気分一新！マンションの壁を撤去して広々空間をゲット

マンションに住んでいる方の中には、広々とした部屋で、ゆったりと過ごしたいという方は多いでしょう。しかし、一般的なマンションの室内はスペースに限りがあるので、広い空間を作るためには壁を移動するか、撤去する必要があります。

マンションの壁をリフォームするにあたって、「壁の撤去は、大掛かりなリフォームになるのでちょっと心配」「壁を取ってしまった後に、後悔はしたくない」といった声は多く聞かれます。そこで今回は、失敗しない壁撤去リフォームのポイントをご紹介しましょう。

壁の撤去はリビング周りだけじゃない！

壁を撤去する前には、いくつかチェックしておくべきポイントがあります。以下では、特に押さえておきたい4つのポイントをご紹介していきましょう。

【ポイントその1】構造上問題はないか？管理規約は？

マンションの多くは鉄筋コンクリート造(RC造)です。その構造は、柱と梁を一体化させることで、筋交いや耐力壁がなくても部屋を支えられるラーメン構造と、耐力壁と床で部屋を支える壁式構造の主に2つに分かれます。

ラーメン構造は低層から高層まで対応でき、多くのマンションで採用されています。部屋の中に耐力壁がないので、比較的自由に間取りを変更できる構造となっています。

一方で、低層マンションに多く用いられている壁式構造の場合は、部屋に耐力壁があるため、壁撤去リフォームができないことがあるので注意が必要です。

また、マンションは一般に躯体部分に及ぶ工事ができないことが多いですし、リフォームに関して管理規約で細かく決められている場合があります。工事の契約をした後に、「構造上、または、管理規約上リフォームができない」とならないように、必ず事前にチェックしておきましょう。

【ポイントその2】壁・床・天井の統一感は？

例えば、リビングと和室の間仕切り壁を撤去した場合、床や壁、天井の材質が違うため、ただ壁を取っただけではチグハグで落ち着かない印象になってしまうこともあります。やはり統一感を持たせた方が、より広い空間を演出できますし、スッキリした印象になります。壁撤去後に床や壁、天井の内装工事も必要か否か、必ず確認しておきましょう。

【ポイントその3】コンセントやスイッチの位置は？移設は必要？

意外と忘れがちなのが、コンセントやスイッチの存在です。生活スタイルと家具の位置を考慮して、使いやすい位置に移設しておきましょう。また、移設の際には壁撤去工事とは別に、電気工事が必要となるので要注意です。

【ポイントその4】仮住まいの必要は？

壁の撤去リフォームは、床の張り替えや電気工事なども必要になることがあり、大掛かりな工事となる場合があります。工事期間についても、長いと1ヶ月近くかかる可能性もあるでしょう。その間はもちろん、養生シートで覆われるなどして、部屋が使えないこともあります。

仮住まいが必要なのか、必要だとしたらどの程度の期間かなど、事前に確認しておきましょう。

こんなはずじゃなかった！デメリットも要チェック

壁撤去リフォームのメリットは、やはり広い空間の確保です。そして、生活動線の快適性向上、採光性アップも魅力です。

しかし、部屋が広くなったことで熱効率が悪くなることがあります。「空調が効きにくくなった」「電気代が上がってしまった」などという声も聞かれます。また、壁がなくなってしまったことで「ソファの置き場所がなくなってしまった」「収納場所が少なくなってしまった」などの悩みが生じる可能性もあるでしょう。

現在の電化製品で対応可能か、家具の置き場所は確保できるかなど、事前に生活をイメージしておくと安心です。

おわりに

「中古のマンションを購入した」「家族やペットが増えた」「趣味を見つけて生活スタイルが変わった」など、マンションの壁撤去で間取りを変更する理由は人によってさまざまです。

マンションの壁撤去リフォームで間取りを変更したいのであれば、まずは管理規約を確認しそもそもリフォームが可能かどうかを確認しましょう。リフォームが出来ることを確認したうえで、一括見積を利用し、適正な価格でリフォームを行いましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。