築100年リフォームの費用・相場はどれくらい?実例別に徹底チェック!
近年、旧家や古民家を再生させるリフォームに注目が集まっています。昔ながらの味わいを残しながら、古い家の弱点を克服させ快適に住める空間に生まれ変わらせることで、歴史ある住まいを代々受け継いでいくことができるのです。中には築100年を超えるほど築年数が古い物件も多く、大がかりな工事が予想されるだけに費用面が気になります。ここでは築100年リフォームにおける費用・相場に焦点を当て、目安としてどれくらいの費用が必要なのか、実例も含めてご紹介します。
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- 築100年の旧家・古民家リフォームにおける中心価格帯
- 実例別に見る築100年リフォーム費用
- 1.解体せず、必要な箇所のみリフォーム!汲み取り式のトイレを水洗トイレに替えるなど機能性の高い住まいへ…400万円
- 2.雨漏りを解消するため外部全体をリフォーム!室内は現状をできるだけ残してコストカットを実現…800万円
- 3.70平米ほどの古民家をリフォーム!味わいのある梁を活かしたモダンな空間に…1,400万円
- 4.物置と化していた京町屋を全面リフォーム!出格子など町屋らしさはそのままに、明るく快適な空間へ…1,500万円
- 5.5LDKを4LDKへスケルトンリフォーム!耐震性・断熱性の高いバリアフリーの住まいへ…2,400万円
- 6.25年間空き家だった別邸を大胆リフォーム!雪が多い地域ならではの工夫が満載…3,800万円
- おわりに
築100年の旧家・古民家リフォームにおける中心価格帯
目安として、築100年ほどの物件をリフォームする場合にかかる費用相場は1,000万円~1,500万円ほどです。もちろん、物件の広さや改修の程度によって費用は大きく前後し、場合によっては3,000万円を超える予算になることもあります。また、強度のしっかりとした規模の小さい物件の場合は、500万円以内でリフォーム可能なケースもあるようです。
このように、条件によってリフォーム費用は異なりますが、築100年物件に現代レベルの耐久性を求めて大がかりなリフォームを施した場合、1,000万円は下らないと考えておきましょう。
実例別に見る築100年リフォーム費用
それでは、具体的な実例を挙げながら、築100年リフォームにかかる費用をチェックしましょう。リフォーム内容によって費用がどれくらい変わるのか、注目してみてください。
1.解体せず、必要な箇所のみリフォーム!汲み取り式のトイレを水洗トイレに替えるなど機能性の高い住まいへ…400万円
リフォーム箇所を限定することで、築100年リフォームを低予算で完成させることができます。トイレを水洗トイレに変更したり、床の大きな段差をなくしたりするだけでも、利便性が格段にアップするでしょう。
やはり、壁や床を解体してしまうとその分工事費用や素材にかかる費用が必要となるため、解体をしないという選択肢を取ることも可能です。ただし、築100年物件は耐久性能が低く、基礎の補強工事をしないと長く住むことは難しいことを頭に入れておきましょう。
2.雨漏りを解消するため外部全体をリフォーム!室内は現状をできるだけ残してコストカットを実現…800万円
こちらは、外装に重点を置いたリフォーム例です。築100年にもなると、屋根や外壁にかなりの傷みが見られ、雨漏りする物件も少なくありません。外装をしっかり補強することによって、雨漏り解消はもちろん、断熱や遮音性の高い住まいへと蘇らせることができます。
そして、外装に費用をかけるために、内装に関しては使える箇所はできるだけそのまま使うようにすると工事費用の大幅なカットが実現します。予算を1,000万円以内に抑えたい場合は、このようにリフォーム箇所を限定することが大きなポイントと言えるでしょう。
3.70平米ほどの古民家をリフォーム!味わいのある梁を活かしたモダンな空間に…1,400万円
築100年の古民家と言えば、趣のある梁が特徴的です。あえて梁を残してリフォームすることにより、昔ながらの住まいの風格をそのまま活かしつつ、現代的要素も取り入れたモダンな空間を作り上げることができます。
耐震性を高めるための耐震補強をしっかりと行い、古い物件にありがちな細かく区切られた間取りを一新させ、内装機器をすべて刷新しても1,400万円ほどでフルリフォームが完成。古い家の良さを残しながら、機能性が高く快適な住まいを実現させた、人気のリフォームスタイルと言えるでしょう。
4.物置と化していた京町屋を全面リフォーム!出格子など町屋らしさはそのままに、明るく快適な空間へ…1,500万円
この例のように、長年空き家の状態で放置されている物件も大変多く見られます。しかし、1,500万円ほどの予算があれば、物置と化していた町屋を再び自宅として利用することができるようになるのです。
昔の家には傾きが見られることが多いですが、鉄骨による補強工事を行えば低予算でもしっかりと耐久性を高めることが可能です。また、町屋は窓が少なく暗いイメージがあるため、新しく窓を設けて明るさをプラス。内装や設備機器を刷新させれば、外面からの趣を残したまま快適な住まいを完成させることができます。
5.5LDKを4LDKへスケルトンリフォーム!耐震性・断熱性の高いバリアフリーの住まいへ…2,400万円
耐震補強をしっかりと行いたい、間取りを大幅に変更したいといった場合には、スケルトンリフォームがおすすめです。また、一旦スケルトン状態に解体することによって、断熱性が高く住み心地のよい住まいへと変貌させることができることも大きな魅力と言えるでしょう。
近年人気のバリアフリーリフォームも、後から単体で行うと割高になりやすいですが、スケルトン状態から行うことで工事費用を抑えることが可能です。床の段差解消や手すりの設置といった基本的なバリアフリーリフォームであれば、200万円ほどプラスすれば十分に行うことができます。
6.25年間空き家だった別邸を大胆リフォーム!雪が多い地域ならではの工夫が満載…3,800万円
雪が多く降る寒い地域の住まいをリフォームする場合に重視すべき点が、寒さ対策です。リビングに薪ストーブや囲炉裏を設置したり、壁に断熱材をしっかりと入れて外気からの寒さをシャットアウトする工夫を施したりと、断熱性の高い住まいの実現に重点を置くことで快適生活を実現できます。
断熱工事をしっかりと行うためには、やはりスケルトンリフォームがおすすめ。規模が大きければ大きいほど費用は上がりますが、その分安心して長く住むことができるでしょう。ちなみに、この実例は200平米を超える広い面積のケースです。
おわりに
築100年と聞くと、リフォームするより建て替える方が予算を抑えられるのでは?と思われがちです。しかし、リフォーム内容にメリハリをつけることによって、低予算でも十分にリフォームできるでしょう。
とは言え、古い物件だからこそ通常のリフォームより費用が大きくなることは事実。後悔なくリフォームを進めていくためには、信頼できる業者選びが大変重要です。まずは便利な一括見積もりサイトで優良リフォーム業者を探し、予算と照らし合わせながら希望に沿ってリフォームできる業者を見つけましょう。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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