築35年の中古住宅をリフォーム！リフォーム費用の相場はどれくらい？

耐震リフォームに必要な費用はどのくらい？

築35年を経過した中古住宅では耐震性に配慮する必要があります。リフォームを検討する前に建物の耐震診断を行って、耐震性を確保するためにどれだけの費用がかかるかイメージしてみましょう。

・耐震診断の費用（木造住宅）…約20万円〜
木造住宅で延床面積が120平米程の在来軸組構法の建物の場合、20～50万円が必要となります。

・耐震リフォームの費用…約120万円
耐震リフォームの費用は、耐震診断の状況やその住宅の状態によりばらつきはありますが、平均的な工事費用の相場は約120万円といわれています。120万円で行う耐震リフォームは、壁の補強を2～3か所、壁の補強にともなう金物の設置が4～6か所、外付けの金物の設置が4～5か所、そのほかに基礎のひび割れなどの補修を行うくらいのイメージです。

・壁の補強費用…約25万円
壁に筋交いを設置して地震の横揺れに対しての補強を行う工事で、1間（182センチメートル）の壁を耐震補強した場合の費用です。

・耐震金物の設置費用…約40万円
住居を支える土台や柱などの構造部に耐震金物を取り付けて接合部分を強化する工事で、耐震金物を10個取り付けた場合の費用です。

・耐震パネル補強費用…約65万円
土台と柱の結合を強化するために耐震パネルを取り付ける工事で、外壁材をいったん取り外してから工事を行うため、外壁などの材料費に約35万円、工事費に約30万円かかります。

リフォームする場所ごとの相場を見てみよう

築35年リフォームでは水回りのリフォームが中心になってきます。また、今の暮らしに合わせて、和室から洋室などへの変更も必要になってくる場合が多くみられます。そこで、続いてはそれぞれのリフォーム費用の相場についてご紹介いたします。

1.キッチンリフォーム

キッチンのリフォーム費用はキッチンの種類によって若干異なります。一般的なグレードのキッチンにリフォームした場合の費用は以下のようなイメージです。

I型キッチン…60～90万円
L型キッチン…75～120万円
対面型キッチン…80～130万円

2.浴室リフォーム

築35年の住宅ではほとんどがユニットバスではなく在来浴室になっています。在来浴室からユニットバスへのリフォームの費用は以下のようなイメージです。

ユニットバス本体費用…30～100万円（本体のグレードによる）
浴室解体、ユニットバス設置工事…30～60万円
給湯器交換、配管工事…10～50万円
その他補修工事…10～40万円

3.トイレリフォーム

トイレのリフォームは本体価格の費用に大きく左右されます。床や壁も合わせてリフォームした場合の費用は以下のようなイメージです。

組み合わせトイレ…35～40万円
一体型トイレ…43～45万円
タンクレストイレ…48～52万円

4.和室を洋室に変更

和室から洋室へのリフォームでは、リフォームする範囲によりその費用は異なります。リフォームする範囲ごとの費用は以下のようなイメージです。

畳をフローリングに変更…10～20万円
内装全体のリフォーム（床、天井、壁）…16～31万円
押入れをクローゼットへリフォーム…20～25万円
和室を洋室にまるごとリフォーム…75～100万円

おわりに

築35年リフォームでは、住宅の状態によりかかる費用は大きく異なります。リフォームする範囲と費用をしっかりと決め、複数社の見積もり結果を簡単に比較できる、一括見積もりを積極的に活用してみましょう。

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