ロフトのリフォームの方法と注意点。部屋の空間を有効活用しよう!
収納スペースとして、あるいは子供部屋や書斎スペースとしてロフトをリフォームして有効活用したいと考えている人は多いことでしょう。ここでは、ロフトのリフォームを考えるときにあらかじめ押さえておきたいポイントを、いくつかご紹介していきます。
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収納スペースとして、あるいは子供部屋や書斎スペースとして…ロフトをリフォームして有効活用したいと考えている人は多いことでしょう。実際にどんな使い方をしたいかによって、ロフトのリフォーム内容は大きく変わってきます。ここでは、ロフトのリフォームを考えるときにあらかじめ押さえておきたいポイントを、いくつかご紹介していきます。
ロフトのリフォームの流れ
ロフトのリフォームを行う場合、工事の終了まで、リフォーム業者とどのようなやり取りをしていけば良いのでしょうか。おおまかな流れは以下の通りです。
・ショールームの見学、相談
・現況調査(現在の住まいの状況・構造・敷地環境などの調査)
・リフォームプランの提案・見積もりの説明・契約
・工事の着工
・工事の完了、引き渡し
ロフトは建築基準法によって、その定義がきちんと定められています。天井の高さが1.4メートル以下、かつ可動式のハシゴなどで上り下りするロフトは、床面積に加えられないとされているのです。逆に天井が1.4メートル以上あり、階段で上り下りするタイプのロフトは「居室」の一つという扱いになり、住まいの床面積が増えることになります。後者の場合は特に、建物の容積率に関係してくるため、既に容積率がぎりぎりである場合には注意が必要です。ロフトのリフォームを考えているなら、プランやデザインについてはもちろん、そのような専門的なポイントについても分かりやすく教えてくれるリフォーム業者を選ぶと良いでしょう。
お願いするリフォーム業者が決まっていないなら、一括見積もりサイトを利用するのがおすすめです。リフォームに関する意見を家族全員で出し合い、まとめつつ、一括見積もりを取ります。費用やプランを比較しながら、信頼が置けそうな業者をいくつかピックアップし、その上で相談を開始しましょう。どのようなことでも親身になって相談に乗ってくれる、信頼性の高いリフォーム業者と出会うことが、ロフトのリフォームの成功に直結します。
ロフトのリフォーム、成功のポイントは
ロフトのリフォームを計画する際には、完成後の「快適さ」と「使いやすさ」を、事前にしっかりと思い描いておく必要があります。収納スペースに子供部屋に、さまざまな利用方法が期待できる場所だからこそ、末永く使い続けられるロフトづくりを目指しましょう。
ポイント1:快適な空間にするために
ロフトは、室内の高い位置にあるスペースです。そのため、夏になると熱した空気がこもりがちになるという特徴があります。特に注意しておきたいのが、2階の天井板を取り払って設けたロフト。夏には屋根から伝わる太陽の熱で大変暑くなる上、冬には冷気が直に伝わってきて非常に寒くなります。ロフトで年中快適に過ごすためには、熱交換型の換気扇を設置したり、屋根の断熱リフォームを行ったりという工事を、ロフトのリフォーム自体に追加して行うと良いでしょう。
また、ロフトスペースは空気がこもりやすくなります。風通しを良くするために窓を新設するなど、空気を入れ替えるために有効な方法を取り入れることが望ましいでしょう。
ポイント2:空間を有効に使うために
リフォームで子供部屋をつくる場合、ロフトも一緒に設置するとさまざまな利点があります。特に収納に関しては、光るメリットがいくつもあります。お子さんの成長に伴い、子供部屋にはどんどん物が増えていくため、ロフトをつくっておいて有効な収納スペースを確保しましょう。
1つの部屋を2人のお子さんが使い、将来2つの部屋に分けるという予定であれば、それぞれのスペースをまたぐようなロフトを設置しておくという方法も良いものです。将来のお子さんたちの共用スペースになるからです。一緒に勉強したり、2人で使うものをまとめて収納したりと、長い期間有効に使うことができるでしょう。
なお、収納スペース・子供部屋・書斎、どのような使い方をする場合にも、コンセントの設置だけは忘れずに行いたいものです。パソコンや照明器具を使う際はもちろん、掃除機をかけるときなどにも、コンセントは必要になります。
ロフトのリフォームで失敗しないための注意点
ロフトのリフォームを行う際、「はしごの使い勝手」と「暑さ・湿気対策」は必ずチェックしておきたいポイントです。この2点は、ロフトの大きな弱点と言えるでしょう。
末永く快適にロフトを使い続けていくためにも、対策をきちんと講じておく必要があります。特に収納スペースとして活用したいと考えている場合は、何をしまうのか、そしてそれは実現可能なのかを、事前にしっかりと見極めておきましょう。
その1:はしごについて
はしごを使って上り下りをするロフトは、ロフト自体の空間が広々としていても、出入り口の幅が狭いというケースがしばしばあります。また、幅の狭い急なはしご式階段を設置する場合、大型家電・布団など、重さのあるものや大きなものの収納は難しくなってしまいます。
