500万円の予算でどこまでリフォームできる?

500万円というと、多くのご家庭にとってかなり高額な出費になります。500万円の予算でご自宅のリフォームを考えた場合、「大金を使うのだから、できるだけ失敗や後悔はしたくない」という気持ちが強くなるでしょう。改修が必要な箇所の優先順位の付け方などに気を配り、予算オーバーを防ぎつつも、妥協や漏れのないプランを立てていくことが大切になります。

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予算500万円で可能なリフォーム

予算が500万円あれば、家の中の大抵の場所を改修しても余るのでは?と思うかもしれません。間違ってはいないかもしれませんが、家のリフォームは室内の改修だけではありません。500万円でのリフォームプランには屋内の改修に加え、庭・駐車スペースなどの外構や屋根・外壁など外観部分の見直しを組み合わせた事例が多くなる傾向にあります。

次に、予算500万円でできるリフォームのおすすめのプランについてご紹介します。

1.水回り配管一式の交換と内外装のリフレッシュに、耐震補強をプラス

スケルトンリフォームまで行う必要はなくても、将来を考えて安心して暮らせる家を実現したい場合におすすめのパターンです。一般的な木造住宅の耐震補強には120万円ほどかかりますが、水回り設備の一式を交換して全室の床とクロスを張り替える相場は200万円です。

これらに、二重窓による断熱改修と外壁・屋根の塗装費用をプラスし、そこから耐震補強とバリアフリー改修分での補助金をマイナスすると、トータルで500万円ほどという計算になります。内外装の見た目もがらりと変わり、耐震面での安心も手に入る実のあるリフォームといえるでしょう。新築から数十年を経た古い家の寿命をさらに延ばすには、おすすめのリフォームです。

2.大幅な間取り変更+水回り設備の見直し

ご出産や子どもの成長などで、ライフスタイルが大きく変わる予定のご家族におすすめのプランです。子ども部屋を新設し、和室は全て洋室にするなどの室内改修と、洗面・バス・トイレの設備や配管の取り替えを組み合わせて行った場合、500万円ほどの相場となります。

材料の選定などにこだわらなければ、平均的な一戸建てのスケルトンリフォーム(内装を解体して間取りを造り直す方法)も視野に入ってくる価格帯になります。

3.倉庫などとして使っていた離れを、住居として使えるようにするリフォーム

倉庫や物置として使われていた離れを住居にリフォームする場合、水回りの新設など大がかりな工事が必要となるため、通常のリフォームより高額な費用がかかる傾向があります。断熱工事も一から行う必要があるケースが多く、水回りの増設に伴う間取り変更も必須となります。離れの改装は、戸建て住宅一軒をまるごとリフォームできる費用とほぼ同じ相場の、500万円ほどの予算で考えておくとよいでしょう。

4.オーダーの設備や建具などを活用したマンションのフルリフォーム

マンションの場合には、フルリフォームやスケルトンリフォームに加えて、建具や設備機器に量販品ではなくオーダー品を選択できる価格帯となります。室内全体をヴィンテージ調に統一したり、キッチンをフルオーダー品で統一したりするなど、より付加価値性の高いフルリフォーム/スケルトンリフォームが可能になってくるでしょう。

500万円でのリフォーム事例

次に、予算500万円で行ったリフォームの成功事例をみていきましょう。

事例1 大型収納を設けた、マンションの「減築風」リフォーム

収納が足りないことで悩んでいたマンションでしたが、思い切って部屋を減らして収納を作ることで使い勝手の大幅改善に成功した例です。まずは、リビングに隣接する和室をつなげて大きなLDKを造ります。次に、2室あった洋室を1室にまとめ、部屋の壁一面に大容量のクローゼットを設けて収納用の部屋に。

部屋を減らした分、パントリーやウォークインクローゼットなどを新設して収納力を存分に増強。さらに、隣接する洋室の一部を使って玄関スペースを広げ、玄関にも大きな壁面収納を設けました。

無駄なスペースが多いわりに収納が少ないことで困っていましたが、それらの空間を全て収納に活用することでお悩みを解決。複雑だった動線もシンプルに改善でき、明るく暮らしやすいマンションに大変身させることができました。

事例2 賃貸アパートの内外装を一新!見た目も内装も新築同様に

築30年を迎えて老朽化が目立つ賃貸アパートを、まるごと一軒リフォームした例です。入居者が多数いる状況で、一時的に空き部屋に移っていただくなどしながら3か月かけて内外装の改修を行いました。

まず外装では、古さを感じるモルタルの壁をタイル状外壁材に変更し、屋根も塗装し直しています。全室の室内も、畳敷きに障子風ガラス窓だった和室をフローリング+クローゼットに変更しました。費用を500万円に抑えた全面改修でしたが、おかげで家賃を上げることなく入居率のアップを実現できています。

おわりに

500万円といえばかなりの大金ですから、リフォームに使うのであれば失敗はぜひとも避けたいものです。「今、どの部分の改善が求められているか」と、「将来的に住み続けるためには何が必要か」の両方をカバーできる金額ですから、リフォーム会社ともよく相談して優先順位を付けながらプランを立てましょう。

妥協や後悔のない500万円リフォームを実現するには、リフォーム会社の経験や実績も大切です。一括見積サイトを利用し、複数のリフォーム会社から見積を請求してじっくり比較検討のうえ、施工するリフォーム会社さんを決めましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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