予算1,000万円でのフルリフォーム！どんな工事が可能？

1,000万円でできるフルリフォームの概要

ここでは、1,000万円の予算でフルリフォームをする場合、どこまでを改修できるかについてご紹介していきます。

1.室内の内装全面改修

一般的な広さの住宅なら、まず室内の内装のほとんどを新しく造りかえることができます。内装材のグレードにある程度こだわるなど、ハイクラスなリフォームも期待できる金額でしょう。

2.内装全面改修＋間取り変更

よほど広い住宅でなければ、一部の間取り変更を伴う改修もできます。独立キッチンからLDKへの変更や、リビングと隣接する和室をつなげるなどよく行われる間取りの変更は内装の全面リフォームを含めて可能になるでしょう。

3.内装全面改修＋ウッドデッキの増設

ウッドデッキの増設も予算1,000万円のフルリフォームでは人気の改修です。木目調樹脂のウッドデッキなら十分予算内で施工できますし、木製のウッドデッキ材でも流通量の多い普及材であれば手が届きます。

4.内装全面改修＋外壁補修＋サッシ交換

1,000万円なら外壁のリフォームにも手が届きます。外壁改修に外断熱を組み合わせたり、窓のサッシを交換して断熱・防音効果を高めたりすることも可能になるでしょう。

5.内装全面改修＋趣味性にこだわった設備

予算1,000万円なら、原状復帰に即した改修だけではなく、設備などのグレードアップにこだわってリフォームするという選択肢もあります。たとえば、リビングに大規模なホームシアターを設置する、キッチンを広々と使えるアイランドタイプに替える、設備や内装材のブランドにこだわっておしゃれな室内を実現したりなどの方法も取り入れられるでしょう。

1,000万円のフルリフォーム事例

ここでは、実際に1,000万円の予算内でフルリフォームを行った例をご紹介します。

事例1　天然素材にこだわって内装を全面改修！家族にやさしいバリアフリー住宅を実現

まだ若いご家族ですが、内装を全面改修するにあたってバリアフリー化を行いました。将来のためもありますが、訪れる実家のご両親が楽に過ごせるようにという配慮も。多くの箇所にあった床の段差を全て解消し、床は無垢材のフローリングにしてドアなどの建具も木製の無垢材にこだわりました。寒い季節に気になっていた足元の冷たさも解消され、それだけで過ごしやすさがアップ。

和室は琉球畳でモダンな空間にまとめ、無垢材の建具が映える明るい空間に。室内のどこに触れても天然素材のぬくもりが感じられる家になり、訪れたご両親の評判も上々とのことです。予算1,000万円で、実際の総費用は940万円でした。

事例2　母親と同居を機にフルリフォーム。長屋でバリアフリー空間を実現

元々はお母様が一人暮らしをしていた家ですが、お母様の介護を見据えて息子さん夫婦が同居することに。連棟長屋の中家という難しい環境の中、間取りを上手に工夫してバリアフリー環境をかなえました。

まず、お母様専用の部屋を1階のトイレ近くにレイアウト。そのうえで、古い単板サッシの玄関を防犯性の高いサッシに替えました。また玄関ドアは、介護中の出入りも考えて間口の広い親子ドアを選択しています。1階から2階への階段はダイニングから上がれるようにし、スペース効率をアップさせました。

既存の状態では室内が狭いうえに廊下が多い造りだったため、リフォーム後は極力廊下をなくして生活空間を広げるようにしました。最終的にお母様の部屋は1階のトイレ、玄関、DKからそれぞれ近い場所となり、家のよく使う箇所へも外へも楽に出られるよう配慮されています。

長屋のため、すでにリフォームを終えている隣家との境目に気を配りながらのリフォームとなりました。予算1,000万円のところ、実際の費用は980万円とほぼ予算通りの総額で改修を終えることができました。

おわりに

「リフォームには1,000万円あれば大抵のことができる」とよく言われます。確かに、事例などを参照しても予算1,000万円でのフルリフォームは、費用による工事の制約が少なくなります。お悩みの解消から、付加価値を向上させる目的までを十分かなえられる内容になるといえるでしょう。

予算が決まっている場合は、複数のリフォーム会社から見積を取って比較検討しながら計画を立てるのがおすすめです。一括見積サイトなら、選りすぐられた優良リフォーム会社の中からお悩みに合ったお近くのリフォーム会社を紹介してもらえますから、まずは匿名で見積を申し込んでみるとよいでしょう。

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