外階段をリフォームしよう！二世帯住宅にもオススメのリフォームの方法とは

外階段リフォームの種類

外階段のリフォームには、大きく分けて以下の2種類があります。

外階段を新設するリフォーム

これから二世帯住宅としてご自宅を使う場合など、元々はなかった外階段を新しく設けるリフォームです。主に、上の階に新しく玄関や出入り口を作ると同時に施工する場合がほとんどです。

既存の外階段を改修するリフォーム

すでにある外階段を、劣化や傷みなどに伴って改修するリフォームです。主に「塗装の塗り直し」「防水施工のやり直し」「新しい外階段への架け替え」の3つの手法が中心となります。

外階段は、強度や耐久性に優れるスチール(鉄骨)製が多く、設置後数年～十数年単位でサビや塗装の劣化などが気になってきます。そのままにしておくと階段の強度にも影響を与えますから、危険防止のためにもサビや塗装剥がれが気になり始めたら、リフォームを検討することをおすすめします。

また、外階段を新設する場合、大きな構造物だけに高額な費用がかかります。階段の下側の箇所には新たに基礎工事が必要なため、階段本体の価格や取り付け費用のみならず、それら付帯工事の費用も組み込んで予算を考えておきましょう。また、基礎工事が入ってくる分、工期も長めになる傾向があります。

外階段リフォームの注意点

外階段が屋内階段と最も異なる点は、雨や雪、風や日差しなど外の環境にさらされ続けることでしょう。このように、全天候の影響を日々受ける外階段ですが、なかでも最も気をつけるべき外的要因は「雨・雪・湿気などの水分」といえます。

したがって、外階段には同じ外構部分であるベランダやバルコニー、屋上などと同様に「防水対策」が最も重要です。階段本体に防水加工をすることも必要ですが、それに加えて階段上に屋根を設けることで、通る人の雨対策ができるうえに、階段本体(特に踏み板部分)の水濡れをある程度防ぐ効果もあります。リフォームで外階段を新設する場合は、階段本体に屋根の付いているタイプを選ぶのもおすすめです。

外階段リフォームの事例

それでは、外階段をさまざまな方法でリフォームした事例をいくつか紹介しましょう。

【事例1】二世帯住宅として住まうため、2階に玄関と外階段を増設

親世帯と子世帯で同居を始めるにあたり、プライバシーを守るため二世帯住宅にリフォーム。出入り口まで別々にするために、2階に玄関と外階段を付けました。シンプルな鉄骨階段を選び、玄関は増築して1階部分を新しい物置スペースにしています。

【事例2】劣化してきた外階段の全面補修

鉄骨性の外階段が古くなってきたため、サビ落としをして防水施工のうえ再塗装しました。床面の基礎部分のモルタルも老朽化していたため、補修のうえ防水加工をしています。強度の面で不安を感じる箇所はすべて塗装前に補強し、安心して上り下りできる外階段を再生しました。

【事例3】外階段のタイルを張り替え

元々タイル張りだった外階段のタイルを全面張り替えました。1枚あたりのタイル角を大きいサイズのものにして、目地の部分を目立たなくしています。目地汚れが気になることもなくなり、すっきり見える階段に生まれ変わりました。また、張り替えに伴い、タイルの色味も外壁に合わせて白っぽいものに変えたため、住宅全体の統一感がアップする効果も。

おわりに

いかがでしたか？リフォームで外階段を新設する場合も、既存の外階段を改修する場合も、施工のポイントは「防水」と「サビ防止」です。補修のケースでは、DIYを検討している方も多いかもしれませんが、安全性や耐久性を考えるとプロの施工業者さんに依頼するのが無難でしょう。まずは、リフォーム相談から気軽に始められる一括見積を利用するのも、よい方法です。

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