窓を小さくするリフォームで具体的にかかる費用・相場はどれくらい？

窓を小さくするリフォームの注意点

窓を小さくするリフォームの費用は、壁面処理を含むリフォームが多いため、費用が割高になります。また、既存の窓周辺の壁や柱が劣化している場合は、追加で工事が必要になる場合があり、注意が必要です。

小窓の種類による価格の違い

小窓にはさまざまな種類があり、種類によって価格も大きく変わってきます。以下では、さまざまな種類の小窓(幅40cm・高さ90cm)をリフォームで取り付けた場合の相場をご紹介します。

【種類1】フィックス窓(はめ殺し窓)

フィックス窓とは、光を取り込む採光を目的としたサッシに、ガラス戸をはめ込んだ開閉をしない窓です。別名はめ殺し窓とも呼ばれています。およそ6,000円が相場の目安となります。

【種類2】ジャロジー窓

ジャロジー窓とはルーバー窓とも呼ばれ、何枚もの細長いガラス板やアクリル板を、ブラインドのようにして構成されている窓です。およそ30,000円が相場の目安となります。

【種類3】滑り出し窓

滑り出し窓とは、サッシの下側が外側に開く窓を指しています。およそ12,000円が相場の目安となります。

【種類4】上げ下げ窓

上げ下げ窓とは、2枚のガラスが上下に構成されており、上下に開閉することができる窓です。欧米でよく使用されています。およそ16,500円が相場の目安となります。

【種類5】片開き窓

片開き窓とは、窓枠の左右どちらかを軸にして、窓を室内側に開閉することができる窓です。こちらも、欧米でよく使用されている窓のひとつです。およそ13,500円が相場の目安となります。

【種類6】両開き窓

両開き窓とは、窓枠の左右を軸にして開閉することができる窓です。およそ30,000円が相場の目安となります。

これらはサッシ+普通ガラスの本体価格ですから、これらのサッシを使って窓縮小のリフォームをする場合は、これらの価格に既存の窓の取り外しや壁面処理などの工事費が加算されます。次の項目では、窓を小さくするリフォームを行った実例を紹介しながら、実際にかかった費用をみていきます。

窓を小さくするリフォームの実例

以下では、窓を小さくするリフォームの具体的な実例をいくつかご紹介します。

【実例1】パネルを埋め込む

窓の種類…ジャロジー窓
工期…6日間
費用…90,000円

既存の窓枠と新しい窓枠の間に壁をつくらずパネルで埋め込むことで、余った開口部分を処理する方法を採用しています。壁面の処理を伴わないため、かかる費用は比較的安くなります。

【実例2】防犯ガラス

窓の種類…出窓
築年数…25年
費用…400,000円

出窓を防犯ガラスのサッシに交換し、小さくしたリフォーム例です。視線を遮ることが窓を小さくする目的のひとつであるため、サッシの障子部分が太くなった分だけ窓が小さくなっています。壁面処理は伴いませんが、防犯ガラスの価格が高いため費用は割高になります。

【実例3】面格子を加えて防犯面を強化

窓の種類…網入りガラス入り普通サッシ
築年数…21～25年
工期…1週間
費用…140,000円

ユニットバスの窓を小さくして、面格子を加えて防犯面を強化したリフォーム例です。面格子の価格に加え、壁面処理を含む工事となるため、その分費用が割高になります。

おわりに

今回は、窓を小さくするリフォームにかかる費用・相場の目安をご紹介しました。窓やリフォームの方法などによって、価格は大きく変わります。事前に、目的に合わせたリフォームの種類の相場を知っておくと良いでしょう。施工業者さん探しや予算のプランで悩んでいる方は、一括見積の利用がおすすめです。多くの業者さんの見積をとって比較検討できますから、予算に合わせたリフォーム計画を立てるにはとても便利です。

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