リフォームの時、フローリングの色はどう選ぶ？コーディネートのポイントをご紹介

希望するお部屋のテイストを具体的にイメージしよう

フローリングへリフォームする時の色選びでまず考えるのは「『こんな部屋にしたい』というイメージ」という方が多いでしょう。お姫様のようにかわいらしい部屋にしたい、モダンでスタイリッシュな部屋にしたいなど、描くイメージも多種多様と思われます。そこで、フローリングの色によって演出できるイメージを以下に挙げてみましょう。実現したくなる部屋がみつかるかもしれません。

濃い色のフローリング

濃色の床材には、素材を問わず高級感を演出できるメリットがあります。室内に落ち着いた雰囲気と安定感を与え、どっしりした大型家具などを置いても床の印象が負けてしまうことがありません。ベッドや箪笥など、大きな家具を置くことの多い寝室に向いています。また、濃色でコーディネートせず、あえて濃い色の床に白っぽい壁や天井を合わせることで、モダンでスタイリッシュなイメージを演出できます。生活感のない部屋にしたい場合などに向いている手法です。

白木のような淡色のフローリング

天然素材が主役の北欧系インテリアによく似合うのが、淡い色のフローリング材です。お部屋全体をシンプルにすっきりとまとめ、カーテンやアクセントラグで鮮やかな差し色をあしらうことで嫌味なく個性を演出できます。子供からお年寄りまでみんなに好まれる、明るく優しいイメージのお部屋にできるでしょう。
また、壁や天井など部屋全体を白木調の同系色にまとめれば、ナチュラルで素朴な雰囲気のお部屋になります。「カフェのようにくつろげる空間にしたい」という場合などに向いています。ただし、白木調の床材は安価な素材を選ぶと安っぽく見える心配も。淡色のフローリング材の場合は、ある程度良質なものにこだわって選ぶことも大切です。

真っ白なフローリングに白い壁を合わせ、黒または原色のドアや建具を配置

少し上級者向けの床色選びです。「ドラマの主人公の部屋」や、「できる男のインテリア」風のお部屋というとわかりやすいかもしれません。デザイナー家具が似合う、シャープなイメージの室内にしたいと考えている方にはおすすめの手法でしょう。スタイリッシュなイメージが大切な美容室などでもよく採用されているコーディネート方法です。

特に希望のイメージがないならこの色！

色に特定の好みがなく、どんなテイストにも合う色のフローリングを無難に選びたいという場合は、「ベージュと茶色の中間のような、一般的な木目色」が、あらゆる雰囲気のお部屋にマッチするといえます。飽きが来ないので、世代を超えて長く住まうことを考えている場合にもおすすめです。

しかし「中間色」というだけに、似た色は多くあっても全く同じ色味が探しにくいというデメリットもあります。たとえば、床の色と似ていながらも、微妙に異なった色味の家具や建具がたくさんあると、室内をかえってごちゃごちゃした印象に見せてしまう可能性もあります。オーソドックスな中間色を床に配置する場合は、家具や建具はあえて床の色と合わせず、且つそれぞれの色味にしっかり統一感を持たせて視線の分散を防ぐなどの工夫をしましょう。

おわりに

いかがでしたか？フローリングの色選びは楽しい作業ですが、色だけではなく素材とのマッチングも大切な要素です。もし、実物を見ることができない場合には、現物を切り抜いたサンプルなどが付いたカタログを必ず用意してもらうなどして、色と素材が持つイメージになるべく妥協せず選ぶのがよいでしょう。想像力とバランス感覚を駆使した床選びで、居心地のよい空間を実現しましょう！

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