室内をおしゃれに演出するダウンライトリフォームのポイント

ダウンライトとは？

ダウンライトとは、天井に直接埋め込む形の照明を指します。美術館やホテルなどで多く用いられ、丸い小さな穴が天井に開けられてその奥に電球などの照明器具が付いている形といえばわかりやすいでしょう。

ただし、天井に小径の穴を開けて設置されている照明のみをダウンライトと呼び、大径の照明になると単に天井埋め込み式照明と呼ばれるケースが多いようです。

ダウンライトを設置するメリットとデメリット

お店のようにおしゃれな雰囲気を演出できるダウンライトですが、ご家庭での設置には以下のようなメリットとデメリットがそれぞれあります。

メリット
・スポットライトのように照らしたものを浮かび上がらせて見せられる
・集中配灯の効果で、照らす対象を美しく見せる
・ホテルのロビーやブティックのようなハイセンスな雰囲気を演出できる

デメリット
・広い空間を照らすには複数個数の設置が必要
・1か所を集中的に照らすため、寝室などへの設置には向かない
・横方向に広く空間を照らせないため、エネルギー効率は良くない
・直張り天井など、住宅の構造面でダウンライトの設置に適していない場合がある

ダウンライトの長所は「空間をおしゃれに見せる」「照明によってモノをきれいに見せる」効果に優れている点でしょう。一方、部屋の中を広くまんべんなく照らすことは難しいため設置場所を選ぶほか、エネルギー消費という面では無駄がある照明といえます。

ダウンライトが持つ、これらの長所と欠点を踏まえ、ご自宅でデメリットを克服しつつメリットを優先できる使い方が可能であれば、リフォームでの導入にも適していると判断できます。

一般家庭でダウンライトを取り入れるコツやポイントは？

ダウンライトに憧れているからといって家のどこにでも取り入れてしまうと、場所によっては不便になってしまうこともあり得ます。ご自宅をリフォームしてダウンライトのある暮らしを楽しむには、以下に紹介するコツやポイントを押さえておく必要があるでしょう。

1.設置に適している場所を知っておく

ダウンライトは、基本的には狭い空間を照らすことが得意な照明です。したがって、家での設置箇所も「洗面脱衣所」「トイレ」「玄関」「浴室」など、小さな空間がおすすめとなります。

2.リビングなど広い場所では、間接照明的な使い方に

美術館やギャラリーなど広い空間では、別途メインの照明が設けられた上で、作品などを良く見せるためにダウンライトを使っているケースが多くなります。ご家庭でリビングなど広い場所にダウンライトを設けたい場合は、この使い方を参考にするとよいでしょう。

シーリングライトなどメインの照明を部屋の中心に設け、その明かりが届ききれない箇所を効果的に照らすためにダウンライトを使う方法がおすすめです。最近では広いLDKを設ける家が増えていますから、リビングの中心にメインの照明を据え、手元などを集中的に照らしたいダイニングテーブルの上部やキッチンシンクの上の天井などにダウンライトを設けるとよいでしょう。

おわりに

照明のプランは、リフォーム後の暮らし方などにも直結しますし、特にダウンライトは埋め込み式の照明ですから、1度設置すると見直しが難しくなります。プロとよく相談し、長く快適に使い続けられる照明計画を立てましょう。

リフォームで照明を最適に配置して使いこなすには、経験と実績が豊富なリフォーム会社のアドバイスも欠かせません。照明プランに強いリフォーム会社を見つけるには、複数の見積を取って比較検討しながら計画を立てるとよいでしょう。家に居ながらにして多くの優良リフォーム会社に見積を請求できる、一括見積サイトの利用もおすすめです。

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