床の張り替えリフォーム！タイミングや注意点を詳しくチェック

こんなことが気になったら、床の張り替えリフォーム時期

「床が傷んできた」というと、表面のスレや剥がれ、傷・ささくれなどを思い浮かべる人が多いかもしれません。目に見える部分の劣化は、リフォームのタイミングを効果的に知らせてくれるポイントです。しかし、床材の下地の部分も経年によって少しずつ傷みが出てきます。表面にそれほど目立った傷みがなくても、歩いたときに「床鳴り」「床の沈み」などが感じられたら、床下部分に傷みがあるかもしれません。その場合は、早めにリフォームを検討しましょう。

種類別のリフォーム時期の目安

主な床の種類ごとのリフォーム時期は、以下のようになっています。

・フローリング…施工後10～15年ほど

・カーペット…施工後5～6年ほど

・畳…施工後3～5年ほどで裏返し、5～7年ほどで表替え、10年ほどで張り替え

・クッションフロア…施工後10～15年ほど

床の張り替えリフォームのメリット・施工時の注意点

床のリフォームには、張り替えだけではなく上貼り・部分補修などいくつかの方法があります。張り替えは、それらの中では大がかりで費用のかかる方法になりますが、あえて張り替えをするメリットも数多くあります。

【メリット1】床が高くなってしまわない

既存の床を残したまま重ね張りをすると、どうしても元の床より床材の厚み分だけ高さが出てしまいます。張り替えを行えば、床の高さはリフォーム前とほぼ同じに保つことができます。

【メリット2】剥がすことで下地の傷み具合なども確認できる

床材を剥がせば、床下の部分の状況確認が一緒にできます。家を長持ちさせる上でこまめな点検は重要になります。同時に補修する部分があれば一緒にリフォームでき、住宅を長く大切に使ううえでの助けになります。このように、床の張り替えには多くのメリットがありますが、大きな工事になるだけに注意点もいくつかあります。

【注意点1】廃材が多く出るため、処分費用がかさむ

既存の床を剥がしますから、かなりの分量の廃材が発生してしまいます。工事そのものもコストのかかる作業ですが、さらに廃材処分に関する費用が加算されることになります。

【注意点2】追加工事が出る可能性がある

床を張り替える際には、壁と床の取り合い部分(境目)を目隠しするための細長い板「巾木」を取り外して施工する場合があります。その場合は巾木も新しいものに替えることになりますし、床の下地の状態によっては調整が必要になることもあります。

床の張り替えリフォーム事例集

【事例1】洗面所の床張り替えリフォーム

洗面所の床のクッションフロアが傷んできたため、同じく水に強いクッションフロアに張り替えました。床材の価格も安く、廃材の分量もクッションフロアゆえ少なく済んだため、工期は1日で済み、費用も3万円ととてもリーズナブルにリフォームできました。

新築以来25年ペットと暮らし、フローリングの床も小傷や床鳴りなどが目立って傷みが感じられるようになったため、新しいフローリングに張り替えました。床下も一部にフカフカ感があったため部分補修を行いましたが、きれいな部分は既存の下地と床材を残すようにしてコストを抑えています。

【事例2】ペットと暮らしてフル活用した床を一新！フローリングの張り替え

【事例3】子供の成長に合わせ、子供部屋をカーペットからフローリングに

おわりに

安全などを考慮してカーペット敷きにしていた子供部屋。子供さんの成長で安全面の心配がなくなり「フローリングにしたい」との要望もあったため、床の傷みの改修を兼ねて張り替えました。カーペットと比べて明るい色合いのフローリングながら、落ち着いた大人っぽい雰囲気にもなり、子供さんも大満足です。

いかがでしたか？「我が家もそろそろ張り替えを…」と考えているなら、まずはリフォーム相談を兼ねて施工業者さんを選ぶことから始めましょう。できれば、複数の業者さんからの見積を比較検討したいもの。しかし、自力では難しいという場合は、一括見積を利用すると便利です。選りすぐられた業者さんをお近くから探せるほか、紹介されるのは審査をクリアした優良業者に限られるため、悪徳業者と接触してしまう心配もありません。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。