団地の浴室をリフォーム!方法や注意点は?

今回は、団地の浴室リフォームの方法をいくつかご紹介します。「団地の浴室リフォームはどのように行われるの?」と疑問に思われている方も多くみられます。この記事では浴室リフォームの方法や注意点をまとめているので、リフォームされる方はぜひご参考にしてください!

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団地の浴室リフォームの注意点

築年数が古い団地の浴室は、タイル貼りの在来工法の浴室である場合が多いため、壁の撤去ができないことや、排水管の接続ができないなどの理由で、ユニットバスへの切り替えは難しくなっています。しかし、浴室の天井、壁、床にプラスチックの板を貼り付け、さらに防水加工をすることで、ユニットバスを疑似的に作ることができます。
また、浴室リフォームをする際は、管理組合へ事前に申請手続きをしておく必要があるため注意しておきましょう。

在来工法の浴室リフォーム

前述のとおり、団地はタイル貼りの在来工法の浴室である場合が多いため、在来工法の浴室リフォームが中心になっていきます。以下では、在来工法の浴室リフォームの方法をいくつかご紹介します。

■【方法その1】浴槽をリフォーム
浴槽には、大きく分けて「和式」と「洋式」の2種類があります。和式は、深くまで作られていることが特徴です。設置スペースがあまり取れない場合にも有効です。洋式は、仰向けの姿勢で入ることができるように、広く浅く作られていることが特徴です。そのため、設置スペースが大きく必要となります。

浴槽の素材としては、保温性と耐久性が高い「繊維強化プラスチック」や「ステンレス」、バリエーションが豊富な「人造大理石」などが多く使われています。デザインにこだわる場合は、「木製」や「タイル」などを選ぶ方が多くみられます。

■【方法その2】タイル床をリフォーム
タイル床のリフォームは主に、タイル床を張り替える方法と浴室シートを張る方法とがあります。現代では、「ヒートショック現象」を軽減する浴室専用シートを張る方法が多くみられます。

団地の浴室リフォームの実例

実際に行われた団地の浴室リフォームの実例をご紹介します。

築年数…40年
リフォーム箇所…浴槽、床・天井・壁、給湯器の設置

■【リフォーム箇所その1】給湯器の設置
築40年の団地をリフォームした実例です。1960年代に普及したバランス釜を撤去して、給湯器への交換をしています。これにより、バランス釜のスペース分だけ浴槽を大きくすることができる場合があります。

■【リフォーム箇所その2】床・天井・壁
床面には、浴室専用シートを貼り、床下や壁に水分が浸みこまないように、継ぎ目や隙間に合成樹脂でできた充填剤を埋め込む作業(コーキング)をしています。壁と天井にも同様に浴室専用シートのパネルを貼り付け、コーキングを行います。

■【リフォーム箇所その3】浴槽
バランス釜を撤去して、給湯器への交換をしたことにより、バランス釜のスペース分だけ広い浴槽へのリフォームが可能になっています。今回の事例では、足を伸ばせる広さの浴槽への交換に成功しています。

おわりに

団地の浴室は在来工法であることが多いため、ユニットバスと比較をすると費用面は少し高くなりがちです。しかし、浴室は毎日利用する場所であり、一日の疲れを癒す空間であるため、一括見積を利用してリフォーム計画を立てる価値は大いにあるでしょう。

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