折れ戸?引き戸?クローゼットの扉を使いやすくリフォームするコツ

「クローゼットの扉が古くなり、開け閉めしにくい……」「クローゼットの扉の傷みや色あせが目立ってきた……」こんなお悩みはありませんか?クローゼットの扉は室内でも大きな面積を占め、さらには毎日使用する場所です。見た目や使い勝手でお悩みがあれば、思い切ってリフォームするのもありでしょう。そこで今回は、クローゼットの扉のリフォームについて紹介します。さまざまな方法や安価でできるアイデアなども取りあげるので、ぜひ参考にしてみてください。

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クローゼットの扉のリフォーム方法

まずは、数多くあるクローゼット扉のリフォーム方法を順にご紹介します。どんなお悩みに合っているかも説明していますので、ご自宅に合った方法を見つけてください。

1.折れ戸から引き戸へ交換

最も普及しているクローゼットの扉のタイプは「折れ戸式」ですが、折れ戸は上部から吊ってあるケースが多く、長く使ううちに上のレールなどが歪んで開閉が渋くなってくることがあります。レールを新しくし、そのまま新しい折れ戸へ交換する方法が最も簡単ですが、この時に引き戸タイプの扉へ交換するリフォームも近年では増えています。

折れ戸や開き戸、は全開できるため収納として使い勝手は良くなるものの、高齢の方などにとってはツマミを引っ張って開けるなどの動作がしづらいというお悩みも出やすくなります。握力などが弱くなってきたことを機に、室内ドアなどと同様にクローゼットの扉も引き戸にするケースが多くなっていると考えられます。

2.引き戸から折れ戸へ交換

前項とは逆に、引き戸から折れ戸へ交換するケースです。上吊りタイプの折れ戸に替える場合、下部のレールを外して段差をなくし、化粧する手順が必要になります。この場合、引き戸タイプでは開口部の半分だけしか開けることができない点に不便さを感じて、全開できる折れ戸や開き戸へとリフォームするケースが多いと考えられます。

3.扉を鏡張りに

クローゼットの扉の一部分もしくは全面にガラスを張り、姿見として使えるようにするリフォーム方法です。折れ戸の場合は前面に、開き戸タイプなら裏面に鏡を設けるケースが多くなります。一部分に鏡を設ける場合は着替え時などの姿見としての用途が主ですが、全面を鏡張りにするケースでは子供さんのバレエやダンスなどの練習用に使う目的が多くなっています。

4.扉を塗り替える

扉の開閉や使い勝手などに不満はないものの見た目に飽きてきた場合や、インテリアの傾向が変わってクローゼットの扉が雰囲気に合わなくなった場合には、扉を塗り替えて色を変えるリフォーム方法もあります。

扉のクローゼットは面積が広いためセンスがある程度問われますが、比較的安価でお部屋の雰囲気を大きく変えられますので、飽きが来ない工夫として1度模様替えしてみるのもよい方法でしょう。

5.扉を撤去する

思い切ってクローゼットの扉を撤去してしまうリフォーム方法もあります。あえてクローゼットの内部を見えるようにして「見せる収納」を作る方法だけではなく、圧迫感のある扉をなくしてカーテンやアコーディオンドアに替え、軽快感や開放感を出す方法も選べることがポイントです。

リフォームの手順も、扉を外してカーテンレールなどを設置すればよいためそれほど難しくありません。再び扉に戻すことができるように、既存のレールなどを残しておくこともできます。

クローゼットの扉のリフォーム事例

それでは、クローゼットの扉を実際にリフォームした例をみていきましょう。

事例1 開け閉めに苦労した開き戸のクローゼットを、引き戸に改造して快適に

1枚の開き戸タイプの扉が付いたクローゼット。開け閉めするためのスペースに何も置けず、部屋を広く使えないことで悩んでいました。そこで、開閉が楽な引き戸タイプへ改修することに。

手順は、引き戸を外してから戸を固定していた蝶番を外し、壁に空いた穴をパテで埋めます。引き戸は開き戸と異なり、2枚の戸が互い違いに重なるため、既存の枠に重ねて扉1枚分の厚みの枠をさらに追加。既存の戸をなるべく加工せずに再利用するため、扉を上から吊って吊り車でレールを移動させる方式で開閉する方法を取りました。

開閉で引き戸ががたつかないようガイドを設け、スムーズに戸が動くようにして完成です。これまでは、開け閉めのたびに大きな家具を動かす機会も多く、毎日大変な作業を強いられていましたが、引き戸になって手間がだいぶ軽減されました。安価なリフォームで室内のスペースを自由に使えるようになり、お部屋そのものの使い勝手も向上するリフォームを成功させることができました。

事例2 折れ戸が邪魔をして引き出しが使えない!思い切って扉を撤去したリフォーム

クローゼットの大きさに合わせてある収納用の引き出しタンスを購入しましたが、仕舞ってみると折れ戸の厚み部分が干渉して引き出しの開閉ができません。引き出しを使う時は折れ戸にぶつからないよう、タンスを毎回わずかに移動させなければならず、不便さに耐えかねてリフォームすることに。

引き出しタンスのデザインも気に入っていたため、思い切ってクローゼットの扉を外してしまうことに。外した扉は、再利用を考えて物置に保管しました。開放されたクローゼットはそのまま「見せる収納」としておしゃれに使うこともできますが、目隠しすることも考えてカーテンを取り付けました。

扉の圧迫感がなくなり、思いがけず部屋の奥行きが増えたように見える効果も。カーテンを開けてもおしゃれに見え、閉めれば可愛らしい室内になり大満足です。なお、外した扉を再利用することも考慮して、折れ戸用のレールは撤去せずそのままにしてあります。

おわりに

クローゼットの扉にはこれほど多くのリフォーム方法があります。「我慢すればなんとかなるから…」と、リフォームを検討するまでに至っていない方も多いでしょうが、少しの工夫や出費で室内の雰囲気と実用性をぐんと向上させられます。

まずは、日頃のお悩みをリフォーム会社さんに相談してみることから始めてみてはいかがですか?一括見積を利用して匿名で見積請求を申し込めば、多くのリフォーム会社さんと連絡を取れますから、お悩みに合ったリフォーム会社がきっと見つかります。

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