ドライヤーのほこりは発火の原因に!分解しなくてもできる掃除方法を紹介
ドライヤーのほこりを取る掃除方法を実践! 掃除機と綿棒、歯ブラシの3つのアイテムを使って気になるほこりを掃除してみました。ドライヤーの吹き出し口に付着したほこりを放置していると発火の原因に。ドライヤーを分解しなくてもできるので、ぜひ参考にしてくださいね。
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毎日使うドライヤーを掃除しよう
日常的に使うドライヤー、たまに焦げ臭さを感じたことはありませんか? そんなときに吹き出し口や中を見ると、ほこりが溜まっていた……ということもあるかもしれません。このほこりは焦げ臭さの原因のひとつです。吹き出し口のほこりは気分的にも嫌ですし、発火するおそれもあるということを考えると見過ごせません。
今回は、そんなドライヤーに溜まったほこりを掃除できる方法を紹介します。合わせてドライヤーの正しい保管方法についても触れていきますので、改めて確認しておきましょう。
ドライヤーにほこりが溜まってしまう原因は?
ドライヤーは後ろの吸い込み口から空気を吸い込み、内部のヒーターで温め、吹き出し口から温風を出す仕組みです。そのため、空気中のほこりも取り込んで汚れてしまいます。
ほこりが溜まってしまうと見た目がよくないのはもちろんですが、内部でほこりが焦げてしまうことも。あまりにひどいと、発火の可能性にもなります。また、ほこりが溜まると風量が落ちることもあるようです。
家にあるドライヤーで確認してみると、吹き出し口には明らかに小さなほこりが溜まっていました。また、反対側の吸い込み口もよく見るとほこりや汚れが溜まっています。今回はこのドライヤーを掃除していきましょう。
ドライヤー掃除に必要なもの
ドライヤーの掃除は、大抵どの家庭にもあるもので行なうことができます。
●掃除機
●使い古しの歯ブラシ
●綿棒
●古新聞
古新聞は落としたごみの受け皿とするだけなので、無くても大丈夫です。
ドライヤー掃除を行う前の準備として、ドライヤーをきちんと冷ましておきましょう。使用した直後だと火傷してしまう可能性があるので、必ず冷めた状態で掃除を行なってください。
ドライヤー掃除の際は、取り外し可能な吹き出し口のカバーは外しておきます。ドライヤー本体に注意書きのシールが貼られているものもあるので、その内容も確認しましょう。特別な道具は必要としないので、思い立ったらすぐに行なえますね。
ドライヤー掃除の方法①掃除機でほこりを吸い取る
ほこりの量が少なかったり、こびりついたりしていない場合は、掃除機で吸い込むだけでもほこりを取り除けます。掃除機で掃除をするときは、ドライヤーのコンセントは抜いておきましょう。
掃除機はハンディタイプがあると便利ですが、今回は細かい場所を掃除するときに使うノズルにして行ないました。
はじめに、吸い込み口側から試してみましたが、あまり変化は感じられません。やや内部に溜まっていたほこりが吸い寄せ、網目に引っ掛かる細かいほこりが増えたような気もします。
ブラシの形状をしたノズルも試したところ、多少ほこりが取れたような気もしますが、効率が悪く感じたため途中で断念しました。
ためしにこの網目を少し濡れた指で擦ってみたところ、多少はほこりが取れました。全部のほこりをきれいに取るのは難しそうですし、指でほこりを取るのはあまり気持ちのよいものではないため、綿棒や歯ブラシでの掃除に期待しましょう。
ドライヤー掃除の方法②綿棒でほこりを掃除する
次に綿棒を使って掃除をしていきます。まず、綿棒を使い、吸い込み口側の網目を、くるくると円を描くようになぞってみました。
多少のほこりは取れている様子です。
しかしきれいに取り除くには、網目のひとつひとつ、ていねいに綿棒を突っ込んでやらないと無理だと感じたので、ほどほどにしてやめました。吸い込み口はこのあと歯ブラシを使ってきれいにしたので、その様子はあとから説明します。
