
アパートリフォームを成功させるポイントとは
近年は、古くなった住まいをリフォームして長く住むスタイルが人気です。中にはアパートリフォームを考えている方もいるでしょう。しかし、リフォームするには大きな資金が必要です。そう何度もできることではないため、あらかじめリフォームのポイントを学んでおき、後悔のないように計画を進めていくことが大切です。ここでは、アパートリフォームを行う前に知っておくべき基礎知識をまとめました。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 2705
- 4
- 0
-
いいね
-
クリップ
アパートリフォームのニーズはココにある
アパートリフォームのニーズは、大きく見ると以下の2つに分かれます。
・貸主のためのニーズ
貸主とはつまり、アパートの大家さんのこと。空室率を減らすことが目的で、自らが経営するアパートの賃貸物件をリフォームするケースが多く見られます。
・借主によるニーズ
借主とは、アパートの賃貸物件を、賃料を払って借りている人のこと。より快適な暮らしのために、リフォームを希望するケースが多いようです。
貸主がアパートリフォームする際のポイント
それでは実際に、どのような点に注意しながらアパートリフォームを進めていくべきか、まずは貸主の場合のポイントを見ていきましょう。
1.空室対策したいなら壁紙や床材のリフォームは必須!
「物件の第一印象は壁紙で決まる」と言われるほど、壁紙が綺麗であることは欠かせない要素です。最近では、入居者が変わるたびに壁紙を張り替える大家さんもいるほどで、見た目の美しさは前提条件になっています。いくら立地や間取りが良くても、汚い印象を与えてしまっては、空室はなかなか埋まりません。
また、壁紙と同様に床材も重要です。傷だらけの床、きしみが多い床などは古さをアピールしているようなものです。毎日触れるものであるからこそ、素足でも気持ちよく過ごせる床を提供する必要があるのです。
空室が続いている場合は、壁紙や床材の汚れが目立っていないかチェックしてみましょう。
2.水回りを魅力的にする
築年数が古ければ古いほど、水回り設備が劣化しているケースが多いです。キッチンやユニットバス、トイレ、洗面台といった水回りの古さは、入居率を下げる大きな要因となります。目安としては、10~15年ほどで水回り設備は刷新させることをおすすめします。
3.外観リフォームも視野に入れる
賃貸アパートの評価を決めるのは、物件の内装設備だけではありません。アパートの外観の印象によっても、物件自体の評価が左右されます。つまり、いくら物件の内装設備が魅力的でも、建物の外観の印象が悪ければ契約に繋がらない可能性が高いということです。
そうならないために、内装だけでなく外観リフォームにも力を入れましょう。おすすめは、10年に1度は塗装・補修をすること。排気ガスやカビ、紫外線などで傷んでいくため、定期的なメンテナンスが必要です。
特に注意したいのが、外壁のヒビ割れ。小さなヒビであっても、そこから水が浸入すると建物内部まで届いてしまい、腐食をもたらします。腐食が進むと建物の耐久性や耐震性に大きな影響を及ぼすため、ヒビを見つけたら早めに対処しましょう。
4.入居者の意見も参考に
どのようなリフォームをすれば入居率アップに繋がるのかわからない…そんな大家さんは、思い切って入居者に希望を聞いてみるのも良い方法です。特に年配の大家さんの場合、若い人向けの部屋にリフォームして若い入居率を上げようと思っても、なかなか難しい傾向にあります。それなら実際に入居者に壁紙や床材などの希望を聞き、その意見を参考にリフォーム内容を決めてみてはいかがでしょうか。
また、入居者に自由にリフォームしてもらうという手もありです。ただし、もしも入居者の自己負担で自由にリフォームしてOKとする場合は、退去時のルールをあらかじめ決めておくとよいでしょう。
借主がアパートリフォームする際のポイント
続いては、借主がアパートリフォームする場合です。トラブル防止のためにも、注意点をしっかりと把握しておきましょう。
1.リフォーム可能な物件かどうか事前に大家さんに確認する
