
鉄骨3階建て住宅のリフォームのポイント
繁華街や住宅密集地に多い、鉄骨3階建ての住宅。狭小スペースを利用して建てられたものが多いほか、新しいものばかりではなく意外に築年数が経過している物件が多いことも特徴です。リフォームを考えた場合も、一般的な木造住宅とは異なる注意点などがあります。
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鉄骨3階建て住宅はこんなリフォームがおすすめ
3階建て住宅のリフォームは難しいと聞いたことのある方も多いはず。しかし、工夫次第でさまざまなリフォームを行っている例があります。ここでは、鉄骨3階建て住宅の特徴を踏まえ、おすすめのリフォーム方法をご紹介します。
1.1階の他用途部分を居室にリフォーム
鉄骨3階建て住宅では、1階部分をガレージや店舗など別の用途としているケースも少なくありません。店舗を閉めた、ガレージを使わなくなったなどの理由でそのままにしているなら、思い切って居室にリフォームするのもおすすめです。
店舗やガレージだった箇所は空間そのものも広いため、アトリエやガーデニングルームなど趣味の部屋を1つ増やすなどのリフォームにも向いています。ご家族の介護を予定しているなら、1階という利便性を踏まえて介護用の寝室にするのもよいでしょう。
2.メンテナンスを兼ねたリフォーム
鉄骨造の住宅は、メンテナンス次第で寿命が大きく変わるといわれています。リフォームする場合も、それまでのメンテナンス状況で補修の必要性もかなり異なってきます。また、長年手入れを怠っていてまず出やすくなる不具合では雨漏りが特に多いといわれます。
3階建ての住宅では屋上スペースを設けていることも多いでしょうから、防水工事のやり直しやコーキング(防水用の隙間埋め材)の打ち直しなどメンテナンスを兼ねたリフォームは築10年を超えれば必須といえます。屋内のリフォームのみを考えている場合でも、ついでに家の寿命を延ばす目的でのメンテナンスを兼ねたリフォームを同時に行っておくことがおすすめです。
鉄骨3階建ては間取り変更が難しい?
「鉄骨造の建物は間取り変更できない」と聞いたことはありませんか?確かに、大幅な間取り変更が困難な建物もありますが、これは鉄骨造の建物全てに当てはまる話ではありません。建物の構造の種類によって、間取り変更の自由度も変わります。以下に、鉄骨造の構造による間取り変更の自由度についてご説明します。
鉄骨ブレース構造
鉄骨の柱や梁で、住宅を支える構造です。木造住宅との違いは、柱や梁が木であるか鉄骨であるかの違いだけともいえるでしょう。壁を取り払うなどの工事も比較的容易なため、大幅な間取りの変更などもしやすい構造です。
鉄骨ラーメン構造
長方形の鉄骨でできた骨組みで、住宅を支える構造です。壁が住宅の強度にあまり関わらないため、この工法でも間取り変更は比較的しやすくなります。
鉄骨プレハブ(ユニット)工法
大手ハウスメーカーの住宅にも多く採用されている構造で、箱型の構造体(ユニット)を組み合わせる建て方です。ユニットそのものに規格が設けられている場合も多いため、この工法で建てた住宅での間取り変更は非常に難しいとされています。もしリフォームを考えている場合は、その住宅を建てたハウスメーカーに問い合わせてみるとよいでしょう。
鉄骨3階建て住宅のリフォーム事例
次に、鉄骨3階建て住宅を実際にリフォームした例をみていきましょう。
事例1 店舗兼住宅だった物件を中古購入し、イメージをがらりと変える大胆リフォーム
駅に近い便利な中古一戸建てを探していたご家族。1階が焼肉店だった3階建ての中古住宅を紹介されましたが、屋上もあり日当たりもなかなか良好だったため、購入+リフォームを検討することに。
鉄骨造ながら間取り変更の自由度も高いことがわかったため、大胆なリフォームを試みることにしました。まず店舗だった1階は駐車スペースとして利用することに。2階は、思い切ってワンフロア1室の大きなLDKにしました。キッチンを通路沿いに配置し、リビングでくつろげる工夫をしています。通路と反対側のスペースにはインナーバルコニーを設け、景観を楽しめるようにしました。
バスルームや寝室などは3階に設け、寝食をきっちり分けた生活ができるように。店舗時代を思わせる煙突は撤去し、外壁もきれいに塗り替えました。元の焼肉店の面影は全くなくなり、全体的に明るいながらシックで落ち着いた雰囲気の家に生まれ変わっています。
事例2 大きく間取りは変更せず、内装の一新に特化したリフォーム
築14年とそれほど古くない3階建て住宅。大規模な間取り変更は難しく、またそれほど必要でもないということで、間取りの見直しは最小限にしつつ内装中心のリフォームをすることに。
1階は駐車場とアトリエ、2階は親世帯の生活スペース、3階は子世帯の生活スペースという二世帯住宅の造りを生かし、ほとんどの部屋は壁のクロスや床など内装材の張り替えと設備の入れ替えで済ませることとしました。
唯一間取りに手を加えたのが2階部分で、リビングに隣接する和室の壁をオープンにする工事を行っています。和室とリビングがつながりましたが、引き込み式の引き戸を設けたため仕切ったり開放したりと使い分けができるようにしています。
床や壁の張り替えのほか、建具や水回りなどの設備を新しくして上品なイメージで統一。寝室はフローリングではなくカーペット敷きとするなど、ご家族のこだわりと個性が生きる住まいに生まれ変わりました。
おわりに
3階建て住宅のリフォームは、家の構造を知ることと、それに合わせた工事の計画を立てることから始まります。経験豊富なリフォーム会社さんによく相談し、アドバイスを受けながらプランを立てるのがおすすめです。
リフォーム会社選びに悩んだら、一括見積サイトを利用する方法もあります。1度の見積申込みで複数の優良業者さんを紹介してもらえますから、じっくり比較検討できるのも魅力です。信頼できるリフォーム会社との出会いにつなげ、納得のリフォームを成功させましょう!
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