そのため、ロフトに収納したいと考えている物がどんな物なのか、リフォームの前にある程度具体的に想定しておきましょう。出し入れの頻度や重さ、大きさなどを考え、スペースの出入り口の幅やはしごの幅・角度などについて、リフォーム業者にきちんと希望を伝えられるようにしておくと、長く愛用できるロフトスペースに仕上がるはずです。
その2:暑さ・湿気への対策
暑さや湿気がこもりやすいということは、ロフトに足を踏み入れたときに覚える不快感はもちろん、熱に弱い機器類やカビやすいものなどを収納しておきにくくなるという問題点にもつながります。予算やメーカーにもよりますが、屋根に断熱材を入れるリフォームを一緒に行ったり、窓や換気扇を設置したりと、通風対策をしっかりと講じておきましょう。窓を取り付けるなら、太陽光を遮るための工夫も必要になります。
ロフトのリフォーム方法、上手な選び方
「ロフトのリフォームを行ったものの、使い勝手が悪くて活用できていない…」
そのような事態に陥らないためにも、長く愛用できるよう、賢くリフォームプランを選びたいものです。
そのためにも着目しておきたいポイントの一つが、「はしご」です。ロフトの広さや設置場所にもよりますが、取り外しが可能なはしごを取り入れる場合、足をかける部分が細く不安定なつくりになっているケースが目立ちます。収納スペースとして活用したいと考えているなら特に、そのようなはしごでは安全性に不安を感じてしまい、ロフトを使うこと自体が億劫になってしまいかねません。気軽に利用しやすいスペースにするためにも、安全で上り下りしやすいはしごを設置することはとても大切です。
おすすめは、踏み板を用いた階段状のはしご。足をかけたとき、不安を感じずに使うことができます。上り下りしやすく、また家や部屋全体の雰囲気に馴染む建具を用いたはしごを提案してくれるリフォーム業者も、近頃では随分と多くなりました。使いやすく安全なはしごにしてもらえるよう、工事の前にじっくりと相談しておきましょう。
また、コンパクトに折り畳めるタイプのはしごもあります。ロフトを収納スペースとして使いたい場合は、はしごを上り下りする機会が比較的少ないはずです。そのため、折り畳みタイプのはしごを選び、普段はクローゼットなどに収納しておいても良いでしょう。
ロフトのリフォームの費用・相場
ロフトのリフォームは、ただ単に新しいスペースを確保できるという点のみに留まらず、新しく3階を増築する場合に比べてコストを抑えられるという利点も備えています。リフォームでロフトを新設する場合、コストを左右する主なポイントは以下の3点です。
1. ロフトの広さ
広ければ広いほど、総額は高くなります。
2. 設置するもの
コンセントや照明機器などを新たに設置する場合、その分の工事費が上乗せになります。通風のために換気扇や窓を設けたり、屋根に断熱材を入れるリフォームなどを一緒に行ったりする場合も、費用は増加します。
3. 天井板と屋根の間(小屋裏)に十分な高さがない場合
天井板を解体し、新しくロフトの床を設けるという工事が必要になるため、解体費用や断熱工事費用などが加算される場合があります。また、どのような板材を使うのかによっても費用は大きく変わります。
では、ここからは実際のリフォーム事例を見てみましょう。ロフトのみのリフォームに加え、建物全体のリフォームをきっかけにロフトを新設したいと考えるご家族も目立ちます。
具体例1:収納スペースとしてのロフトを新しく設置
リフォーム箇所:ロフト部分のみ
工事期間:5日
工事費用:約40万円
具体例2:書斎としても利用できる、一つの部屋のようなロフトを新設
リフォーム箇所:全面リフォーム(ロフト以外の工事も含む)
工事期間:約2ヶ月
工事費用:約730万円
ロフトの広さに比例して費用も上がっていく傾向にありますが、ロフトのみのリフォームであれば、およそ40万円~100万円の工事費用となるケースが多いです。
工事費用を安く設定しているリフォーム業者の場合、床の補強工事を行ったり、屋根に断熱材を取り入れたりする際に、追加の費用がかかることもあります。信頼できるリフォーム業者に出会うためにも、一括見積もりサイトを利用するなどして、まずは複数の業者をピックアップしてみましょう。その中から、親身になって相談に乗ってくれる業者に出会うことができれば、より満足度の高いロフトリフォームが叶うはずです。
おわりに
ロフトのリフォームは、今ある居住スペースをさらに広げることができる、とても魅力的なものです。子供部屋として新設するなら、すべり台や上り棒などを設置するなどして、お子さんたちの秘密基地のようにつくるのも実に楽しいものです。
収納スペースに、書斎に、子供部屋に…自分たちの家ならではの素敵なロフトをつくってみてはいかがでしょうか。
もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。
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