狭い家でもこんなに素敵に！狭小住宅のリフォーム事例集

事例1. 築40年の狭少住宅！限られた空間をすっきり住みやすい住宅に

都内の狭小地に佇む築40年の狭小住宅。大規模なスケルトンリフォームによって生まれ変わった事例です。

築40年を数え、住宅の至るところにガタが。とくに、強い風で全体が揺れてしまう住宅の耐震性能と、段差が多く階段の急な造りが、これから長く住み続けるには不安でした。そこで家主は、地震に対して安心で、高齢でも安全に暮らしていけるバリアフリーの完備を要望。また、限られた空間でもスッキリ使いやすい間取りも併せて要望しています。

住宅を解体して分かったのは、想像以上の傷み。既存部分はほとんど使うことが出来なかったので、基礎や土台から柱や梁まで交換する大規模なリフォームとなりました。しかし一方で、構造の大きな見直しが可能となり、耐震性能は文字通り基礎から改善。家の内部は仕切りを極力なくしたオープンな間取りに。また廊下をなくし、水回りをまとめることで、スムーズな生活動線を実現させています。段差や階段の急な勾配も解消され、トイレや浴槽に手すりを設けるなどバリアフリー対策も施され、長く安心安全に暮らしていける住宅になりました。

事例2. 長屋をスケルトンリフォーム！使い辛い1階を使いやすく

古い情緒の残る昔ながらの長屋住宅。長屋は隣の家と軒を連ねているのが特徴で、そのためにリフォームに制限がかかりますが、制限の中でも使い勝手を大きく改良しています。

事例は築50年を超える長屋住宅です。間取りは使い辛く、水回りの設備は老朽化が目立つ状況。そこで家主は、間取りを機能的かつコンパクトに、水回りの設備も最新式への交換を要望でした。また、限られた空間を有効に使った収納の増設、長屋ならではの音の問題についての改善も同時に要望しています。

耐震リフォームの要望はありませんでしたが、スケルトンにまで解体したところで脆弱性が発見され、急きょ耐震補強を実施。耐力壁の増設や基礎の補強を行っています。内部では、廊下をなくしてリビングを拡張する大規模な間取り変更を行い、水回りは設備を一新したうえで、一か所にまとめてスペースを節約。空いたスペースを収納スペースとして有効活用しています。隣と接する壁には防音材を施工し、騒音対策も万全。収納と耐震に快適性をも備えた長屋に生まれ変わっています。

事例3. 築50年の木造の狭小住宅。古き良き和の雰囲気を残しつつ、モダンな内装にリフォーム

築50年の中古住宅を購入し、自分好みにリフォーム。古さと新しさが融合した素敵な住宅に生まれ変わった事例です。

昭和レトロの雰囲気に惹かれて購入した中古住宅。築50年とあり、最大の不安は耐震性能でした。そこで、まずは今の雰囲気を極力残しつつ、耐震性能の向上を家主は要望。間取りはコンパクトでありながら収納は充実させ、インテリアはシンプルで明るいものを希望でした。

耐震的に重要な1階をスケルトン状態まで解体し、新しい間取りに合わせた耐力壁を設置。筋がいを金属プレートで固定することでさらに万全を期しています。気になる屋内は、水回りを一か所にまとめてスペースを捻出し収納を設置。廊下を潰してリビングを拡張し、インテリアには明るい色の無垢材を採用。開放的で明るい印象に仕上がりました。

おわりに

狭小地の住宅であっても、工夫次第で素敵に使いやすくリフォームができる事例を紹介しました。そして、その工夫の多くが、担当したリフォーム会社によって提案されていたのが印象的でした。良いリフォームのためには、信頼できるリフォーム会社とのめぐり合いが重要なようです。一括見積もりを利用すれば、多くの会社からコンタクトが届きます。優良リフォーム会社を探す近道のひとつです。

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