リノベーションの耐用年数ってどれくらい?家の寿命はのびる?
今回は、リノベーションの耐用年数はどのくらいなのか、リノベーションによって家の寿命を延ばせるのかなどについて解説していきます。リノベーションを考える際に、注意するべきポイントのひとつとして「耐用年数」があります。リノベーションでは床や壁、設備などを一新することができますが、「長く住み続けられるのか心配」と不安に感じる方もいることでしょう。そんな不安を抱えている方は必見、長く住み続けるためにはどのようなリノベーションを行うべきか、その点にも注目しながら見ていきましょう!
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リノベーションによって家の寿命は延ばせる!
結論から言うと、リノベーションによって家の寿命は延ばせます。ただし、そのためには耐震性を高めるリノベーションや、定期的なメンテナンスが必要になるので、必ずしも寿命が延びるわけではありません。
リノベーションはゴールではなく、あくまでも新生活を始めるためのスタートです。リノベーションによって生まれ変わった住まいの機能性をどれだけキープできるか、そこが耐用年数を延ばす上で重要なポイントになるでしょう。
一般的に、住宅の寿命は30年前後とされています。しかし、それは建物が老朽化して住めなくなってしまうのではなく、平均的に30年ほどで建て替えているケースが多いことを意味しています。ライフスタイルの変化や設備環境の老朽化に伴って、その都度適したリノベーションを行って細かくメンテナンスをしていけば、さらに寿命を延ばすことも可能でしょう。
リノベーションの耐用年数は「かけるコスト」に比例する
できるだけ長く住み続けられる住まいを手に入れたいのであれば、リノベーションにかけるコストを極力惜しまないことが大切です。コストを節約すると、素材や構造などにこだわりにくくなるので、住宅の耐用年数を延ばすことは難しくなってしまうでしょう。
もちろん、場合によっては新築同様の費用がかかってしまうケースも見られます。そうなると「新築物件の購入よりも価格を抑えられる」といったリノベーションのメリットが薄れてしまいますが、自分の好きな土地に細部までこだわった理想的な住まいを作れるのは、リノベーションならではの大きな魅力です。
「耐用年数=かけるコスト」であることを念頭に置いて、耐久性にどこまでこだわるかを考えていきましょう。また、耐用年数を考える際は「自分が何年住めるか」ではなく、「自分がどれだけ住み、それから先を次の世代にどれだけ残したいか」に着目することが大切です。その点に着目できれば、寿命をより延ばせる形でリノベーションを進められるでしょう。
長く暮らせる住まいに必要なリノベーションのポイント
長く暮らせる住まいを実現するには、どのようなポイントを押さえて計画を進めるべきなのでしょうか?以下では、住宅の寿命を延ばすために押さえておきたいポイントをご紹介していきます。
■【ポイント1】耐久性をアップ
住宅の耐久性を考える上で最も意識すべき点が「耐震性」です。築年数の古い住宅は、1981年に施行された「新耐震基準」を満たしていないケースが多く、耐震面で不安が残っている可能性があります。耐震性を高めるリノベーションを行うことで、地震によって建物が変形するリスクを減らすことができ、耐久性も向上させることができます。
住宅の耐久性を高めるには、
・基礎に鉄筋を入れる
・耐力壁を補強する
・構造材の接合に金物を使う
などの方法が効果的とされています。場合によっては梁や柱を追加しながら、耐久性の高い住まいを目指していきましょう。基礎や耐力壁、構造材については、実際に工事を開始して建物の骨組みを確認しないと判断がつかないこともあるので、慎重に計画を進めていくことが大切です。
■【ポイント2】住みやすさを重視
住宅自体に寿命が訪れなくても、住み心地が悪ければ同じ家に住み続けるメリットを感じづらくなってしまいます。生活しやすい間取り、使いやすい設備環境を整えることは、より長く暮らすためにはとても大切なことでしょう。
もちろん、見た目も重要なポイントです。壁紙を好きなものに交換するだけでも、住みやすさが大幅に改善されることがあります。予算カットのために価格面を重視して素材を選ぶのではなく、見た目にもこだわってコストをかけることで、住まいへの愛着が高まるでしょう。
■【ポイント3】断熱性を高める
断熱性を追求することも、長く暮らせるかどうかに大きく関わってきます。築年数が古い物件の多くは断熱化されておらず、その分建物が傷みやすい傾向にあります。特に、住宅金融公庫が融資条件に断熱化を義務づけた1988年以前に建てられた物件については、断熱材が入っていない可能性が高いと言えるでしょう。
断熱性が高い住まいのメリットは、住宅が傷みにくいことだけではありません。夏は涼しく、冬は暖かいといった快適な生活が保障され、「長く暮らしたい」と思える住まいが実現します。
ただし、断熱材は壁の中や床下、天井裏に入れるため、内装材をすべて引きはがす必要があります。比較的大規模な工事になることを予想しておきましょう。
おわりに
リノベーションの耐用年数は、どこまでコストをかけて耐久性の高い住まいを追求できるかによって決まります。また、できるだけ長く住み続けられる快適な住まいを実現させるためには、親身になって相談に乗り、一緒にその希望を叶えてくれる業者を選ぶことが大切になるでしょう。
まずは一括見積もりを利用して希望条件を提示し、夢の実現のためにはどのくらいのコストがかかるのか確かめてみてはいかがでしょうか?
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
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