先に、綿棒を使い吐き出し口側をきれいにする方法を紹介しましょう。やり方は簡単で、軽く湿らせた綿棒を使い、網目に引っ掛かっているほこりを綿棒でなぞっていきます。そうするとほこりがよれて、綿棒にくっついて取れます。
網目の内側、電熱線に引っ掛かっていたほこりにも綿棒が届いたため、綿棒を突っ込んで絡めとっておきました。ドライヤーを下向きにして、冷風を出しながら行うと、取れかかったほこりが冷風で吹き飛ばされます。
温風だと危ないので、必ず冷風で。ほこりが出ても平気なように新聞紙を敷いておきました。
綿棒が届く範囲に溜まっていたほこりはきれいになりました。綿棒は、電力も使わない手頃なアイテムなので掃除もしやすいですね。ちなみに、ほこりの量が多いときはざっと歯ブラシで取り除き、歯ブラシが行き届かない細かい部分を綿棒で取り除いても良さそうです。
ドライヤー掃除の方法③使い古しの歯ブラシで掃除する
吸い込み口側は、歯ブラシを使ってきれいにしました。
歯ブラシを縦横に動かしたり、円を描くようにしたりして全体のほこりをかき出しましょう。ほこりが中に入ってしまわないよう、吸い込み口を下向きにして行ないます。
掃除や綿棒での掃除を行なったあとは、このくらい汚れていました。
●before
●after
羽根の部分についたほこりや髪の毛までは取れていませんが、網目に詰まっていたほこりはきれいに取ることができました。
内側にほこりが落ちてしまったら、最後に掃除機で吸い出してあげるとよいでしょう。
羽根の部分にこびりついてしまったほこりや絡まっている髪の毛などは、分解しないと取るのは難しそうです。このドライヤーは分解ができないタイプなので、今回できるのはここまでになります。
ドライヤーの収納アイデア
ここからはドライヤーの収納アイデアを紹介します。ドライヤーを長く使い続けるためにもきちんと収納しましょう。まずは、ドライヤーの保管方法でやりがちな間違った方法を紹介します。画像のような収納方法で収納している方は要チェックです。
●本体にコードを巻き付ける
●湿気の多いところに置いておく
●コンセントを抜かないまま保管
本体をコードに巻き付けたままにしておくと、コードが断線する原因になります。とくに起こりやすいのが、本体とコードの接続部分です。また、ドライヤーのコードを本体に巻き付けておくと、コードがねじれたり結び目ができたりしやすくもなります。
このような状態も断線しやすいのでNGです。
また、ドライヤーは洗面所で使うことが多いですが、水滴がついた状態で電源を入れると故障や感電のおそれがあります。洗面台から水が跳ねる場所には置かないようにしましょう。また、コンセントを挿したままだと、誤って電源が入る可能性があり危険です。
ドライヤーを保管するときは、引き出しなどふたや扉がある場所での保管が、ほこりがつきにくくてよいでしょう。コードは本体に巻き付けず、ゆるめに束ねてください。コードをゴムできつく縛ってしまうと、それもコードに負荷がかかるのでNGです。
ドライヤーを保管する理想の場所は湿度の低い部屋。ちなみに、ドライヤーを使用するときも湿度が低いほうが、ほこりが付きにくいのだとか。お風呂上がり、洗面所でドライヤーを使う場合、換気をきちんと行なうとよいでしょう。
他にもLIMIAではドライヤーの収納アイデアを紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。
▼ドライヤーアイデアはこちら▼
ドライヤーを掃除して気持ちよく使おう
普段なにげなく使っているドライヤーですが、ほこりを溜めないためには定期的に掃除をする必要があります。大体、月に1回くらい掃除するとよいそうです。
ドライヤーは分解できないものもあり、内側を掃除するのは大変でしょう。しかし外側のフィルターの掃除は、使い古した歯ブラシや綿棒などを使って簡単に取ることができます。いつの間にか溜まったほこりを取って、気持ちよくドライヤーを使ってくださいね。
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