子供部屋でも安全！ロフトの階段をリフォームして、快適に使いやすくしよう！

階段のリフォームで、ロフトをもっと使える空間に

ロフトの出入り口に「不安定なはしごが掛かっているだけ」という状態では、ほとんどの方が上り下りのしにくさを感じるはずです。なかでも、子供部屋のロフトなどはより安全に移動できるようにしたいもの。また、ロフトを収納スペースとして使っている場合などは、荷物を持ってはしごを上り下りするときに不便さを感じることがあるでしょう。はしごを固定階段にリフォームするだけでも、ご家族がロフトに出入りする機会が増えるかもしれません。

「ロフトに固定階段を設置すると、法規上は独立階とみなされてしまうのでは？」と思われた方もいらっしゃるでしょう。しかし、建築基準法の改正により、現在ではロフトに固定階段を設置することは基本的に認められています。

ただし、今でも地域によってはロフトへの固定階段の取り付けが認められていない場合があります。あらかじめ施工業者さんに、お住まいの地域でロフトの規格がどう定められているかの確認を取っておきましょう。規格を満たさずロフトが独立階として床面積に加えられると、固定資産税の金額に影響が出てしまいますから要注意です。

ロフトのはしご・階段のリフォーム事例

では、ロフトのはしごや階段をリフォームして使いやすくした3つの事例を紹介しましょう。「こんな方法もあったのか！」と驚くような、斬新なアイデアもありますから注目です。

【事例1】子供用のロフトのはしごを木製の階段にリフォーム

子供達だけでなく、家に遊びに来たおじいちゃんもロフトのはしごを上り下りするようになったため、安全性を考えて手すり付きの木製階段にリフォームしました。急勾配が解消され、家族みんながロフトに出入りしやすくなりました。塗装など一部の施工については施主さんご一家が行ったことで、コストも抑えられています。工期は5日、かかった費用は35万円です。

【事例2】リビングの壁面収納追加と同時に、ロフトはしごの一部を階段にリフォーム

リビングに壁面収納を追加するタイミングで、安全性に不安があったロフトはしごを一部階段になるようリフォームしました。新しく造作した壁面収納の上までは低いはしごで登れるようにし、壁面収納の上からロフトの入り口までを固定階段としました。二段階で昇降するようにしたことで傾斜もゆるやかになり、荷物を持っての上り下りも危険を感じずスムーズにできるようになっています。

【事例3】引っ掛けるだけのはしごから、スライド式収納階段にリフォームして安全に

古いはしごの昇降に不安があってロフトをあまり使わずにいましたが、半固定ができてスライド収納も可能な階段にリフォームしました。安全性が増したことでロフトへの移動も楽になり、ご家族が出入りする頻度が増えました。12万円と安価な費用で、デッドスペースをフルに活用できるようになり、コストパフォーマンスの高い満足のリフォームとなりました。

おわりに

いかがでしたか？デッドスペースになりがちなロフトですが、はしごや階段を使いやすく安全にリフォームするだけでも生活空間の一部として生まれ変わるケースが多くあります。少ない手間と費用で、高い効果が得られるリフォームのひとつといえるでしょう。

また、はしごから階段へのリフォームを検討する場合は、地域によっては税制面に影響が出ることもあります。しっかりした知識があり、的確にアドバイスしてくれる施工業者さんに作業を依頼することも大切ですから、業者さんを見つける段階から慎重に計画を立てましょう。

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