼管杭による基礎補強部分。鋼管製の杭と基礎コンクリートを強固に繋げる為、太い鉄筋を溶接で取付ける杭頭補強を行っています。

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