アパートは賃貸で借りているわけですから、リフォームしたいからと言って勝手に計画を進めることはできません。まずは大家さんに、その物件はリフォーム可能かどうかを確認することが大切です。リフォーム可能な物件であることがわかったら、具体的にどのようなリフォームなら可能かも合わせて確認しておきましょう。
2.リフォーム内容が決まったら大家さんの許可を得る
実際にリフォーム内容が決まったら、再び大家さんと打ち合わせをしてどのようなリフォームを行うのか伝え、工事を進める許可を取ります。物件によっては原状回復義務がある場合とそうでない場合があるため、どちらに該当するかしっかり確認しておきましょう。
原状回復義務がある場合は、退去時には入居時と同じ状態に戻す必要があることを念頭に置きながらリフォーム工事を行うことが求められます。例えば壁紙は既存の壁紙の上から貼れていつでも剥がせるシールタイプのものを選ぶなど、既存のものを傷つけないように注意しながらリフォームしなければなりません。
原状回復義務がない場合は、思い切ったリフォームが可能です。既存の壁紙や床材を剥がして新しく張り替えたり、古くなった設備機器を刷新したりすることもできるでしょう。ただし、建物の枠組みや耐力壁を傷つけることはNGです。どこまでリフォームできるか、あらかじめ大家さんに確認しておくと安心でしょう。
3.自分でリフォームする場合は要注意
リフォーム会社に依頼して工事を行う場合は、リフォーム会社の知識や経験が頼りになるためスムーズに計画を進めることができます。しかし、自分でリフォームする場合は要注意です。「これくらいなら大丈夫だろう」と勝手に行ったリフォームが実はその物件で禁止されている内容であったり、DIYがうまくいかずに大事な設備機器を壊してしまったり…さまざまなトラブルの可能性があります。
簡単なDIYリフォームを計画している場合でも、必ず大家さんの許可を得てから行うようにしましょう。とにかく「借りている」という意識をしっかりと持ち、リフォーム計画を進めることが求められます。
おわりに
アパートリフォームを成功させるポイントを、貸主側と借主側それぞれの面からご紹介しました。リフォームには費用がかかりますが、貸主にとっては賃料を下げずに集客を図れるというメリットが、借主には住み心地のよさを高められるというメリットがあります。
どちらにしても、まずは信頼できるリフォーム会社を見つけて、トラブルなくリフォーム計画を進めるサポートをしてもらうことが大切です。まずは、最大12社のすまいの専門家から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、LIMIAの一括見積もりサービスから気軽にお問い合わせください。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 2705
- 4
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
古いアパートをリフォームしたい!魅力的な物件に生まれ変わらせるポイントとはLIMIA 住まい部
-
築30年!やっておきたいマンションリフォーム~おすすめ事例集~LIMIA 住まい部
-
マンションの天井をリフォームしたい!改修の方法や工事の種類をチェックLIMIA 住まい部
-
築50年はリノベーションするべき?あと50年住み続ける住まいにできる?LIMIA 住まい部
-
団地のリノベーション!気をつけるポイントや注意点を知っておこうLIMIA 住まい部
-
リノベーションの耐用年数ってどれくらい?家の寿命はのびる?LIMIA 住まい部
-
築15年!やっておきたいマンションリフォーム~おすすめ事例集~LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】天井をリフォームしたい!施工事例や費用・相場を紹介LIMIA 住まい部
-
【専門家監修】一軒家のリフォーム値段相場は?最低限のリフォーム方法LIMIA 住まい部
-
築45年オーバーでも大丈夫!?リフォームのポイントと注意点とは?LIMIA 住まい部
-
【事例あり】雨戸リフォームはいくらかかる?タイプ別の相場を解説LIMIA 住まい部
-
築60年住宅のリフォーム!費用・相場はどれくらい?事例もご紹介LIMIA 住まい部
-
建売住宅のリノベーション。新築物件を自分好みに作り変える、ポイント・注意点をご紹介!LIMIA 住まい部