掃き出し窓へのリフォーム!腰高窓を拡張して広々快適な空間にしよう
今回は、「腰高窓を掃き出し窓にリフォーム」する場合の工事の詳細や注意点などをご紹介します。窓を拡張・拡大するリフォームの中でも、「腰高窓を掃き出し窓にしたい」という要望は多いです。腰高窓を掃き出し窓へリフォームしてみたいと思った方、ぜひご覧ください。
本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています
- 48155
- 5
- 0
-
いいね
-
クリップ
腰高窓とは
「腰高窓」とは、一窓分の幅が約1.7m、高さが約1.2m程度のサイズで、下部に0.9mほどの高さの壁が回り込んでいるタイプの窓のことです。大人の腰ほどの高さに付けられた窓なので「腰高窓」「腰窓」などと呼ばれています。ベランダ・バルコニーなどのない寝室や子ども部屋には、たいていこのタイプの窓があるといってよいでしょう。
掃き出し窓とは
次に「掃き出し窓」ですが、こちらはリビングなどに多くある、一窓分の幅が約1.7m、高さが1.8~2.2m程度の縦長の窓です。下部に壁の回り込みがなく、人が歩いて外から出入りできるようになっていることが特徴で、リビングなどのほか広いキッチンには勝手口代わりに設置されている場合もあります。室内の床から外へ「掃き出す」ことができる窓なので「掃き出し窓」と呼ばれます。
壁を壊しても大丈夫?
腰高窓から掃き出し窓へのリフォームは、下部の腰壁を大きくくり抜く工事を伴います。住宅に少し詳しい方であれば、まずここで「住宅の強度が損なわれないか」という疑問がわくのではないでしょうか。
既存の窓が設置されていた箇所であれば、壁の内部に柱や筋交いなど住宅を支える構造部分が通っている場合は稀でしょう。「木造軸組み工法」で建築された住宅で、柱や筋交いなどに干渉しない箇所の壁をある程度加工するのは、おそらく強度的に問題ない場合が多いでしょう。一方、注意したいのは、2×4(ツーバイフォー)などの「木造枠組み壁工法」で建築された住宅で、「耐力壁」を使っている場合です。柱ではなく、壁で他の壁を支えて強度や安定を保っている構造のため「壁の一部を壊す=壁量を減らす」と強度や耐震性に即影響を及ぼす場合があります。
リフォームを計画する前に、あらかじめご自宅の建築工法や構造をチェックしておくことや、施工業者さんに現場を見てもらうなどして、状態・状況を確認することが重要です。また、中古住宅などは、安易に工事を行ってしまうと建築基準法違反になる場合もありますので、壁の解体を伴うリフォームの場合は事前確認が非常に大切です。
実際にリフォームすると、どんな工程・工期になるのか
次に、実際に腰高窓→掃き出し窓へのリフォームを行った実例を紹介しましょう。「里山の景観を楽しみたい」という理由で、現在お住まいの住宅の腰高窓を掃き出し窓にリフォームし、同時にウッドデッキを施工した事例です。
まずは既存の窓枠を取り外し、下部の腰壁を解体します。この場合、窓取り合い部分の外壁・室内壁についても解体して張り替えを行うことが多くなります。その後、壁面の下地を調整して掃き出し窓のサッシ枠を取り付けます。防水シートなどで万全に雨漏り対策をした後、外壁を施工して塗装を行います。これで窓のリフォームは完了です。このケースでは同時にウッドデッキを施工しましたが、窓のリフォームを終えてからウッドデッキの工事を行っています。
リフォームした箇所の窓取り合い部分の外壁は、周囲の既存の外壁と全く同じように色や質感を合わせることは難しいため、あえて塗装色を変えるなどしながら外観をスタイリッシュに見せる工夫をすることが多くなります。このようなコーディネートは業者さんのセンス頼みですから、腕のいい業者さんへ依頼し、要望を詳しく伝えておくことが大切です。
おわりに
いかがでしたか?腰高窓から掃き出し窓へのリフォームは、工事そのものというよりは事前の計画や準備、依頼する業者さん選びなどが肝になってくるリフォームといえるかもしれません。とはいえ、信頼できる業者さんを知っている範囲で必ず見つけられるとは限りません。そんなときは、一括見積の利用がおすすめです。1度申し込むだけで多くの業者さんと連絡が取れますから、知らなかった優良業者さんをお近くで見つけられるチャンスが増やせます。
もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。
- 48155
- 5
-
いいね
-
クリップ
あなたにおすすめ
関連キーワード
関連アイデア
-
外階段をリフォームしよう!二世帯住宅にもオススメのリフォームの方法とはLIMIA 住まい部
-
リフォームで窓を拡大!そのメリットや注意点は?LIMIA 住まい部
-
リフォームで天井を抜きたい!どんな工事をするの?LIMIA 住まい部
-
【必見】窓の縮小リフォーム!大きすぎる窓を小さくしようLIMIA 住まい部
-
ガレージを部屋にリフォームしたい!施工のメリットや注意点は?LIMIA 住まい部
-
軽量鉄骨住宅のリノベーションをしよう!住みやすい環境のためにLIMIA 住まい部
-
ルーフバルコニーへのリフォーム!屋根上のスペースを有効活用しようLIMIA 住まい部
-
窓からドアへのリフォーム!おしゃれで過ごしやすい家にしようLIMIA 住まい部
-
鉄骨造のリノベーション。優先事項や注意点を知っておこうLIMIA 住まい部
-
リフォームで押入れは撤去できる?注意すべきポイントや事例を解説LIMIA 住まい部
-
ボロ家は自分で修繕できる?セルフリノベーションで古い家を快適な空間にLIMIA 暮らしのお役立ち情報部
-
玄関階段のリフォーム!より快適な住環境にするための情報を、事例を交えてご紹介!LIMIA 住まい部
-
リフォームで玄関を移動!?大胆に改装してもっと住みやすい家に!LIMIA 住まい部