エレベーターのリフォームにかかる費用・相場はどれくらい？

ホームエレベーターをリフォームで新設する費用

既存の住宅にホームエレベーターを新設する場合の費用は、約200～400万円が相場となります。ビルやマンションの大型エレベーターの価格や設置費用はさらに高くなりますが、住宅用の小規模タイプであれば近年の普及に伴い、かなりリーズナブルになってきました。

さらに詳しく分けると、2階建て住宅の場合は200万円～、3階建てになれば300万円前後からとされています。

また、人を乗せて長期にわたり日常的に使用する機械設備ですから、自動車などと同様に年1～2回の法定点検を受ける義務があります。それらの維持費が年間5～6万円ほどで、ランニングコストとして必須の出費となります。エレベーター設置時にメーカーとメンテナンス契約を結ぶ場合がほとんどで手続きなどの心配はあまりありませんが、設置すれば維持費もそれなりにかかることはあらかじめ念頭におきましょう。

ホームエレベーターの内装リフォーム費用

ホームエレベーターも何年か使用すれば、内装を張り替えたいという要望も出てきます。その場合のリフォーム費用は、エレベーター内装専用の張り替えシートを使用した場合で7.5万円ほどからが相場となります。

一般の壁紙などを使えばさらに安く仕上げられるかもしれませんが、大きな荷物などを乗せて運ぶことを考えると、それに対応した強度を持つ専用のシートを使用するのが無難でしょう。また、床材はプラスチックタイルという素材を使用しているケースが多く、これの張り替え費用は5万円までが相場です。

マンションなどビル内の共用エレベーターのリフォーム費用

マンションやアパート・団地のエレベーターは、ホームエレベーターに比べるとサイズが大きく、その分内装のリフォームにも費用がかかります。内装の張り替えリフォーム費用の相場ですが、専用内装シートによる壁面の張り替えで10万円～、床のプラスチックタイル張り替えで5万円～となっています。

ホームエレベーターの部品交換費用

エレベーターは機械設備ですから、たとえトラブルが起きなくても年数が経てば、消耗部品や重要保安部品の予防交換が必要になってきます。

およそ10年ごとを目安に大規模な部品交換が必要になり、その都度数十万円単位の出費を考えておく必要があるといわれています。例えば、設置から10～20年ほどの経過で基盤の総交換が必要になりますが、それには単独で50～80万円の費用がかかる場合があります。

しかし、最近はそのような高額出費を抑えるため、多くのエレベーターメーカーが予測される大規模修理の費用を込みにした定期メンテナンスを提供しています。なかでも、停電用バッテリーなどは数年単位で交換が必要になり、その費用も高額になるため、年額・月額の支払いに定期交換費用を含んだ契約内容を用意しているケースが多くなります。

「ホームエレベーターは定期メンテナンス費用が高い」という意見も耳にしますが、いつか突然の高額出費を強いられるという状況を想像すれば、その心配が少なくなる分安心といえるでしょう。

おわりに

エレベーターは設置したら終わりではなく、使いながらの定期的なお手入れが必要になる設備です。リフォームや点検・メンテナンスの維持にかかる費用も想定して計画を立てましょう。

エレベーターの設置やリフォームには、専門知識を持った経験豊富なリフォーム会社の強力やアドバイスも不可欠。お近くの優良リフォーム会社を選んでの、確実な設置やメンテナンスが重要です。お悩みに合ったリフォーム会社を探すには、1度の申込みで多くのリフォーム会社から見積を請求できる、一括見積サイトの利用がおすすめです。

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