
3LDKをリフォームしたい!かかる費用の目安を徹底解説
古く傷んできた箇所だけを部分的に改修したり、あるいは全面的に改装して新築さながらの空間に変身させたり…リフォームは、それぞれの持つ希望に合わせて行うことができます。そこで気になるのが、費用面。リフォームすると、具体的にどのくらいの費用がかかるのでしょうか?ここでは、ファミリータイプの間取りとして人気が高い3LDKの物件に焦点を当て、その間取りでリフォームする場合の費用相場をご紹介します。
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3LDKリフォーム、価格帯で多いケースは?
3LDKをリフォームする場合の中心価格帯は、500万円~1,000万円です。ただし、3LDKリフォームと一口に言っても、行うリフォームの種類や内容、選ぶ素材や設備のグレードによって価格は大きく変わります。前述の中心価格帯で行われるケースが多いですが、工夫次第ではもっと予算を抑えることも可能です。
また、築年数によってもリフォーム費用が変動する幅が大きくなります。それほど築年数が経っていない10年以内の物件であれば、100万円以下でできる部分的なリフォームが多いようです。20~30年超の物件の場合は、リフォーム箇所が多くなるため300万円以上は予算を見ておく必要があるでしょう。
種類別にチェック!3LDKリフォームの費用相場
リフォームは工事の内容や目的により、以下4つのタイプに分けられます。それぞれのタイプでどのくらいの費用がかかるのか、費用相場を見てみましょう。
1.部分リフォーム:50~400万円
壁紙の張り替えや水回り設備の交換など、部分的なリフォームを単体で行う場合は数十万円の予算で済みます。いくつかの部分リフォームを組み合わせて行う場合は、数百万円かかるのが一般的です。以下は人気の部分リフォームの種類別相場です。
・キッチンの交換:40~100万円
・トイレの交換:15~30万円
・浴室の交換:50~200万円
・洗面化粧台の交換:10~30万円
特にキッチンやユニットバスなど、グレードの高いものを選ぶと単体でも数百万円かかる場合もあります。逆にメーカー在庫品や古い型のものを選べば、費用をかなり抑えることができるでしょう。
2.フルリフォーム:800万円程度
築年数が古く内装や設備機器がかなり劣化している場合や、中古物件を購入して自分仕様に改装する場合に、フルリフォームは適しています。どちらも間取り変更を伴うケースが多く、その分トータルでかかる費用が高くなる傾向があります。
3.スケルトンリフォーム:1,000万円~1,500万円
建物を一旦骨組み状態にして、間取りも設備もすべてを刷新することができるスケルトンリフォームの場合、フルリフォームよりもさらに大きな予算が必要です。ただし、上記の金額には大規模な収納空間やロフトを設けるなどこだわりを追求した場合の費用も含まれており、通常暮らすのに十分なシンプルな間取りや内装設備に留めた場合は、600万円~800万円ほどの予算に収めることも可能です。
予算別!できるリフォーム内容まとめ
種類別にどのくらいの費用がかかるのかがわかったところで、今度は予算別にできるリフォーム内容を見ていきましょう。既にある程度の予算が決まっている場合もそうでない場合も、リフォーム計画の参考にしてみてください。
1.予算200万円
200万円あれば、全室の壁紙交換、LDのフローリング交換、そして洋室のカーペット交換と和室の畳とふすまの交換が可能です。壁紙や床を刷新させるだけでも、住まい全体が明るく広々と見えるようになります。
また、手ごろなグレードのものを選べば、キッチンを新しいものに交換することも可能です。低予算でも、快適さが格段にアップするリフォームを実現することができるでしょう。
2.予算350万円
前述の「予算200万円」でできる内容にプラスして、浴室や洗面所、トイレの交換が可能です。水回り設備が新しく快適になると、住み心地が格段にアップします。また、予算350万円あれば内装と設備のほぼすべてを刷新させることができるため、間取り変更を伴わない全面的なリフォームを考えている場合は、このくらいの予算を見ておくとよいでしょう。
3.予算800万円以上
前述の「予算350万円」でできる内容にプラスして、間取り変更を行うことができます。リビングを広くしたり、子供部屋を増やしたりなどライフスタイルに合った間取りにすれば、使い勝手がさらに良くなるでしょう。
ただし、マンションで水回りの間取り変更を行う場合は要注意です。配管工事を伴うため、マンションの管理規約によっては希望の間取り変更ができないこともあります。事前に管理規約をチェックしておくと安心です。
3LDKリフォーム、費用面の注意点
ここまで種類別、予算別に3LDKリフォームの費用相場をご紹介してきましたが、実際にリフォーム計画を立てる際にはどのような点に注意したらよいのでしょうか。費用面におけるポイントをまとめてみました。
1.予算を立てる前にリフォームの優先順位を決める
具体的な予算を立てる前に、リフォームしたい箇所の優先順位を決めておきましょう。こだわりたい部分と妥協できる部分を明確にしておくことで、最終的な予算に合わせたリフォーム内容が自然と見えてきます。
特に、リフォーム会社からお得なキャンペーンを勧められたりすると、これを機会に…と予定していなかったリフォームまで計画に入れてしまいがちです。安易にリフォーム内容を決めるのではなく、優先順位に従って慎重に検討し、予算内に抑えることが大切です。
2.追加費用を視野に入れ、余裕を持った資金計画を
リフォームで最終的に支払う費用は、必ずしも事前にリフォーム会社から提示された見積もり通りとは限りません。例えば、床を解体してみたら基礎の部分に問題が見つかり、急遽基礎の補修工事を行う必要が出てきたなど、実際に工事が始まってから追加費用が発生するケースも多く見られます。
そうなった時に慌てないためにも、追加費用を視野に入れ、余裕を持った資金計画を行うとよいでしょう。もちろん、手持ちの資金で支払うことが難しい場合は「リフォームローン」を利用することもできますが、その後の生活が圧迫されてしまう可能性を考えて、慎重に判断する必要があります。
おわりに
3LDKをリフォームする場合の費用目安を、さまざまな視点からご紹介しました。行うリフォーム内容によって費用に差が出ることはもちろんですが、依頼するリフォーム会社によっても大きく異なります。
リフォーム会社を選ぶ際には、一括見積もりサイトを利用するとよいでしょう。まずは希望に応じてリフォーム会社を絞り込み、見積もり検討しながら信頼できるリフォーム会社を選びましょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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