那須の恵みを味覚で感じて。「食でつながる」ゲストハウスがオープン

那須に笑顔が溢れるように。マルシェから始まった複合施設「Chus(チャウス)」

「那須」と聞いたら、何を思い浮かべるだろうか。那須岳、温泉街、高原リゾート地……。どれも正解である。そう、那須はさまざまな面を持った地なのだ。

そして那須は農業も酪農も盛ん。そこで、「食」という文化を通して新しい交流の場が出来ないかという思いから始まったマルシェイベント『那・須・朝・市』が2011年に発足した。そこから3年経ち、もっとたくさんの人々に那須の「食」を楽しんでもらいたいという思いから生まれた那須朝市の実店舗が『Chus（チャウス）』なのだ。

この「Chus」のコンセプトは、"大きな食卓を囲む"というもの。そのコンセプトを実現するために、朝市を日常的にたのしめる「MARCHE（直売所）」、その食材を 使った料理をたのしめる「TABLE（ダイニング）」、そして魅力あふれる那須の旅の拠点にできる「YADO」という3つのコンテンツが展開されている。

「チャウスを訪れる人達が、那須のおいしいものと出会い、大きな食卓でみんなでその美味しさを分かち合い、笑顔が溢れ、心つながる」。まさに"家族"になれるような場所になってほしいという願いを込めて建てられたのだという。

「MARCHE」、「TABLE」の次は「YADO」

「MARCHE（マルシェ）」は、那須の生産者たちが作った野菜やお肉、加工品などを買うことができる直売所。ここでは、定期的にポップアップストアも展開している。
今までには「ほぼ日刊イトイ新聞」のアイテムを売ったり「働くエプロン展」と題して人気のエプロンを集めたりなど、日々を丁寧に過ごしたいと思っている人にはぴったりのショップを展開してきた。

また、定期イベントとして、朝市や夏季限定のビアガーデンなど、観光客だけでなく地元の人々とも触れ合うことのできる機会を設けている。

「TABLE（ダイニング）」では、那須の生産者たちが作った野菜やお肉、加工品などを使用した料理を、大きな食卓でゆったりと食べることができるようになっている。

特徴的なのはどんと構えた大きなテーブル。このテーブルを囲めば、初めて会った人もまるで家族のように親しくなれるだろう。地ビールや地酒に加え、地元の野菜やお肉など、"那須ならでは"の魅力が存分につまったメニューを用意している。

12時から14時半までランチ営業、18時から22時までバー&テーブル営業をしており、カフェ営業は12時から23時まで。ゆったりと流れる時間の中で、思い思いの食べ方、過ごし方をしてみて。

ドミトリーや個室などの豊富なラインナップに、旅の計画もわくわく

そして7月1日にオープンした「YADO（宿）」は、一人から家族連れまで、幅広い人々が利用することができる。

部屋のタイプは、ドミトリー／ツインルーム（個室）／ダブルルーム（個室）／ロフトルーム（個室）／和室（個室）の5種類。ドミトリータイプは男女混合だが、ベッドがそれぞれ半個室になっているため、プライベートな時間も十分過ごすことができる。和室タイプは定員が6人のため、大勢での旅行でも安心。

どの部屋も木のぬくもりが感じられる、落ち着いた空間。シンプルな作りで無駄なものが一切無いため、その分時間を丁寧に使うことができそうだ。タオルやサンダル、シャンプーなどは揃っているが、他のアメニティは有料販売となる。しかしそれらは「これからも使っていけるもの」として販売しており、それぞれこだわり抜かれたアイテムだ。

また、ゲストハウス宿泊者には専用のラウンジスペースも利用できる。開放感のある明るいスペースは、本を読んだり珈琲を飲んだり、ゆったりした時間を過ごすのにぴったり。

もちろん先ほど紹介したダイニングスペース「TABLE」も利用可能。地元の人々も一同に集まるこの場所で、たくさんの人々と交流するのも楽しい。

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「食でつながる」という言葉どおり、那須という地を愛し、那須で生まれたものにこだわった食を届けているチャウス。オープンしたばかりのゲストハウスも、忙しい日常を忘れさせてくれるような落ち着いた作りになっており、一息つきたいときに利用したいスポットだ。

9月3日には「Something nice!」というイベントも開催。「ナイス」なお店が一同に揃うイベントとして、チャウスを使った一日だけの「何かいいもの、Something nice」なマルシェやワークショップを開催する。
このように、日々の暮らしを豊かにしてくれるようなイベントを随時行っているところもチャウスの魅力。ぜひ足を運んで、チャウスの、そして那須高原の魅力を発見してみて。