介護リフォームとは？気軽に備えられるお役立ち設備をご紹介！

1.介護リフォームするなら、ご自宅のココに注目！

まず、現在ご自宅で以下のお悩みに当てはまる点を探してみましょう。

・玄関が狭い、出入りしにくい
・部屋により、室温に大きな差がある
・浴室が使いにくい(床が滑る、浴槽の位置が高いなど)
・階段が急で危険を感じる
・部屋に出入りする位置に段差がある
・居室・寝室とトイレが離れている

これらのお悩みは、家庭内での不慮の事故につながりやすいポイントでもあります。当てはまる場合、優先的に改善を考えたリフォームを計画するとよいでしょう。

2.工事も簡単で、効果大な介護リフォーム

手軽で簡単なリフォームでも、安全面や利便性に大きく効果がある場合があります。また、介護リフォームには補助金制度があり、うまく活用すれば工事費用を抑えられます。これらを上手に組み合わせれば、とても少ない出費で将来に備えた介護リフォームを取り入れることができるでしょう。以下に、簡単で効果的なご家庭での介護リフォームをご紹介します。

・洋風のドアを引き戸に替える
・廊下やトイレ、浴室への手すりの設置
・足元照明の設置
・階段の滑り止め加工

これらは1箇所当たり数千円～20万円ほどの費用で行えて、工事もほぼ1日で終わるリフォームです。昔は多くの費用や手間がかかったドアから引き戸への交換も、現在では既存のドア枠を外さずに取り付けられる引き戸が普及したため、取り入れやすくなっています。

介護のため、和室は洋室にした方が良い？

近々に介護を控えているご家庭などでは、和室の畳が介護に向かないと考えているかもしれません。1室をまるごとリフォームして洋室にする方法もありですが、あえて暮らし慣れた和室の雰囲気を損なわず、床だけを介護専用のフローリング材にするのもおすすめです。

長年暮らした部屋のイメージのまま、介護ベッドが置けて車椅子生活も楽にできるようになれば、介護される人の安心感にもつながるかもしれません。もちろん、床材を張り替える時には入り口の段差を解消しておくことを忘れずに。

介護リフォームの事例

では次に、介護リフォームを実際に行った成功例をみていきましょう。

事例　介助なしで暮らせなかった家をリフォームで自立支援住宅に！

両足に障害のあるお子さんのいるご家庭の例です。外出時は車椅子で移動できますが、家では車椅子が使えず入浴やトイレもご家族の介助に頼らざるを得ません。お子さんもご家族も負担の大きいこの暮らしをなんとか改善したいと、介護リフォームに踏み切りました。

まずは玄関口の段差をなくし、土間スペースと間口を広げました。外出時に車椅子で方向転換できるようになり、新聞や郵便物をお子さんが自分で取りに出られるように。手で這って上り下りしていた階段も、昇降機を取り付けて座ったまま楽に上り下りできるようにしました。

トイレや洗面所までも車椅子を使って行けるようにし、家のほとんどの場所へ介助なしでの移動が可能になりました。なかでも工夫したのは、洗面台の高さです。以前はご家族が台に乗せてあげないと鏡を見ることもできませんでしたが、車椅子でちょうど鏡が見られる高さに。これで気を遣わずに好きなおしゃれができると、お子さんも大満足です。

おわりに

介護リフォームは、介護を受けるご本人のみならず、一緒に暮らすご家族全員が快適に過ごすための工夫でもあります。事故を防ぎ、家内の安全に寄与する介護リフォームは、将来の準備を兼ねて早めに取り入れておくこともおすすめです。

介護リフォームには、実績豊富な信頼できるリフォーム会社のアドバイスも必須です。介護リフォームに強いリフォーム会社を探すには、一括見積サイトの利用がおすすめ。家に居ながらにして複数の業者さんから見積を請求できますから、忙しくてもスピーディに計画を立てられます。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。