床暖房のリフォームで快適ライフ！知って得する費用・相場の基礎知識と低コストの極意！

電気式？温水式？リフォームにかかる費用と相場を徹底比較

床暖房には、電気式と温水式があります。どちらも快適であたたかな空間を提供してくれますが、実際にはどんな違いがあるのでしょうか？まずは、本体価格に注目してみましょう。

電気式の場合

電気式は、床下にヒーターを内蔵したパネルを設置し、電気でヒーターを発熱させることで空気を暖めます。システムもシンプルで、工事も比較的簡単です。このヒーターパネルを8畳の部屋に設置する場合、本体価格は40万～50万ほどです。温水式に比べると本体価格が安く設置も簡単なため、初めての床暖房に電気式を選ばれる方も多くいらしゃいます。

温水式の場合

温水式の暖房方法は、熱源機でつくった温水を床下に設置した温水パネルに循環させる方法です。温水式の場合は、熱源が「ガス」・「灯油」・「電気」などいくつかの種類があります。一般的に普及している「ガス床暖房(温水式)」を8畳の部屋に設置すると、本体価格の相場は60万～70万ほどになります。

上記で紹介した費用は、あくまで「本体価格」のみの相場です。床暖房リフォームをする場合は、工事費も別途必要になりますから、それを加えた合計費用の相場は80～100万円ほどになります。

設置方法は？リフォーム前に知っておきたい、コストの秘密

ここでは、実際に床暖房を設置する時にどんな方法で施工するのかタイプ別に、かかるコストをご紹介します。

直貼りタイプ

直貼りタイプは、既存の床の上に直接貼れる床暖房です。既存床の解体や、大がかりな工事も必要ありませんから、次項で紹介する「床ごとリフォームタイプ」と比較して、工事費が低めに抑えられる傾向があります。また、平均12mmという薄さなので床の高さもあまり変わりません。しかし、部屋の一部にのみ設置する場合は段差が生じるため、注意が必要です。せっかくコストを抑えたのに、段差解消に別途費用がかかる場合もあります。

床ごとリフォームタイプ

既存の床を剥がして床暖房を設置します。見た目が綺麗に仕上がり、段差なども生じません。しかし、工事は大がかりになるため、10畳程度の洋室に設置する場合、10万～15万くらいの工事費がかかります。床の張り替えを検討している場合などは、必要に応じて一緒に床暖房も合わせて工事するとよいでしょう。

仕上げ材のコスト

床暖房を設置した後には、その上にフローリングや畳、カーペットなどを仕上げ材として使用します。専用のフローリング材や、キズのつきにくいタイプなど様々です。仕上げ材の価格はそのタイプによって10％～50％くらい差がでます。お部屋の環境やご家族とよく相談して、最適な仕上げ材を選びましょう。

リフォームプランで実際にかかる費用を簡単チェック

ここからは、実際に床暖房をリフォームした例をご紹介します。ぜひ、これらのプランを参考にして、ご自宅に合ったプランを考えてみてください。

【実例1】14畳LDKの場合

電気式床暖房の設置です。床ごとリフォームタイプを採用し、床暖房の設置面積は約43％で、仕上げ材は普及価格商品を採用すると、約75万～110万のリフォーム価格になります。キッチンとリビングで、よく使うスペースのみに床暖房を設置することで、足元から温めることができます。

【実例2】12畳のリビングの場合

温水式床暖房の設置です。直貼り工法を採用し、床暖房の設置面積は約75％で、仕上げ材は普及価格商品を使用すると、約65万～95万のリフォーム価格になります。なお、こちらは温水式の床暖房のため、暖房専用の熱源機も含まれた価格です。設置面積が広いプランだからこそ、部屋全体をすばやく温めることが可能になります。

【実例3】6畳の子ども部屋の場合

電気式床暖房を採用します。直貼り工法で、床暖房設置面積は約37％とやや少なめです。仕上げ材は普及価格商品を使用すると、約25万～35万のリフォーム価格になります。直貼りで比較的コストを抑えたプランです。

おわりに

床暖房リフォームは、種類や施工方法でかかる費用は大きく変わります。家族にピッタリなリフォームプランを見つけるには、多くの選択肢から比較検討することが大切です。今では、複数業者へ一括で見積を申し込め、納得のいくまで比較検討できるサービスもあります。匿名・無料で気軽に始められますから、一度試してみるのもよいでしょう。

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